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facebookでSさんYさんらに、
「これからは“チケット制”でしょ~」
と示唆される。
たしかに、年代記的にも、これは書き留めておこう。
チケット制…すなわち前金制の予約が、一部で取り入れられ始めている。
そうするとこれは、コンサートやスポーツ試合、長距離乗物…の「前売りチケット」を購入するような感覚だ。…というので、「reservation」に対して「ticket」と呼ばれる。
たしかに、人気レストランで食事を取るということは、人気アーティストのコンサートに行くようなもんじゃあ~りませんか、というのは、わかりやすい「考え方の転換」でもある。
ちょうど、7/24付で、
eater.comがこの「チケット制」に関する細かい分析を記事にしている。
主に語っているのは、シカゴ「Alinea」などでチケット制システムを運用しているNick Kokonas。
また、そのKokonasのシステムをこれから取り入れることに決めたという、サンフランシスコ「Coi」のDaniel Pattersonのインタビュー。これもかなり手厚い。
Danielが言うには、
「約15%の客が、ノーショーあるいは予約48時間前以内のどたキャン…をしている」
そうであり、
「3,4割の予約客が、予約前1週間でキャンセルをする」
とのことだ。
どたキャン問題が、新興のガストロ店の大いなる悩みの種なのが、伺い知れる。
そして、この「ノーショー&どたキャン問題の解決のためにチケット制導入を決めた」そうだ。
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食事チケットの販売は、日本でもぽつぽつ見られ始めている。
また、レストランイベントなどのケースでは、前売券制度は多いですね。
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いずれにせよ、「人気ガストロ店」での傾向…ではあるけれど、それがどのように「全体の風潮」へ寄与していくだろうか…。という、ところ。