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AQB59 レストランをめぐるグルメのめくるめくメルクマール (早口言葉)

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2018年 01月 22日

シャム創世記 (6)

 2017~2018 年越しはバンコク♪
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 大晦日でしかも日曜日である。何が閉まっていても、しょうがない(^^;)。ま、夕食は確保してるし…。
 まずホテル近くの「ピークガイ」へ再訪。…するも、シャッターどん(^^;)。営業は1/3から、とのこと。
 Asok通りの「グラディップ」に回る。シャッターどん(^^;)。
 まあな(^^;)。何か調べるか…いやその前にもう一軒だけ、Asok周辺で行ってみよう。と、Khua Kling Pak Sodへ。
 随所に夜のバンコクの匂いが漂う界隈を進み、Khua Kling Pak SodのPrasarnmit店(市内3店舗ある)をみつける。
 コチラは、お、やってるぢゃん♪
 腰に伝票をさしたオトーサンに案内を乞う。
 このオトーサンがずっと面倒見てくれたのだが、テーブルウォッチが熱心で優秀なサービスマンなのであった。

シャム創世記 (6)_e0254271_11385810.jpg
 *คั่วกลิ้ง + หมูสับ Khua Kling Moo Sab
 *สะตอผัดกุŒง Sataw Pad Kapi Goong
 *Black Jelly with Longan Juice
 *"Lod Chong" in Coconut Milk
 +Dirty Forty Born in Bangkok Crafted in Perth Amber Ale

[へべ]
 こちらはオーナーの一家がタイ南部のチュンポーン県出身で、南部の家庭料理を出すお店なのだという。チュンポーンってどこやねん? とググってみると、マレー半島を南下していく途中の細くなってちぎれそうな辺り(クラ地峡)のタイ湾側らしい。

 飲み物はもちろん、ビール!ビール!
 ええと種類は何があるのかな…と見回すと、クラフトビールの紹介らしき卓上POPが目に留まり、「これください」。出てきたのがDirty FortyのAmber Ale、バンコクのラボで開発、オーストラリアのパースで醸造しているというもの。ほど良くコクのある飲み口で、なかなかイケる。

Sataw Pad Kapi Goong
 Stink beans stir fried with prawns
 南部といえばぜひ食べたいのがサトー豆。ここはやはり代表格の海老炒めを、と頼んでみると、サトー豆どっさり入ってる!
 エビとの相性のよさは言うまでもないが、豆がみずみずしくて、カピ炒めの蝦醤が品良く旨い。うわー、これ、毎日食べてもいいかも…。

[AQ!]
 な、なんだコレ、う、ウマイ!
 サトー豆(プッタイ、臭豆、ネジレフサマメ)やカピの質が上々♪

シャム創世記 (6)_e0254271_11394982.jpg
[へべ]
Khua Kling Moo Sab
 Stir – fried spicy Thai Southern - style dry Khua Kling curry with minced pork
 店名にもなっているクアクリンが、生野菜セットとごはんを従えて登場。
 メニュー上は「豚ひき肉の香草和え」という名乗りなのだが、こ、これは…。予想以上に汁気のないドライな仕上がりで、でんぶ調、いや、ごろごろっとした肉そぼろ的というべきか。北のイサーンは辛くて有名だが、南もやはり辛いと聞くので、おそるおそる食べてみると、バイマクルーのいい香り!
 辛さ自体はかなりあるが、全体としての調和したおいしさが際立っていて、ごはんや野菜で調整もできるので食べやすい。野菜セットの立派なインゲン豆を合いの手にぽりぽりかじっては、クアクリンを一口、ごはんも少々…と食べ進むうち、初めての味なのに、なんだか懐かしいような気分になる。
 白っぽい生姜のような野菜は、後でググるとカミン(白いウコン)らしい。タイの魅力である、生き生きと香るハーブと野菜(その境界はほとんどシームレス)の力強さ、鮮烈さに、幸せボルテージがぐぐっと上がる。

[AQ!]
 な、な、なんだコレ、う、う、ウマイ!!!
 屋号の一品だし頼みたいのは勿論だったが、激辛の料理という。オトーサンに聞くと「そうだ、辛い。ま、フィニッシュで多少の調節は効くよ」ということだったので、「レススパイシー(^^;)」と注文した。
 それにしてもウンマイ食べ物で、料理には「夢中で食べて、気がついたら無かった。どんな味だっけ?」…って間抜けなことがたま~にあるもんだが、コレ、そう(^^;)。

シャム創世記 (6)_e0254271_11421193.jpg
[へべ]
Black Jelly with Longan Juice
"Lod Chong" in Coconut Milk
 苦味の活きた仙草ゼリーにロッチョンと、デザートも品がいい。
 ココナツミルクをかけたロッチョンは、粗めのかき氷を少々トッピングしてあり、緑色の太麺状。ぷるんとなめらかな食感が楽しく、パンダンリーフ(タイだとバイトゥーイ)の香りに東南アジア気分が盛り上がる。同じようなものはインドネシアやマレーにもあり、ベトナムでもチェーの具にするとか。

[AQ!]
 サイケなネオングリーンのパンダン色が、アジアの休日気分♪
 仙草ゼリーは典型的な出来だったが、かなり上質に感じた。

 うーん、お昼から、大コーフン♪
 コチラ、品書の料理は100種類を軽く超える。
「ねえオトーサン、明日は元日だけど、お店やってる?」
「もちのロンさ♪」
 来る来る、明日も来る!

シャム創世記 (6)_e0254271_15561323.jpg
*****

 プロムポン駅から「Pacamara Coffee」。今日のバリスタは違う兄ちゃん。
 へべが「こないだ見ててイイ手だと思った」というエスプレッソ・オンザロックをまずいただく。
 おおこれはバンコクじゃ! ほっとひと息。
 その後ドリップで、Honduras El Durazno washed Lempira。

 プロムポン駅、Emporiumの空中通路の仮設ステージ前にビッシリと腐女子(^^;)風が陣取っている。大晦日番組かなんか?で、アイドル系が来る?とかあるのかな。
 絶賛ヒマヒマ中の我々は、BACC(Bangkok Art and Culture Centre)へ向かってみる。

 ナショナルスタジアム駅。駅前空中通路はサンタ帽のミュージシャン。「唄+アコギ+ドラムパッド(Roland)」の編成だが、この編成、滞在中にもう一回見た。流行ってるのかな? まあわりと歌モノには合理的なシステムかな。
 BACCまで行かずとも、東急前広場がアート状態♪
 「MBK Center Merry X'Mas & Happy New Year 2018 "The Amazing Carnival"」で、アーティストは「MAMABLUES」。時にちょっと、諸星先生っぽいのがイイね♪

 空中通路からBACC入口を見下ろすと、シーンとしている。…半ば予期していたが、大晦日・元日は休み。1/2から開けるようなので、2日は見られるね。
 …と言う訳で、東急でお買物。タイのスパイスセット・日持ち食材・レトルト・お菓子などなど。



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by aqishii | 2018-01-22 11:44 | 美味しい日々 | Comments(0)


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