2016年 11月 01日
10月第3週の話。 ------------------- ホテルで荷物をピックアップし、快速で京都。鈍行よりずっとインターナショナルな車内。 乗換えに30分ばかり。新幹線構内の「京老舗の味」売店はそこそこのモノが買えるんで、帰京日にピッタリ。 覗きに行ったへべが、いづうの鯖寿司や大藤の千枚漬や文の助茶屋のわらび餅や原了郭の黒七味カレーwやらを抱えて戻ってくる。 さて、奈良からの帰京日の夕食である。 ある程度は東京近くに戻ってからの方が、ゆったりできる。 当初は静岡に寄ろうと思ったのだが、調べてみると、静岡で行きたい店が軒並み月曜休だったりする。 …じゃ、名古屋かな♪ 名古屋にも興味ある店は多々あるのだけど、今回は「柳家錦」にお邪魔した。 岐阜県瑞浪「柳家」の、名古屋支店というか分店というか、である。 瑞浪はノンビリしたところらしいが、コチラは「The 錦」って感じで名古屋的ギラギラ地帯、飲食水商売満載ビルの中にある。 ホントによくあるビル飲食店街の眺めだが、入店すると、囲炉裏的に炭火が熾こされている。 「柳家錦」 *落花生、蜂の子、小鮎 *サクラマスのしゃぶしゃぶ しめじ・えのき *子持ち鮎の塩焼 はじかみ 蓼酢 *焼き松茸 *天麩羅:くろかわ・こうたけ・あわびたけ・まつたけ *鮎の春巻 *箸休め:茗荷・茄子・零余子・山葵 *鹿フィレ焼 柚子胡椒 *鹿ロース焼 マスタード *小鉢:菜・いんげん・南瓜 *長良川天然鰻タレ焼 山椒 ごはん *鮎松茸雑炊 香の物 *ミニ柿・シャインマスカット・パイン +08 Meursault rouge / Laboure-Roi 突出しは客が来る前から鎮座している。蜂の子が、大変に良質。 ルーツが山の店らしく、食材の目利きと炭火芸が看板。 軽く意表をついてサクラマスのしゃぶしゃぶから。一人三切れずつ・ほんの一振りで食べられる、そのためにコンロ鍋セット…は贅沢だ(笑)。美味。 そして、到着時にはもう準備を開始していた子持ち鮎塩焼がジックリと炙られて現れる。ん~、もう巨大! いやあ実は炭火にかざされてるのを見た時はイワナかと思ったよ(笑)。これでもか、と鮎の子を賞味。 「頭はマズイですから残してください」…確かにこのデカさになると、少し齧ったがアタマは食うもんちゃう。でも可食ではあって、食べちゃうヒトも多いそうな。気分かな。 まあ全体も、鮎の塩焼の味像とは離れてるけど、これがこの季節!…というのを味わう(べきなんだろう)。 立派な松茸焼一本。いい形。 次が4種茸天麩羅、揚げも上々だが、コウタケは頭抜けてる。クロカワもいい。コウタケは実物を見せてもらったが、サイズも香りも化け物級。 今年はこれまでも、いいコウタケとの出会いが数度。当たりの年なのか、流通が良くなってるのか、(偶然か)。 鮎春巻は鮎の中に味噌を塗って。Welcome to 名古屋♪ 鹿。フィレも申し分なかったのだが、次に出る脂付ロースはすんごい。ものすごく美味い。 言えば、フックラとして香ばしく脂が甘く…とかなるのだが、そういう言葉の山を踏みつけて進軍し、皿の上が速攻で空っぽになるくらい、旨い。 まあ、鹿の脂は大好物ですけどねー。質上々、そしてこの炭火炙り焼は素晴らしい。 鰻は長良川、何か流れの速いとこ?のモノらしく、大変なアスリート。筋肉が素晴らしく、脂も十分についた、スーパー食材。噛むと、…年寄りだったら可哀想なくらい(笑)弾性が強く、川のジビエと格闘しているようだ。食べてどうだ、となるとヒトにもよるんだろうけど、見事な鰻。 ここにはひと口のごはんが添えられる。実に気が利いてる。 〆は鮎松茸の雑炊。うーん、この旅で数年分のマツタケをいただいたような気もする(^^;)。コチラでは、たいへんにキャリテプリ。 水物では、ミニの柿って知らなかったけど、いいもんだなあ。シャインマスカットの粒を一回り大きくした程度なんで、ホントにミニ。 水と言えば、銀座みたいな場所なんで、同伴っぽい…とかウォーター混じりもアリの客層。 接客は、なごやか。(…一応、「和やか」と「名古屋か」で、かけてます(^^;))
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by aqishii
| 2016-11-01 13:31
| 美味しい日々
|
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石井AQのBlog、1959年式。本業とは別の、飲食関係クロニクルを中心に語るブログです。ほとんど、自分用備忘録のようなもの(^^;)。内容本体は、石井AQサイト aq.webtech.co.jp をどうぞ。 by aqishii カレンダー
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