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AQB59 レストランをめぐるグルメのめくるめくメルクマール (早口言葉)

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2024年 03月 18日

Gault Millau UAE 2024

 ゴーミヨのUAE…は、これで3年目だそう。

 お馴染みのシェフオブジイヤーは、
CHEF OF THE YEAR: Saverio Sbaragli, Al Muntaha

 主だった賞では、
PASTRY CHEF OF THE YEAR: Christophe Devoille, Atlantis The Royal
SOMMELIER OF THE YEAR: Samuel Lacroix, Burj Al Arab Jumeirah
RESTAURANT MANAGER OF THE YEAR: Jonathan White, Dinner by Heston Blumenthal
FUTURE GREAT OF THE YEAR: Spencer Metzger, Row on 45

 UAEらしく…か、NON-ALCOHOLIC OFFERING OF THE YEAR…なんて賞もある。

 評価では、
 
4帽:
Al Muntaha, Burj Al Arab Jumeirah
Ossiano, Atlantis, The Palm
Trèsind, Studio St. Regis Gardens

3帽:
Dinner by Heston Blumenthal, Atlantis The Royal
L’Atelier Robuchon, DIFC
Ristorante L’Olivo at Al Mahara, Burj Al Arab Jumeirah
Row on 45 Grosvenor House Dubai, A Luxury Collection Hotel
STAY by Yannick Alleno, One&Only Palm Jumeirah

 となっている。

 ミシュランでは、UAE版ではなくDubai版…なのだが、わりと評価は食い違い、ミシュランのTop3(2つ星)である、
Trèsind は4帽
STAY は3帽
Il Ristorante - Niko Romito は1帽
 となっている。




# by aqishii | 2024-03-18 18:05 | Gault Millau | Comments(0)
2024年 03月 15日

米芝蓮指南 2024 香港/澳門

 ミシュランガイド香港マカオ版、14日に発表。16年目。

 昨年は『ta vie』花火が打ちあがったりめでたかったのだが、今年は静か。
 …というか、「2024」版全体に割りと見られる感じがするのだが、やや厳しめの「整理」が、香港/澳門でも。
 3つ星1軒減・2つ星変わらず(3増3減)…となっている。
 まあ昨今のミシュランは「セレクション」という、0つ星相当…みたいのんを押し立ててるんで、その影響もあるか。

 新2つ星昇格の2軒『Noi』『淮揚曉宴』は、ともに昨年新1つ星からの「ホップ・ステップ」で、まあ注目店と言えそう。
 Noiはイタリアン、そのうち8 1/2と入れ替わるんちゃうか?(笑)
 淮揚曉宴はその名の通り、澳門にありながらの淮揚菜…ということで、どのくらいどうかな?
米芝蓮指南 2024 香港/澳門_e0254271_11000886.jpg

新1つ星は、
新規:
Cristal Room by Anne-Sophie Pic
Feuille
Racines
Chef Tam's Seasons (マカオ)
Sushi Kinetsu (マカオ)
昇格:
Mora
The Legacy House
 …と、これも少な目。


●3つ星
 Caprice
 8 1/2 Otto e Mezzo BOMBANA
 L’Atelier de Joel Robuchon
 米芝蓮指南 2024 香港/澳門_e0254271_11012915.jpgSushi Shikon
 譽瓏軒 Jade Dragon (マカオ)
 Robuchon au Dome (マカオ)

●2つ星:香港
 潤 Rùn
 Amber
 L’Envol
 天龍軒
 Tate Dining Room
 Arbor
 Octavium
 Noi ↑

●2つ星:マカオ
 The Eight ↓
米芝蓮指南 2024 香港/澳門_e0254271_11025596.jpg Alain Ducasse at Morpheus
 風味居
 永利軒 Wing Lei
 泓
 淮揚曉宴 The Huaiyang Garden ↑


 2つ星『川江月 Sichuan Moon』が消えたが、永利皇宮のサイトの表現によると、
「川江月暫停營業以進行升級工程」
 だそうで、まあどんなニュアンスかなあ。川江月の料理自体は素晴らしかったが、「カジノホテルに、コレ、要る~?」感を漂わせながらのダダ空き…ではありました。
 同じく2つ星『Ecriture』はコロナ禍的な閉店のよう。

 『新同楽』は降格。
 他のオールドネーム系を眺める(笑)と、富臨唐閣麗晶軒あたりはイイ目を見、福臨門・文華・家全七福・香宮・夏宮嘉麟樓あたりは1つ星で新同楽と並んだ。
 利苑・港灣壹號・天寶閣・國金軒陸羽茶室…あたりが、セレクション。…香港なんかの食べ歩きでは、ミシュランのお役立ち度はまあ限定的であるw。

米芝蓮指南 2024 香港/澳門_e0254271_11102262.jpg
 「店が多過ぎて評価しきれない」「自分たちが下した評価に、以後、呪われる傾向」などは、日本版と共通したところの多い版…かなあ。


 各賞に、
服務大獎:容麗雅 - 彤福軒
侍酒師大獎:五嶋慎也 - Godenya
年輕主廚大獎:蔡明輝 - 摩

 Godenyaは「一皿の料理に、一つの日本酒を合わせる」日本酒ペアリングレストラン。

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# by aqishii | 2024-03-15 11:11 | Michelin | Comments(0)
2024年 03月 14日

51-100 : Asia's 50 Best Restaurants 2024

 Asia's 50 Best Restaurants 2024の、51位から100位までが発表された。
 「見たい方の順位が先に開く」という謎システム、健在(笑)。

 51-100位の50軒中、「New Entry」店は12軒(25軒→17軒→12軒)。
 一昨年から半減…何だろう?、投票者が安定的な時期なのかも。

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 そういえば、「OAD」のランキングの方が、2021年から「Japan」と「Asia」を分離したんで、日本のレストランがかなりのボリュームをもって海外店と直接に競う…のって、今は、まずこの「Asia 50Best」なんだよね~。
 ファイタータイプのシェフたちにとっては、けっこー、気になるランキングなのかもしれない(笑)。
 客側は、、、あんま、そんなことないけど(^^;)。
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 ↑ は、昨年同様。

51-100 : Asia\'s 50 Best Restaurants 2024_e0254271_11390180.jpg
52 Xin Rong Ji, 香港 ↑
53 Jaan by Kirk Westaway, Singapore
54 Ms. Maria & Mr. Singh, Bangkok
56 Dewakan, Kuala Lumpur
57 Zén, Singapore ↓
58 Crony, 東京 new↑
59 Jade Dragon, Macau
60 鮨さいとう, 東京 ↑
61 Americano, Mumbai
62 Eatanic Garden at Josun Palace, Seoul
63 Blue by Alain Ducasse, Bangkok ↑
64 Born & Bred, Seoul
65 Solbam, Seoul new↑
66 すぎた, 東京
67 L'évo, 富山 ↑
68 Vea, 香港 ↑
51-100 : Asia\'s 50 Best Restaurants 2024_e0254271_11412077.jpg69 Maz, 東京 new↑
70 The Bombay Canteen, Mumbai new↑
71 Estro, 香港
72 Thevar, Singapore
73 Nae:Um, Singapore
74 Peach Blossoms, Singapore new↑
75 Summer Pavillon, Singapore
76 明寂, 東京 new↑
77 Ministry of Crab (Colombo)
78 Xin Rong Ji (Nanyang Road), 上海 ↑
79 Comorin, Gurugram ↑
81 Mustard Seed, Singapore new↑
82 Cloudstreet, Singapore ↓↓
84 Metiz, Manila ↓
85 Refer, 北京 ↓
86 Ensue, 深圳 ↓
51-100 : Asia\'s 50 Best Restaurants 2024_e0254271_11433700.jpg88 Godenya, 香港 ↑
89 Kwonsooksoo, Seoul new↑
90 Haoma, Bangkok new↑
91 Alla Prima, Seoul new↑
92 Wana Yook, Bangkok
93 Côte by Mauro Colagreco, Bangkok
96 Ultraviolet by Paul Pairet, 上海 ↓
97 Lamdre, 北京 new↑
98 Ekaa, Mumbai
99 Fu1015, 上海
100 Howard's Gourmet, 香港 new↑

 えーと、明寂もCronyもHommageもKwonsooksooもいるし、きっと「1-50位」より美味しいんじゃないかな(謎)。(笑)

 50軒中、ソウルの店が5軒まで増えた。いい傾向…ではあるのだが、コレは、今年の「発表会場」がソウルであるため、、、だなあ、きっと。

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# by aqishii | 2024-03-14 11:44 | 50 Best | Comments(0)
2024年 03月 13日

バンコクの100ベスト・レストラン 2022.2023

 Top Tables : Bangkok’s 100 best restaurants のランキングだが、2021版は多分コロナでパス、2022版で復活、2023版も出てた。
 ので、まとめて。

 2023年版首位は、話題の店『Baan Tepa』(2020オープン)、なるほど、こーゆーランキングでもキテるのね♪

 ランキング順位は、「2023版/2022版」で。

バンコクの100ベスト・レストラン 2022.2023_e0254271_11074635.jpg
01/--. Baan Tepa ↑
02/01. Côte by Mauro Colagreco
03/03. Sorn
04/02. Suhring
05/15. Samrub Samrub Thai
06/--. Haawm ↑
07/--. Clara ↑
08/14. Aksorn
09/10. Jhol
10/--. Acqua ↑
11/20. Potong
12/16. Canvas
13/08. Haoma
14/09. Canvas
15/--. Nusara ↑
16/05. Gaa
17/--. Aromkwan ↑
18/06. Sushi Masato
19/--. Wana Yook ↑
20/04. Mia
21/--. Kate's Place ↑
22/--. Maison Dunand ↑
23/--. Mezzaluna ↑
バンコクの100ベスト・レストラン 2022.2023_e0254271_11093249.jpg24/--. Small Dinner Club ↑
25/07. Resonance
26/18. Le Normandie
27/24. Ojo
28/--. Chef’s Table ↑
29/--. Inddee ↑
30/22. Le Du
--/11. Ginza Sushi Ichi
--/12. Brasserie Palmier
--/13. El Willy
--/17. Saawaan
--/19. Cadence


 このランキング、まあ「新しい店好き」で「順位激動型」で…とクセはあるけど、バンコク食べ歩きにはイイ情報元の一つでしょか。
 徒らにJay Faiを持ち上げたりしない…あたりも、イイしw。

 ちなみに、ミシュラン2つ星勢の中では『R-Haan』だけが、2022.2023ともに、30位内入りしていない。
 Asia50Bestの「アジア」首位である『Le Du』が30位…というのも、ちょっとオモロイ。

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# by aqishii | 2024-03-13 11:09 | Guide : Asia | Comments(0)
2024年 03月 08日

レプソルとミチェリン 2024

 (昨日の項を記しながら)そう言えば、スペインのミチェリンとレプソルはほぼ似た3つ星システムが一国内で並立している珍しいパターンだな、と。
 タイヤ屋の3マカロン、と、ガソリン屋の3太陽。
 タイヤはともかく、ガソリンとか先行き心細いか…と思うとさにあらず、レプソルはガス・ガソリンを束ねる巨大エネルギー産業。従業員も、ミシュラン11万人には負けるが4万人を誇る。ぶっといスポンサーである。

レプソルとミチェリン 2024_e0254271_17083672.jpg
 そんなワケで、割と、直接比較が出来る面白い例。

ミチェリン(マカロン):
1つ星 224軒
2つ星  32軒 11.8%
3つ星  15軒 5.5%
計   271軒
※推薦 766軒

レプソル(太陽):
1つ星 552軒
2つ星 168軒 22%
3つ星  44軒 5.8%
計   764軒
※推薦 1453軒

 …と、改めて見ると、レプソルの方が、2~3倍程度「大きい」ガイドとなっている。
 面白いことに、星付き店中の最高位3つ星…の割合は、5.5%/5.8%と、両者ほぼ共通。
 2つ星は、レプソル寛容・ミチェリン狭量…な数。

 2つ星以上…の店の絶対数で見ると、ミチェリンは50軒弱・レプソルは200軒強…となる。
 「少ない選択肢からさっさと意思決定」しやすいのはミチェリン、「実力伯仲時代の情報収集」しやすいのはレプソル、って感じか。
レプソルとミチェリン 2024_e0254271_17101108.jpg

 3つ星で、マカロンと太陽を見比べてみる。
・ミチェリンの3マカロン店15軒は、全て、レプソルの3太陽44軒に含まれている
・レプソルの3太陽店中、17軒は、ミチェリン2マカロン
 …ときて、やはり面白いのは、

・レプソルの3太陽店中、12軒は、ミチェリン1マカロン
 だろう。両ガイドで「意見の割れる」12軒…だ。すなわち、
Can Jubany (Calldetenes, Barcelona)
Via Veneto (Barcelona)
Ricardo Sanz Wellington (Kabuki Wellington) (Madrid)
Corral de la Morería (Madrid)
La Salita (Valencia)
Elkano (Getaria)
レプソルとミチェリン 2024_e0254271_17122351.jpgMaca de Castro
 である。
 KabukiやVenetoあたりは“何となくわかる”感もあるが、Etxebarri, Elkano, Casa Gerardo, Solla…といった「偉大な店」勢やAlkimia, Nerua…といった(いまだ)注目のイノベイティブ店もある。
 まぁしかし、眺めてると「ミチェリンの感じ」ってのは伝わってくる気はする。スペインのミチェリンって、ギドミシュランの大昔の雰囲気を、割りと残してるっぽいし。

 まあしかし、こんな比較をする気になってきたのは、ミチェリンが2018年Aponiente以降、地方の評価を積極的に行うようになってきたから…というのは、言えるかなあ。
 2017年のミチェリン3マカロン…なんて、バルセロナ・バスク・マドリードの他はキケダコスタだけ…だもんw。





# by aqishii | 2024-03-08 17:13 | Guide : Spain | Comments(0)