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AQB59 レストランをめぐるグルメのめくるめくメルクマール (早口言葉)

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2015年 01月 23日

ハービー・バンコック (12)

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■ へべのバンコク雑感

[へべ]
●BTS(と地下鉄)が超便利。次の一手は公共交通共通ICパスで、そこまでいけば、かなり良いのでは?
 おそれをなしていた渋滞/タクシー・トゥクトゥク系の面倒・トラブルにほとんど無縁で過ごせた。

●日本文化のいろんなレベル/形態での流入やとり込みのさかんなことに驚く。
 コンビニフード・チェーンレストランetc.…

 夜のテレビのルンピニースタジアム番組(ムエタイ)で数少ないスポンサーの一つが、トラックの日野。
 Changビールのリア充若者CM・パッ缶系おつまみ缶詰・日野のトラック…などのわずか数本のCMをものすごい回数流してて脳に刷り込まれた気が…。

●日本のタイ料理は概して辛い。
 本格と言われるほどに辛い料理の辛さの度合いにも妥協がしにくくなる傾向もありそう。
 そんなわけで、あんまり辛いものはちょっとしんどい(し、めんどくさい)な…と思うようになってタイ料理からもわりと遠ざかっていた。

●成城にラーンチンチンタイできる → 自分にとってのタイ料理ルネサンス! → (人生における)タイ料理食べはじめの頃と違ってフレッシュのレモングラスやバイマクルー、小なすなども使えるようになり、その魅力とポテンシャルじゃ実感 → チラポン・シェフの帰国(に引き続く閉店)で再び行き場を失う → バンコク行きをひょんなことで決め、パッポンキッチン(が出来)にも行き…

●バンコク。久々の再訪。新空港(ちっとも名前覚えられない)も初めて。スカイトレインも。
 タイ文字は結局ひとつも読めず、タイ語といえば、こんにちはとありがとうとおいしい、だけ握りしめてウロウロして帰ってきた。
 けど、バンコクは「また来てもいいな」リストに入ったかも。
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[AQ!]
 タイ文字!ヽ(^~^;)ノ…無理過ぐる。
 ハングルやトルコ文字が、少なくともカケラほどはカタカナ読み出来る(のが大した学習手間でない)のが如何に偉大か、と…。

[へべ]
●ひとつの理由は、Gaggan
 世界のどこにあってもよさそうなのだが、なぜかバンコクにあるモダンインド料理店。
「ひょっとすると最も幸福なエルブリチルドレン@AQ」かも。
 わさびにちょっとこってたりするのはご愛嬌だけど、Gagganのシェフは同時代のまた食べに来たい一人に当確!

●それだけではない。バンコクというかタイの食の鮮烈なポテンシャルはすごいと改めて実感した。

●クローントイ市場の活気と熱気はすごかった。
 行き交うかご車、うごめくナマズにはねる川魚、丸鶏の並ぶ台の下の竹かごにぎっしりひしめく生きた鶏…。
 何よりわくわくしたのが、ぴちぴちと元気のいい、生命力みなぎる植物たち。ショウガみたいな根元のついたみずみずしい太いレモングラスがずらりと並ぶ。
 パクチーが空芯菜が、大小色とりどりのナスがトマトがバイマクルーがシャロットがにんにくが各種のしょうががライムがチリがパンダンリーフがバナナ花が山と積まれ、ひしめき、どっさり買われていく。
 この生きのいいingredientsが惜しげなく投入されて響き合うのがタイの料理で自分の好きな真骨頂の部分なんだなとしみじみ思う。
 ナンプラやチリは、輪郭をふちどりくっきりさせてくれるけど、化調・塩砂糖も含めて調味料が多すぎると味が塗りつぶされてしまって、何だかわからなくなる。(云いたくないがナームが悪好例!)
 これまでタイ料理につきまとってきた自分にとっての苦手感は、この塗りつぶしにあったんだなと認識。
 現地に来てみると、そうでない味にも随所で出会えて日々いろんな発見があり、わくわくと楽しかった。
 Bo.lan/スパンニガ各店(Eating Room, EAT, Somtum Der)/ソウルフードマハナコン…あたりは、そんな楽しさに出会わせてくれた。コップンカー!
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[AQ!]
 タイ料理はタイが最高だろ~!…としょーむないほどのことを痛感。素材の、価格と品質があまりにも違う。
 翻って日本のタイ料理は大変だなあ…とは思う。日本では、タイ料理を構成する要素のうち、唐辛子と砂糖とナンプラとMSGは安い…んだねえ、、、って具合の出来にどうしてもなりがちだ。
 日本のタイ・マニアの方々も、「タイ料理ってのは辛いんだヨ!」「タイ料理ってのは安いんだヨ!」という点だけ声が大きい…のは、考えた方がいいかもねえ…。

[へべ]
●タイ料理のファインダイニングでコースを頼むと、ナームBo.lanIssayaも、そういう食習慣なのか、「お料理本編」の部に入るとすべての料理がどかどかと一斉に供される(ごはんもここで来る)。
 これが… 酒を飲みながら、それぞれの料理をじっくり味わいたい自分にとっては結構きびしい。
 まず頭が混乱するし、私のように食べるのが遅いと温かい料理がみるみるさめていくのも気にかかる。
 タイの食はすばらしい! と改めて感じた今回だが、この、「メイン料理一気出し」システムだけはもうちょっとなんとかならないものか。
 外国人向けにだけ選択可能なオプションでもいいので、この一気パートを3段階(いやせめて2段階にでも)とかに分けて出してはもらえないものでしょうか。
 誰に言ったらよいか知らんけど、ぜひご一考してほしいものですわー。
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[AQ!]
 コースでなくても、ソウルフードマハナコンでも「メインっぽいのはゴハンと一緒に一気ドカン」だったよね~(^^;)。
 まあ思うに、コースだと“交渉”しないといけないけど、アラカルトは注文の方を刻めばいいんじゃないかね~。「追加注文」「更に追加注文」とか別に気にしなそうだし…。

 ファインダイニングと言えば今回は、リファイン系のモダンは多かったけど、イノヴェイティブ・モダン・タイはSra Bua Kiin Kiinぐらい。(Gagganはインドだし(笑)。Issayaとかイノヴェイティブなのか?と思ってたけど、リファイン居酒屋…くらいでしたな。) もう少し、見たかった。
 バンコクではいま一番の話題らしい「Le Du」の正月休みがどうしてもウチのスケジュールと合わなかったのが残念。「Tee」は行けば行けたんだけど、なんとなく世評が盛り上がってなくてパスしちゃった。
 「Le Du」のオーナーTAO君はメールの返事を速攻でくれるいい奴(笑)だし、次回は是非寄りたいな~。

[へべ]
●タイワイン、いくつかワイナリーもありと聞くが、今回行った中だとナームでモンスーンバレーを持っていたくらいだった。←これ自体はタイ料理のお供としては悪くない感じだったので、海外からの客も来るような店ではもう少し置かれていてもいいような気がする。

●店内、暗めが多い。コロニアル風、ウッディ、など…

●「今日(いま)それできません」 → 「Finished」…と、言う。




by aqishii | 2015-01-23 23:45 | 美味しい日々 | Comments(0)


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