AQB59 レストランをめぐるグルメのめくるめくメルクマール (早口言葉)

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2017年 10月 19日

Good Food Guide 2018

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 オーストラリアの「Good Food」のレストランガイド2018版が発表された。
 ん~、昨年まではNew South WalesとVictoriaでバラバラと発表されてたような印象だったが、全土版でバーンと出すようになった…のかな?

 主なアワードを見てみると、

Restaurant of the Year - Attica
New Restaurant of the Year – Saint Peter, New South Wales
Chef of the Year -Daniel Puskas, Sixpenny, New South Wales
Regional Restaurant of the Year – The Agrarian Kitchen Eatery & Store, Tasmania
Legend Award - Jeremy Strode 1964-2017
Young Chef of the Year - Kylie Millar, Attica, Victoria
Service Excellence Award - Nikki Friedli, Africola, South Australia
Food For Good Award - Orana Foundation, South Australia
Bar of the Year - Arlechin, Victoria
Sommelier of the Year - Raul Moreno Yague, Osteria Ilaria, Victoria
Wine List of the Year - Aria Brisbane, Queensland
Regional Wine List of the Year - The Summertown Aristologist, South Australia

 レストランオブジイヤーは4年ぶりにアッティカ。
 また、ヤングシェフもアッティカから女性シェフKylie Millarが選ばれている。
 新レストラン「Saint Peter」はシドニー郊外、AUSTRALIAN FISH EATERYを名乗り魚に特化、メニューは日替わり…という感じらしい。サステナビリティを謳うだけあって、尾頭付きの皿もあるよう。メモメモ♪

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 レストラン・ランクは、

●THREE HATS
 NEW SOUTH WALES:Quay, Sepia
 QUEENSLAND:Urbane
 VICTORIA:Attica, Brae, Minamishima

●TWO HATS (NEW SOUTH WALES)
Aria,Automata, Bennelong, Bentley Restaurant & Bar, Biota Dining, The Bridge Room, Cirrus, Est., Ester, Firedoor, Fleet, Fred's, Icebergs Dining Room & Bar, Lucio's, LuMi Dining, Momofuku Seiobo, Monopole, Mr. Wong, Muse Restaurant, Ormeggio at The Spit, Oscillate Wildly, Pilu at Freshwater, Porteno, Restaurant Hubert, Rockpool Bar & Grill, Saint Peter, Sixpenny, Tetsuya's

●TWO HATS (VICTORIA)
Cutler & Co., Dinner by Heston Blumenthal, Estelle by Scott Pickett, Ezard, Fen, Flower Drum, Grossi Florentino Upstairs, Igni, Kuro Kisume,Lake House, Lume, O.My, Provenance, Rockpool Bar & Grill, Rosetta, Saint Crispin, Spice Temple, Ten Minutes by Tractor, Vue de Monde, Woodland House

●TWO HATS (QUEENSLAND)
Aria Brisbane, Esquire, Gerard's Bistro, GOMA Restaurant, Stokehouse Q, Wasabi

●TWO HATS (AUSTRALIAN CAPITAL TERRITORY, SOUTH AUSTRALIA, TASMANIA, WESTERN AUSTRALIA)
Aubergine, Ottoman Cuisine, Hentley Farm, Magill Estate Restaurant, Restaurant Orana, The Agrarian Kitchen Eatery & Store, Cullen Wines, Vasse Felix

 ブリスベンの「Urbane」の3帽は昇格かなあ? ピシっとしてそうな店。
 The Bridge RoomとVue de Mondeは1ランクダウンとなった。

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# by aqishii | 2017-10-19 10:56 | Guide : Australia | Comments(0)
2017年 10月 18日

最強の香港と盾 (10)

 9月末は香港へ。
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香港流行指標 (vs.2010)

 7年ぶりの香港だったことになる。
 折角だから、目立って目についたこと・気付いたことをメモっとこ。(毎月/毎年…のように行ってるヒトだとかえって気付かないかもしれないしw)
 勿論、「たまたま」なこともあろうし「立ち回り先」によるものもあろうけど。

●フォアグラ↓・トリュフ→・松茸↑・和牛↑
 広東料理店のフォアグラ、減った~。ガクッと見なかった。
 …という印象は、2010年時の「なんで何処もかしこもみんなフォアグラなんだ~!?」という驚きの反動ということもあるが。
 かわって、「松茸と和牛を炒めて出しとけば、ナウい高級店の俺、OK…」な温度。
 ま、松茸は季節もあるかな。和牛は「A5」まで名乗る日本産と豪州産が入り混じる。「日本的なもの崇拝」は昔からある気質だけど、イマ最強かも…。
 そうそう、松茸も関わるが、青蔵産や雲南産の数々の茸の流通・使用頻度が上がった気がする。松茸はともかく、いいバリエーションが広がった感じ。
 (まあフォアグラはフランスの鳥インフル絡みかもしれないが)

●ワイン↑
 高級店の飲み物がワインになった感じ。
 …いや、ワインは何十年もフツーの飲物ではあるが、あたかもワインが高級店の「デフォ」みたいになった温度感…を感じた。80年代香港におけるブランデー…みたいだ(笑)。
 ハンドリングもとても手馴れている。

●フカヒレ↓
 これは世界潮流をそのまま映す。N師匠のお言葉によると、
「何年か前から、魚翅はホテルのレストランのメニューから完全に姿を消しました.福臨門か家全七福へどうぞ」
 とのことだ。
 それで思い出すのが、ソウル五輪時にソウルの目立つ場所から狗肉屋が排除された故事。東京五輪を迎える日本はノホホンとホテルでフカヒレを出し続けていて大丈夫なんだろうか(笑)。

●珈琲↑・クラフトビール↑
 ま、これも世界潮流か。
 なきゃないでいいんだけど、あれば食後の散歩には珈琲ブレイク…という我が家にはありがたい。The Cupping RoomのChan Kwun HoがWBCのファイナリストになる…などあって、スペシャリティ&サードウェーブ世代は意気軒昂なようだ。
 香港産クラフトビール、も勿論。ググれば、「2012年1社→2016年13社」とか出てくる。

●ラーメン↑
 日本のラーメン。…いや、昔から、多いですよ。ね。多い、けど、今回の印象は「気が狂ったように多い」(^^;)。そして熱い。
 「港灣壹號」のサービスの若者K君が「日本に行く目的? もちろんラーメンです、それとツケ麺!」と言った時の目の輝きは忘れられない(笑)。もし我々がラーメナーだったら、日本のラーメンについて語り合いたかったろうなあ。でも俺ら、ほとんど食わないから(^^;)。

●香港シャツ(襟付)↓・小鳥みくじ↓
 これはもう書いたけど、廟街でホントにびっくりした(^^;)。
 アスコットチャンで作るシャツもいいけど、廟街のイカれたシャツこそ、香港でしか買えないものだったのになあ。コレは、減った…というより、全滅。
 九龍城なみの、文化の喪失(笑)。



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# by aqishii | 2017-10-18 12:23 | 美味しい日々 | Comments(0)
2017年 10月 17日

コラボ [Anis x AKAME in Tokyo]

 先週の話。
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 台湾の「AKAME」ってのがヤバイらし~、、、ってのがどっかからソヨソヨと聞こえてきてた…
 …ところに、いつものSさんから
「AKAMEが来ますってよ♪」
 との知らせ。
 えー!
 それは行かなくちゃ♪

 で、招聘は初台「Anis」でコラボイベントとして挙行される、とのこと。
 実はこの[Anis x AKAME]は相互イベントで、既に7月…だっけかな、@台湾編が催されている。
 その@東京編がこの10月の3日間。
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 [Anis x AKAME in Tokyo]
 *ほろほろ 四角豆・つるむらさき・とろとろ玉葱・ルバーブ
 *うずら 台湾スパイス塗り焼 台湾うど
 *沖縄仔豚 蕪・ケール
 *豚肩とソーシソン 竜眼・ナスタチウム・花・台湾の豆煮
 *和牛 牛蒡・クレソン・人参
 *えぞ鹿 台湾ぶどう・大根・わさび菜
 *愛玉子・鬼灯のコンポジション
 +Sparkling Wine Extra Brut / 安心院ワイン
 +16 Shikishima 甲州 酒石酸無濾過
 +14 Beau Paysage Kurahara Nuage
 +15 ふらみんご ピノ・ノアール カーブドッチ
 +15 Mizu no Aya Domaine Chaud
 +15 Milieu rouge Cave D'Occi
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 初台駅からとろとろ歩く。アニスの幌が見えてくる、と、軒先にチロチロと火が見える。オヨヨ。その火に、何ともじゅるじゅるな肉たちがかざされている。都会に野趣が降ってきた♪
 その火を操っている屈強な浅黒い偉丈夫、それがAlex Pengシェフ。一瞬、「格闘技か?」と思う(笑)。
 Alexは台湾原住民・ルカイ族(魯凱族)の人で、ルカイの料理をベースに展開しているそう。店は屏東縣にあり、我々のようなものに簡単な説明は「高雄からずっと山の方に入ったとこ」。
 (ところで後ググリだが、ルカイ族は約12000人。この人口規模は、ネパールのタカリ族と大体同じだ…と、我が家だけ盛り上がる符合(^^;))

 本コラボは、アニス恒例の肉の祭典「MEATing」の特別編…という位置付けでもある。位置付けというか、その形式で。
 前菜etc.は抜きで肉焼き料理が6品、おんどれらを襲う(笑)。交互に、清水シェフ3品・Alexシェフ3品。

ほろほろ [Anis]
 肉焼きの俊英・清水シェフらしい、思わず「ほろほろ離れした…」と言ってしまう(^^;)くらいの美味しいほろほろ。ガルニ群もトロトロの玉葱はじめピッタリ。
 ワインは田辺公一ソムリエ(ウチにはラス・コルクで馴染みの)で、「本日はAll Japanです♪」…と安心院のシャンパンスタイル泡。
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うずら [AKAME]
 本日、来た時から軒先で誘っていた色っぽい姿が今! めっちゃくちゃ旨い。腿・胸が供されるが、へべは「こんな魅力ある胸は想像したことなかった」。
 かなり長時間かけた焼きだが、実にダイナミック。低温・長時間的な「ノッペリ感」とは無縁。
 烏山椒や台湾五葉松エキス…などかな、塗り焼き。台湾ウド。
 Shikishima 甲州は酒石酸が無濾過で瓶底にゴロっと結晶している。甲州らしいんだけど甲州離れした存在感が、「なるほど鶉にかァ」なペアリング芸。

仔豚 [Anis]
 沖縄仔豚。ケールと蕪が3種…かな、この蕪もウマイ。
 ボーぺサージュってソービニヨンブラン作ってるんだあ…の蔵原雲は、ケールも頭に入れて。
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ぶた [AKAME]
 肩肉ロティとこっちで仕込んだソシソン…これがイイわ~、個性的で魅惑あり、向こうでは豚血を使うところをレバーで代用…など、「まんま」では無いそうだけど。肩肉はBBQな愉しみ。
 竜眼ピュレもばっちり、モロに竜眼でなく肉に合わせて腰を落とした感じに仕立てている。
 ふらみんごピノ…は、これはピノらしさで合わせてくる。

和牛 [Anis]
 焼き牛蒡(香り高い)と大ぶりなクレソンが、シンプルに牛を上げる♪
 新潟のカベソが、牛・牛蒡にもうひと色を。
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えぞ鹿 [AKAME]
 軒先でぶらんぶらんと辺りを睥睨していたアイツが掉尾を飾るw。
 Alexの肉は、ガキっ・ガチっ…と来るのに、何故か軽い。チアフルな動的な食感だ。台湾葡萄の使い方も、「こなれた」印象を受ける。
 カーブドッチ、Milieuは呑んだことあったなあ、新潟メルロー主体。

デザート
 愛玉子・鬼灯で台湾ワールド。「オマケ」的でなくて、かな~り美味しかった♪
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 コラボは一側面としてショーケース性を持つものであるが、「AKAME」が見せてくれた魅力にはクラクラ。
 根っ子のある料理が、ピンとした調理の中に揺らぎやヘテロ性をもって「野趣」のような流れのある感覚を食べる客に訴えてくる。
 現地で、山ん中のイングレディエンツと、どうしてああしてこうして格闘して戯れあっているか、実感してみたいものでありんす♪




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# by aqishii | 2017-10-17 22:01 | 年代記(総合) | Comments(0)
2017年 10月 16日

カリフォルニア北部で山火事

 一般ニュースでも大きく取り上げられ、ワイン系サイトに詳しいので、此処には簡単に書き止めだけ。

 山火事は1週間以上経過し死者40人を越える史上最悪規模となったが、未だに鎮火していない。
 ナパ・ソノマでは数多くのワイナリーにも被害が及んだ。
 程度は色々だが、LA Daily Newsは、
NAPA:Darioush Winery, Hagafen Cellars, Helena View Johnston Vineyards, Mayacamas Vineyards, Paras Vineyard, Patland Estate Vineyards, Pulido-Walker’s Estate Vineyard, Robert Sinskey Vineyards, Roy Estate, Signorello Estate Vineyards, Sill Family Vineyards, Stags’ Leap Winery, VinRoc, William Hill Estate Winery
SONOMA:Ancient Oak Cellars, Chateau St. Jean, Gundlach Bundschu Winery, Nicholson Ranch, Paradise Ridge Winery, Sky Vineyards,
MENDOCINO:Backbone Vineyard & Winery, Frey Vineyards, Golden Vineyards, Oster Wine Cellars
 の被害状況を伝えている。
 また、直接の火災以外に「スモーク・テイント」と呼ばれる煙害も心配される。
 ついでに触れられているところで言えば、欧州:仏伊西も今年は悪天候により生産量1~2割減となっており、ワインの品薄・高騰…などが予想される。そうな。

 北米大陸における山火事は当然起こる自然現象の一つで重々承知の出来事、…でこれだけやられてしまうのだからホントにエクストリームな火事なんだろうなあ。
 「フレンチランドリー」は、山火事による停電での休業が多少あった、そう。



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# by aqishii | 2017-10-16 13:35 | ニュース(海外) | Comments(0)
2017年 10月 15日

シンガポール「アンドレ」、閉店へ

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 André Chiang 江振誠シェフは、シンガポール「アンドレ」の2018年2月14日(バレンタインかw)の閉店を発表したそうだ。それに先立ち、ミシュランの2つ星も返上とのこと。

 今後については、出身国台湾へ戻り「RAW」で後進のフォローにあたる…という穏当なとこまでは表明しているw。
 41歳になるようだ。年齢は、Oud SluisのSergio Hermanの「一旦リセット」を思い起こさせる感じ、か。

 アンドレの「フィロソフィー」について考えれば、台湾へ戻ることは、真っ当な針路に見える。
 また「RAW」についてもアンドレは出版されるだろうミシュランガイド台湾への不掲載を求める意向のようで、この辺りも彼の「フィロソフィー」との関わりが感じられる。

 いずれにしても、アジアのシーンにとっては大ニュースであり、一応「決定の発表」の形ではあるが、我々多くの客にとっては「そんでそんで…次は?」が本音の感想であろう(^^;)。

 ま、それはともかく、「RAW」の予約はマトモにゃあ滅多に取れませんからにー(^^;)。





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# by aqishii | 2017-10-15 12:01 | ニュース(海外) | Comments(0)
2017年 10月 12日

Guide Michelin Suisse 2018

 ミシュラン・ガイド、スイス版2018年の内容が報じられた。

 3つ星に変化無し。

3つ星
 Restaurant de l'Hôtel de Ville
 Schloss Schauenstein
 Le Cheval Blanc

2つ星
St. Gallen - Einstein Gourmet (new)
Wigoltingen - Taverne zum Schäfli (new)
Basel BS – Stucki
Satigny GE – Domaine de Châteauvieux
Samnaun GR – Homann’s Restaurant
Champfèr GR – Ecco St. Moritz
Vals GR – 7132 Silver
Le Noirmont JU – Georges Wenger
Hägendorf SO – Lampart’s
Steinen SZ – Adelboden
Ascona TI – Ecco
Cossonay VD – Le Cerf
Lausanne VD – Anne-Sophie Pic
Brent VD – Le Pont de Brent
Sierre VS – Didier de Courten
Zermatt VS – After Seven
Küsnacht ZH – RICO’S
Zürich ZH – Ecco Zürich
Zürich ZH – The Restaurant

 新2つ星が2軒、どちらもドイツ国境寄りの東スイス・ボーデン湖近くから。サイトを見る限りではカッチリした印象。
 「Bumanns Chesa Pirani」が閉店・「focus」がシェフ変更などで休店…により、2つ星総数は2増2減で変化無しの19軒。

 新1つ星には14軒。

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# by aqishii | 2017-10-12 15:27 | Michelin | Comments(0)
2017年 10月 09日

最強の香港と盾 (9)

 9月末は香港へ。
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[AQ!]
 スーツケースを転がして中環站~香港站へ。そう、香港と言えばエアの「インタウンチェックイン」がある。そやった、そやった♪、これはラクだ。
 カウンターはガラガラ、荷物を預けて身軽なボクら。…は、ボンヤリと小腹くらいは空いてくる。
 本日帰途は深夜便なので、夕飯も含めまだまだ時間はあるのだ。
 そこでフワンと浮上してくるのが「Ying Jee Club」の名前。

 話を3日前に巻き戻す。
 香港上陸・香港站に着いた我々は、マックの雲呑を求めて国際金融中心から南に向かったのだが、干諾道中を渡りながら道を眺めてる時に気付いたのだ、「Ying Jee Club 營致會館」の看板。
 へ~、こんなとこにあるんだね、インジークラブ。香港/中環駅からすぐだねえ。わかりやすいねえ。

 話を10日前に巻き戻す。
 香港の最新事情を眺めていた我々は「この秋、試すべき新店」という記事にあった一軒、「Ying Jee Club」という名前に注目していた。
 シェフの蕭顯志(Siu Hin Chi)は唐閣・Duddell’s…と歴任してきたらしい。店は8月にオープンしたばかり、まだ1ヵ月のホヤホヤのニューカマーである。

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 …という訳で、「Ying Jee Club」という名前は一応チェックしていたのだが場所も調べてはいなかった…のだが、香港に着くなりボクらの前に姿を現して…いた店なのである。
 その「奇遇さ」に、若干、心が動く。
 それと、この夜は当初、煲仔飯にしようか麺類にしようか…と大衆枠を考えていたのだが、昼にご馳走をいただいての夜にいざなってみると、 むしろ「高級店で控え目の注文」の方がお腹への負担は軽い…ということは、あるっちゃ、ある。
 ま、そんな理屈も持ち出されて来て、足は「Ying Jee Club」へ向かうのであった。

 ところで「日曜の中環」である。
 これは「相変わらず」であるが、もう其処此処でフィリピン人メイドさんたちの野外大宴会。長い空中通路を果てしなくビッシリと宴会が埋めている…ってなとこも。
 「Ying Jee Club」周辺でも、皆さん、盛り上がってる。店は干諾道中に面するビルに入っている。
(で、後ググリで気付いたのだが、この「Ying Jee Club」店舗物件なのだが、旧「聘珍樓中環店」なんよ。ググって気付いた…というか、現時点でもストリートビューを見ると「聘珍樓」の看板がかかって写っているのであるヨ。2017年初頭にはまだ聘珍樓だったよう)

[へべ]
 雨まじりの国慶節の日曜日。中環の恒生銀行ビル周辺、2階レベルの屋根付き通路は、休日を楽しむフィリピン女性のみなさん(昔はメイド業が主流でしたが…今はどうなのかしらん?)で大にぎわい。
 持ち寄りのおかずなど広げてさんざめいている、その横をすり抜けて、帰りぎわの駆け込み「もう一食、ちょっと食べたいな」ということで噂の新店へ。

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 *松露皮蛋 マイクロ棒棒鶏
 *XO醬紅葉牛腱粒
  Marinated diced beef shin with jelly fish and homemade spicy sauce
 *螺頭竹絲雞燉鮮鮑魚
  Double boiled fresh abalone with sea whelk, silky chicken and Yunnan ham soup
 *珊瑚露筍乳鴿脯
  Stir-fried sliced pigeon with asparagus and crab coral
 *肘子扒時蔬
  Braised seasonal vegetables with Yunnan ham
 *桂花雪膠燉萬壽果
  Double boiled papaya with dried snow gum and osmanthus
 *陳皮蓮子紅豆沙
  Sweetened red bean cream with lotus seed and mandarin peel
 +12 Delta Vineyard Hatters Hill, Pinot Noir

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[AQ!]
 この店、外観の押し出しは大したことない。料理写真なんか貼り出してあったりして、気取らない…というか、威張りは無い・カッコ良くは無い。
 だが、入店して2階に案内されると、夜のサルはかなりバリっとした印象で、洗練されカッコ良い(笑)印象となる。
 オープン1ヵ月・日曜夜19時・国慶節…がどう影響してるかわからんけど、空いている。ボクら周辺はボクらだけ。後から、ポツポツ数組。

 アミューズにひと口:トリュフ皮蛋とピリ辛鶏。今回の香港、アミューズらしいアミューズが出たのって、此処だけだった。身体が馴染んでる段取りなせいか、やりやすい。

[へべ]
 のっけから珍しいことに、アミューズが登場。マイクロ棒棒鶏と、皮蛋トリュフ湯葉…といったところか。
 どちらも巧みで、食欲をそそる。

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[AQ!]
 菜單はなかなかの手厚さ。高級乾貨・高級素材については「何でも応えてやるぜ」調で、その方面はお値段の方も天井が青く見える(笑)。店の立ち位置を見せる。高級海鮮は「一天前預訂」が多い。
 ボクらの方針は、目玉を据えながら・量的に軽く。「食わずに帰れるか!」な材料はなるべく入れつつ…。
 ワインリストも手厚い、値付けは凸凹あるが、大体「香港のホテルレストラン標準」ぐらい…かな。テキトーなNZピノを頼む。

XO醬紅葉牛腱粒
 前菜にはクラゲ・牛腱を。この旅で「クラゲはまだ」だったのと、この店の小食Appetizer欄でクラゲ登場率が高かった…ので。
 コレが良かった。クラゲの質高さ。変化ある部位の食感にクラクラ、楽しい。牛腱の相性。山椒マリネ味の美しさ。

[へべ]
 前菜は、なしでもいいか…と相談しながら、ふと目に留まって頼んでみた牛筋クラゲXO醤。
 これがよかった。みごとな食感のクラゲは、ヘテロな部位とカットで楽しさ倍増。牛筋にXO醤が、これまた余裕綽々とした穏やかな着地で、ワインが進む。

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[AQ!]
螺頭竹絲雞燉鮮鮑魚
 ウチの目玉はコレに。(店にとっては目玉ってほどの価格じゃないけどw) 乾貨じゃなくてフレッシュの鮑魚に螺頭(これは「出来たら食べて帰りたい枠」w)。
 綺麗なクリアスープ。支える出汁は烏骨鶏 ・雲南火腿で、2種の貝をまんまにピュアに活かす。澄んで伸びやか、身体に優しい。
 これが旨くなくてなんじゃらほい♪…ってな仕様だが、とっても品格あるバランスを讃えたい。柔らかく炊けた鮑本体も良いお味、鮑料理として秀逸。旅を締め括るに相応しき一品。
 ところで、後ググリだけど、烏骨鶏=竹絲雞=silky chicken(fowl) なのねー。烏骨鶏なのは見ればわかったけど。

珊瑚露筍乳鴿脯
 「(この旅)鳩まだだったもんね」…で早々に当確w。
 アスパラ・蟹味噌珊瑚仕立て…の炒め。出来の想像のつく料理なんだが、エッジが立ってる。
 鳩、ああ実に香港らしい、品良いアセゾネ・はんなりと仕立てながらも、下品なドロドロのマグマ部分も見渡せる感じ。香港だなあ。
 サービスに「美味しいね~コレ」って言ったら、「ウチの蟹味噌はとってもフレッシュなんだ」と言う点を強調したはりました。

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肘子扒時蔬
 蔬菜からはコレ。時蔬は口頭で3種類くらい言ってたっけ?…菜心で。
 ところでコチラの菜單、蔬菜vegetablesに続き、素菜vegetarianにも一頁さかれている。コース「素菜餐」もある。気分によってはオモロイかも。
 皿が到着。肉料理である(笑)。いやあ立派な肘子、味出しだが食べても丁度良い。コンビ攻撃で楽しいなあ。ワインが美味しい野菜料理。
 更に、肘子と菜心の汁の恩恵で、皿に残るツユは「スープ旨し」である。
 コチラの料理は、西洋式にひと皿終わったら次の皿…というサーブっぽいのだが、この一品もこれで充足出来る仕立てとなっている。

[へべ]
 そしてキミたち、また青菜かね…と突っ込まれそうだがやっぱり注文してしまう菜心は、りっぱな雲南火腿の布団の下に横たわる。
 ああ、ハムが旨い。青菜が旨い。皿に満々とたたえられた茶色い汁が旨い…とらせん階段を昇っているのか降りているのか、その間に蒸発したワインはどこへ消えたのかしらん、といった心持ち。

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 菜心の一皿に限らず、ここの料理はなんだか「好きな香港の味」がぎゅっと詰まった感がある。
 いい材料を惜しみなく使って、もともとはざっかけない、ときに下品な旨さが美徳といいたくなるようなこの地の料理を、エッセンスはそのままに、品のいい味わいへと着地させている。
 最終日の一食、来てみてよかったね! と、AQと盛り上がる♪

[AQ!]
桂花雪膠燉萬壽果/陳皮蓮子紅豆沙
 デザートはこの2品。冴えた洗練…ま、しかし、今回の香港のデザートは以前のイメージより「冴えた洗練」が多かった気がする~。
 紅豆が抑えた甘みの中に「豆、うまい!」を訴えている。桂花の香りに酔う。香港甜品のリファインを感じる旅であった。

 ま、そんな感じで、王道…の片鱗…をいただいたくらいの訪問だけど、ビミョーに此処は「気が合う感じ」がした。
 ちょこっと、ボクらのツボに焦点が合う感じ。エッジ、感覚のキレる部分が、好き。小股の切れ上がった感性、俺らは大好き。
 まあしかし、ヒトに勧めるかと言うとビミョー。
 まだ1ヶ月で、この先の店のサステナビリティは何とも言えない。
 今日の精度についても、客入りが悪かったのが良い方に効いてたかもしれない(笑)。
 センスの部分も、ビミョーに人によって分かれる気はする。
 直接はカンケーない話だが、サルはシックでノーブルだが、トイレは店内に無くて雑居ビル内トイレに案内される。…こーゆーのも「人によって分かれる」感、あるっしょ?

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 丸っこいサービス(巨泉?)が、
「何でウチに? まだオープンしたばっかだよ」
「いやあ、注目株だってネットで見たよん♪」
 ウチのサイドからは遠いのだが、シェフはわりとよく出て来て客席を見回している。まだ1ヶ月だしな。

*****

 本日国慶節。祝いの花火がビクトリア湾で21時より打ちあがる。
 …という件はボンヤリと把握していたのだが、夕食が終わってみると、ピタリその頃合なのであった。
 何となく湾岸の方角に歩いてみる。
 国際金融中心ビル。張り出しから湾を望むあたりに人山の黒だかりw、行ってみる。
 どーん、ぱらぱら、どっか~ん♪
 見物ベストスポットと思しきあたりには到達できないが、「何となく見る」くらいのポジションなら、東京の花火大会より余裕あるくらい。
 時間も20分ちょいくらいというので、最後まで観覧。ヒジョーにめでたい気分♪
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 まだ余裕はあるが些か中途半端にて、空港へ。
 空港呑み。ご満悦。




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# by aqishii | 2017-10-09 11:07 | 美味しい日々 | Comments(0)
2017年 10月 08日

最強の香港と盾 (8)

 9月末は香港へ。
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[AQ!]
 香港最終日、ホテルをチェックアウト。
 昨日に続いて、晴れ時々曇り時々雨…らしいw。
 本日は「港灣壹號」。昨日昼「滿福樓」で本日昼「港灣壹號」…は、香港の地理がわかるヒトが見れば、…なんつーか“阿呆”と呼ばれても致し方ないところであるが(^^;)。
 馬鹿しょーじきに本日も天星小輪。昨日よりインスタ映えしそうな雲w。

[へべ]
 本日も妖しい雲の垂れ込める中、スターフェリーでいつか(昨日か)来た道をたどる。目指すは港灣壹號。
 店名の「ごんわんやっほー」という響きだけは長年お気に入りだが、実はこちらも私は今回が初訪店。
 同じランチでも今日はN先輩のご紹介にて、堂々の予約席。優雅な階段を降りていくとパァッと展望の開ける主サルの、ワンダフルなハーバービューの卓へといざなわれる。

[AQ!]
 ワタシは…と言うと、26年ぶり?の港灣壹號、実質は初訪店だわ。
 ちゃっかりN師匠の人脈におすがりするところの、ハーバー最前線席(^^;)。もっとも現在は湾岸再開発工事真っ最中の重機最前線でもある。我々、インダストリアル萌えには丁度良いw。
 手厚い菜單を拝見する。豊富な時令精選。ほとんどの一品料理に「軽恰」light portionの用意があるのが、たいへんに助かる。使い易いと思います。

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 *鮮蝦仁腸粉
 *香茜京葱羊肉批
  Baked lamb pies with leeks and coriander
 *琥珀合桃羊肚菌千頁豆腐
  Braised layered beancurd with water chestnuts, assorted peppers, morel mushrooms and caramelized walnuts
 *豉蒜涼瓜炒龍躉球
 *脆皮龍崗雞
  Crispy "Loong Kong" chicken
 *蛋撻
 *杏仁乳に黒胡麻団子
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[へべ]
 点心を一つ二ついかがかな…というところで、目を惹いたのが香茜京葱羊肉批。うちとしては珍しいオーダーとなったが、これが正解!
 揚げ葱の香ばしさとクミンの香りがきいた羊のミニパイに、気分も上がる♪

[AQ!]
 羊のパイが、イイ感じ。クミンコリアンダー風味・パイ・葱が軽快だ。ワインだなw。次に来ても頼むか、っていう嵌りのいいピース。
 腸粉の醤油は卓上がけ。いい醤油だなあ、と思う。

 千頁豆腐が美味しい。
 他の皿を決めた後、バランス的に採用となった感じの一品で、白くハンナリとした蒸し煮が現れる。味わいもフワっ&サラリとしたもので、強い印象を与えるものではない。
 …のだが、数口進めていると、妙に癖になってくる。ハンナリが艶を訴えてくる。
 クワイ・胡桃・モレル・青唐・胡麻…のチームバランスも良い。
 いい料理。

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[へべ]
 あっという間の最終日を迎えた旅人の心には、メラメラと未練の炎が燃えている。
 そう、本日のボクらには狙いの一品があったのです。ここまで惜しくも登板チャンスを逃してきたけど「アレ食べたいよね~」と心に秘めたその名は涼瓜。

[AQ!]
 涼瓜はね~、まあ概ね主役という訳ではない。材料として日本で食べられないという訳でもない。
 であるにも関わらず「香港で食いてぇなあ」と思ってしまうお方なのである。とくに豉蒜涼瓜炒な仕立て。
 こちらの豉蒜涼瓜炒龍躉球、ジャイアントガルーパ炒めはMott32と重なってしまったが(黑虎掌菌鮮茴香仕立て)、その処理は本日の勝ちか。上手。
 それにしても凉瓜うまい、豆豉はほんとによく合うなあ。香港らしい人懐こさというか人いきれを濃密に漂わせながら、凉瓜の苦味でぶった切って行くのがたまらなく好きやねん。とってもいい出来。
 これはひと口目から「旨いねえ旨いねえ」を連発(^^;)。

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 そういえばコレを頼んだ時、ウチの卓についてくれてたK青年は、
「ゴウヤですけど大丈夫ですか?」
 と。ダイジョブダイジョブ、アレ、日本語ウマイねえ。日本が好きでよく行くそうだ、「再来月にも行きます」。
「へぇ♪ 日本に行って、何が好きなの?」
「え~と(ちょっと照れるように)、ラーメン…それとツケ麺です」
「(笑)、でも香港にも日本のラーメン屋がずいぶん出来たじゃない?」
「いや、いいえ、日本で食べた方がずっと美味しいです!」
「(^^;)」

[へべ]
 久しぶりの香港とあって、やっぱりこれも食べずには帰れないかしらねぇ…と衆議(つっても2人ですが)一致したのが、脆皮鶏
 皮はこんがり香ばしく、身はあくまでしっとりとジューシー。
 これはもう、食べだしたら止まらない。ああ頼んで良かった。

[AQ!]
 香港に来て、鶏・鳩あたりが主役の皿無しってのもなあ、男がすたる…と。いや、ほっといてもすたってるような男ですが、ま、何かすたるかな、と。
 龍崗雞…香りが違うよなあ♪ 王道スタンダードをしっかり堅持する仕上がり。塩とレモン、すべてオーソドックス。
 脆皮鶏は官能的な一品、打ち震えるような色気であるのだが、だが、堂々と作っていただき堂々と食らいます…って料理だ。
 堂々とした出来映えで満喫である。コチラでお願いしてヨカタ。2人だと制約もあるしねー。
 全体を通しても、厨房の手厚い信頼感を感じるものでありました。

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 甜品は蛋撻を可愛く齧るw。ホテルレストランらしい、品良いタルト。真っ白いお供は、杏仁乳に黒胡麻団子

*****

 香港會議展覽中心のビル内、「香港・設計廊 Design gallery」のショップを覗く。「PMQ」にも似たショップがあったけど、こっちの方が俺らには響くアイテムが多いかな。
 その向かいの「Silversmith」というアクセサリーショップは更に響くw。冷やかそう…と思ったら、昼食休憩なのか閉まっている。ウウム、待つのもなあ。ググると、灣仔にもう1支店あるようだ。そっちへ散歩しよう。
 スマホに従って歩くと、ありり…また此処かよ…なエリア。中秋節月模型の下で、人々がインスタ狙いのポーズをとっているw。
 なんか一つの旅行で「何故か**にばかり行ってしまう」ってのも「あるある」だよなあ(^^;)。

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 利東大廈(利東街)というピカピカの商場、地下のモール。
 「Silversmith」、グッドデザイン。
 スペシャリティコーヒーの「OAK」、店内に数席あるようなのでコーヒーブレイク。結構なのだが空いてる。…後で地上に出たら「表参道コーヒー」香港店が出来てて、人の山。アンラッキーか、「OAK」(^^;)?
 その向かいに「工夫茶舎」、洒落ててイイ感じがするんで試し買い。後でググるとPMQにも店舗あり。

 ホテルにスーツケースをピックアップに戻ろうと佐敦站。激しい通り雨、しばし雨宿り。



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# by aqishii | 2017-10-08 13:09 | 美味しい日々 | Comments(0)
2017年 10月 07日

最強の香港と盾 (7)

 9月末は香港へ。
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 今晩はhipなとこに行っちゃうぞ~♪…とSOHOへ。

 中環、威靈頓街に入れば「鏞記」が建つ。そうだそうだと鏞記で皮蛋を買う。帰国日の明日でもいいようなものだが、明日は日曜で国慶節。変則営業だったりすると嫌なので買ってしまう。何せ前回の香港では春節の休みにブチ当たって買い損ねたものだから…。

 威靈頓街を進むと初日に寄った「麥奀」、夕方の店先を撮影。…などしてると、隣の「八珍醤園」という調味料店が気になる。覗いてみる。
 なかなか良さそうな品揃え…陳皮豆豉醤など買ってみる。後日談になるが、使い勝手のいい醤だった…でググると、九龍醤園と並ぶ「香港二大ブランド」だとか…なるへそ。種類多く・小パッケージ豊富・フツーに頑丈な瓶(九龍醤園はゆるいキャップで定評ある(^^;))…と、観光客ハンドリングはコチラの方がイイかもw。

 自動扶梯を荷李活道まで上がる。
 竹蔗水の「公利」の先で伊利近街にちょこっと入ると、ファランの群れが目に入る。
 ウーン…、其処が「口利福」!

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 *Mom’s “mostly cabbage, a little bit of pork” dumplings sacha soy dressing
 *Jack's salt and pepper grouper with silken tofu and lemon
 *Stir-fried morning glory, fermented soy bean, bird's eye chilli, crispy garlic
 *Bitter greens fried rice, radicchio, sweet corn, rocket
 *"Breakfast 2.0" Horlicks ice cream, cornflake honeyjoy, oats, dried longan, cocoa coffee crumbs
 *Grapefruit "Fro-Yo", guava granita, pomelo, tapioca pearls, kaffier lime
 +15 Punta de Flechas Malbec

 口利福は5人以下の予約は受けない。先着のウォークインだ。
 土曜だし、18時開店ちょうどくらいに…と伺った17:55には20人ほどの行列が出来ていた。その9割がファラン。白い。SOHOや~♪
 次々招じ入れられて行くが、「19時半まで1時間半でいい?」と言質をとられてる模様。ウチも。(ただし実際には、ほぼみんな、1時間半もかからずに起承転結。料理の出は速いし、酒もがんがん注ぐ。ファランどもも、次の店でまた別のダチに合流せにゃならん(笑))
 店先が厨房でサルは地下へ降りる。
 シェフはJowett Yu、厨房の最前線で奮闘してるのがそれらしかったので手を振ってみると、ニッコリ笑ってピースサイン♪

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 口開けだが、サルはもう↑↑に熱気を孕みつつある。
 「これは絶対に若い奴の店」(そうに決まってるのだが)…と薄暗い店内の級数の低い品書に老眼を凝らしている(^^;)と、隣の卓のファラン夫妻から「ちょっとチミら…」と声がかかる。
「?」
「あのさチミらさ、昨日、Mott32に居たんでね?」
「…あ、あああ!」
 驚き桃の木、昨晩Mott32でウチらのすぐ左の卓でレッドチリで盛り上がってた夫妻が、今日はすぐ右の卓で注文を完了した模様。
 いやあ奇遇だねい。彼らはfromシドニーだそう。
 まあアレだよ、たしかに、Mott32~Ho Lee Fook って流れは、イマドキのSNSだなんだかんだのネット情報で動く客の「あるある」パターンだよな(^^;)。そういう意味じゃ、ヲタクもそうか…というか、2017香港のイマを知る…って感じ? まぁしかし連日、かなりの広い店でどんピシャの隣卓なぞは、ざっつざ奇遇アハアハ…である。「Quayなんか好きだよ~」「ウチは来年はTokyoだ」…などなど。

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 モダンイノベイティブ寄りのウリ?…の店だが、品書はアラカルト。
 前菜/主菜/野菜/炭水化物/デザート…っぽく注文してみる。

 Mom’s “mostly cabbage” dumplings は名物スターターのようだ。mostly cabbageな軽快さが良くて、素軽く挨拶して駆け抜ける。
 「Jack's ガルーパと豆腐の揚げ物」は「見分けつかん」型で、薄暗いせいもあるが、どちらが出るか闇鍋だ。この豆腐はかなり旨い。
 モーニンググローリーは空芯菜、東南アジア風味な仕立て。
 緑炒飯は、地味に控え目にサラリと仕立てられる。さり気ない味付けが、「ごはんとおかず」調に全軍を進めて行くのにとても快適。

 コレはもうTPO的に、SOHOのイケイケナイトにずっぽし嵌り、ズンドコ的ポップ店としてビートを刻む。流行る/当たる…訳だわな。恐ろしい数の客が流れ込んでくる(笑)。
 料理は、思った以上に中華だったなあ。インタナショナルな材料置き換えのある中華…くらい。もっとイノヴェイティブかと想像してたんだけど。「こらあイノヴェイティブだ!」…ってのは両隣が頼んでるOKONOMIYAKIくらいか。「日本のソース」の香りがプ~ンと。我々も頼んだ餃子とこのOKONOMIYAKIの2品は「暗黙の了解」かよ?ってくらいよく頼まれている。
 ひと皿量はシッカリある。SOHOナイトライフ的なイケてる腹ごしらえ…としては2人客にもピッタリなんだけど、「この店の料理を堪能」したい…ということなら4人客で来る方がいい感じかなあ。
 しかしなんだ、「ワールドランキング入り」がどうとか「世界のフーディーよ、来たりて食らえ」って話になると、どーなんやろね、それはビミョーに違うんちゃう?…という気はする、此処(笑)。

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 あ、デザート2品は料理より優秀性高かったかも。
 「ブレックファースト2・0」はシドニー夫人の熱烈なオススメ「もう、ソレ頼まなきゃダメよw」に依り。正解♪ とっても美味しい。

 お勘定書と一緒にフォーチュンクッキーが来る。そんなとこもファランに大うけ。
 もうビートと嬌声でようわからんようになってるサルから地上に上がると、再びジョウェットシェフの笑顔に会う。
 折角だから「ゴキゲンですた。俺ら、幹ちゃんのダチだでよ〜」と言ったら「おっとソレは!」と大喜び、握手握手の一幕でごぜました。
 そう、Jowett氏は、サモトラの森枝シェフとTetsuya'sで同じ釜のメシを食った仲…なのである。
 こんな爆裂馬鹿人気を博して(笑)、次はどーすんのかな?

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*****

 さて我々もSOHOナイト。
 たしかN師匠が朝っぱらから呑んだくれているという「The Globe」は近いんじゃないか?…とヘレヘレ探し歩く。
 この辺りは、向かう先々が、強烈に急坂。
 位置エネルギーを極端にはロスらないよう留意しつつも、テキトーな酔っ払いとしてテキトーに迷うw。坂は眺めが美しい。
 オールド香港を描いた変な壁画(N師匠「有名スポットだよ」)があった…とオモタら対面にThe Globe。
 入口は目立たないが、中はかな~り広い。「香港でクラフトビールと言えば」此処!…という存在らしい。
 香港を代表するBlack Kiteと、どっかのリュバーブを使ったビール。ゴキゲン。
 それにしてもファランどもは元気だ、俺らの両隣でもきゃつらの「立ち話」力には、感服つかまつる。

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 更に杯を重ね、店を梯子する…のがあらまほしき姿wだが、旅の疲れ…というか9月の疲れに襲われて、下山。
 中環街市は再開発するようで、店を立ち退かせたりしてる間、アートスペース活用されている…みたい。アートと鳩の巣窟。
 徳輔道中に出て、トラムに這い登り夕涼み。良き哉良き哉。北角あたりまでガタゴト揺られる。




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# by aqishii | 2017-10-07 17:38 | 美味しい日々 | Comments(0)
2017年 10月 06日

最強の香港と盾 (6)

 9月末は香港へ。
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 久々の香港、3日目。
 楊枝甘露を食うぢゃ!…と決めていた。香港行ったら、食べよ~ね、と。
 楊枝甘露は90年代香港デザート…ってことでいいのかな、、、と書きながら禁断のググリをしてしまうと、香港利苑酒家の発明らしく、1984年が最初という説があるようだ。
 ま、90年代香港では流行のデザートで、21世紀に入ってからは日本でもそこら中で食べられるようになった。…「楊枝甘露」というものが食べられるんだけど、なんか、違うんだよなあ。
 割りと間違いのない組合せなんで、バリエーションでもフォロワーでも美味しいことは美味しい。そこに文句はないんだけど、「あの、アレ」じゃあ無いんだよなあ。
 まあ、そうするとね、「あの、アレ」が食べたくなる…んだよなー。
 …で、ボクら的に「あの、アレ」の、ど真ん中と言うと、「滿福樓」ということになる。

 朝、目覚めると、頭上から低周波が降ってくる。
 飲み屋の騒ぎとは異質だよなあ…じゃあなくて、カーテンを開けると真っ暗、上空では雷の宴の真っ最中であった。かなりの雨も降り始めている。
 えー、、、このホテル、駅は遠いねんよ(^^;)。
 ドガチャカに降ってきたら、ちょっと考えちゃうよなあ。予約してる訳でもないし。
 で、このホテル、福臨門・新同楽なら歩いて2,3分なのである。
 もう今日はソッチでいっか…と営業時間など調べ、朝のお支度など済まし、お出かけの態勢を整えて眼下の道を見てみると、歩いている人々が傘を仕舞い始めているではないか。
 やっぱ、雲の展開が速いなあ。「もとい」で、滿福樓に向かうことにする。

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 滿福樓は灣仔の湾岸、香港会議展覧中心のルネッサンスホテル内にある。
 MTR灣仔は割りと海から離れているので、尖沙咀から灣仔の湾岸へは、MTRで行く他にフェリーで行く手も考えられる。ボクらも天星小輪の碼頭に向かう。
 カメラ小僧が雲待ちをしたようなイイ感じのどんよりした光の中、フェリーは灣仔を目指す。
 相変わらずの海から眺める香港…いや中国銀行やHSBCってあんな小さかったっけ…いずれにしても香港中に更にこんなに巨大ビルがみっしりとおっ建ったんやねえ…
 しょーじき言うと、眺めの美学だけ言うと、みっしり建ち過ぎな気がする。サクラダファミリアなんかも同じだけど20世紀中の方が風情があったかなあ…今は「コンプかけ過ぎのマスタリング」みたいな見え方だよなあ…
 …まあ俺にとっての見た目のために建ててるんちゃうしなあ…とボヤく間もなく灣仔に着く。

 此処がまた、開発の大工事中。何と言ったらよいか、香港会議展覧中心の海沿い両ウイング全てが工事だ。
 おかげで多少迷いながらも、萬麗海景酒店へ行き着く。

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 *鮮蝦腸粉
 *灌湯餃
 *鮑汁遼参肉丸扣鹅掌
  Goose web stewed with Liao sea cucumber and minced pork
 *梅菜蒸茄子
 *楊枝甘露

 3階に上がり、滿福樓。
 12時開店名乗りのところに11時55分着くらいか。まだフロア態勢は整いきらないが、「よろしおますか」…と案内を乞う。…はいこちらへ。店内、もうとっくに始まっている親子連れなどもおる(笑)。

 楊枝甘露は決まっとるのだが、後はどうしよう。条件は、軽めのお昼…という感じ。ま、でも「ちゃんと食った」感のある目玉も据えて。
 すると大体、點心2品・大菜・野菜モノ・楊枝甘露…ってとこかな。
 メインは、短い香港滞在ゆえ「食わずには帰れない順w」にバシバシ行くとす、するとまず浮ぶのは水カキかなあ。それからナマコ。…と言ってると一発で済むありがたい奴がいる。鮑汁遼参肉丸扣鹅掌…よっしゃ♪
 點心では、灌湯餃がスープ兼用でイイよな。

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 そのスープ餃子から登場。申し分なし。
 腸粉は醤油別添で。XO醤・赤酢でもいいですよ、と。高級店らしい整った滑らかさ。

鮑汁遼参肉丸扣鹅掌
 そして土鍋が届く、自慢げにグルリと中を見せるようにして卓上に着地。見事に茶色がのたくっているw。
 水カキ・ナマコに、ミートボール。
 鹅掌の巨大さにウルっときながらむしゃぶりつく。うおん♪ 味と香りと食感の世界へようこそ。具合は上々。そして遼参。鹅掌とはまた別のプルン。中国料理の、この「似て非」な「差異の戯れ」って何なんでしょw。
 うまい。堂々の貫禄、凄い満足感。まあ、好きな料理だ。涼瓜鹅掌も好きだから迷うのだが(笑)。
 グラスの赤ワインが進む進む。こちら、赤は4種ほどからのセレクトだが、Bodegas Matsuが選べる♪

梅菜蒸茄子
 「20分鐘かかるからね」と注記のある品。蒸し時間か?
 鹅掌に続いて登場するが、こちらも見事に茶色い(笑)。卓上、茶色の天堂♪
 梅菜の塩抜きが決まっていて、見た目よりずっとスッキリし、ハンナリした甘さに茄子が香る。
 茄子が、鹅掌・遼参に「また似た奴が来たぞ」という食感(笑)。偶々だが。

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楊枝甘露
 1人1碗ずつ、取ったw。
 味がイイ、美味しい。ポメロの粒立ち感!…タピオカの食感もバッチリ。マンゴ・ココナツの香り。
 ま、コレよ!…と舞い踊る。
 …だけど、うーん、記憶にある滿福樓の楊枝甘露よりポメロが少な目な気がするんだがなあ。もうちょっと入っててもいいような気も…。“ポメロばらし奴隷”が減ってしまったか?(笑) …まあ、満足度メーターにとっては些細なことですが。

 以前に「お茶つぎ回数世界一」…と馬鹿なことを書いてたけど、健在なり(笑)。卓上にお茶ウォーマーがあるんだけど、そこから凄い回数、注いでくれる。
 そんだけテーブルウォッチしてるってことだが(「客の茶杯を絶やすな」…って朝礼が伝統なんだろうか?(笑))、やっぱここのサービスは何となく好感度高い。
 料理も、変な話「香港トップの…」ってな具合ではないんだろうけど、妙に好感触なんだよなあ。
 かなりイイ店なんじゃなかろか。

*****

 えーと灣仔か、香港サードウェーブ珈琲の先駆け…とか言うThe Cupping Roomの灣仔店ってのがあるみたいだなあ。…と、灣仔站方向に歩く。
 綺麗に開発されてる利東街、中秋節に向けてか巨大な月模型が下がっている。
 アルティザナルなクレムリーがあったりするイマドキな汕頭街に、The Cupping Room。
 クールなカフェの午後2時半…だが、他の客はみんなごはん食べてる(^^;)。お洒落なカフェめしだけど。香港人、食欲だあ。
 エスプレッソはちょっと個性もあり、いい感じ。器が好ましい。

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 本日のお散歩は上海街へ。
 油麻地站から北上。…実は厨房用品店の集まったとこを見ようと思っていたのだが、それは油麻地站からすぐ南のエリア。うろ覚えにて逆行(^^;)。まあ大して目的も無いのでいいのだが。
 仏具屋の密集エリア。
 続いて、乾貨を扱う店が何軒か。心臓に悪い価格を覗き見てドッキリしまショー(^^;)。写真の保存瓶の文字列を書き出しておきますと、
「中東鮑 毎斤:4800 吉品鮑 毎斤:5800 鰵膠 毎斤:43800 鰵膠 毎斤:38800」
 でありんす。一斤=約600g/1HKD=約15円。ヽ(^~^;)ノ
 まあ、コイツらとの付き合いは程ほどにせんといかんですね(^^;)。「8」の字が多いのは縁起かつぎかな。
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 旺角まで上がる。站近辺がすっかり開発されてナウっちくなっててビックリ(^^;)。
 奶路臣街から廣東道へ入る。廣東道の街市はとてもイナタく週末の盛り上がりで、気分↑↑。
 田鶏だ・野菜だ・豆腐だ・各種麺だ・乾物だ・日本山梨縣香印提子だ(シャインマスカット)…
 潮州食料品「天福潮汕魚蛋大王」の品揃えにウットリ、記念に橄欖菜を買う。




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# by aqishii | 2017-10-06 15:16 | 美味しい日々 | Comments(0)