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AQB59 レストランをめぐるグルメのめくるめくメルクマール (早口言葉)

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2016年 01月 18日

パーリーピーポー(11)

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 元旦。
 まずまず穏やかで温暖だ。
 フランスにとってもいい年でありますように。

 パリである。
 当然ながら、古くからの名門レストランといふものが何軒もある。
 Tour d'ArgentTailleventGrand Vefourに「3L」(Ledoyen, Lasserre, Laurent)…といった迫力に気圧される面々。…は、行ったことあるとこないとこ様々だが、そうした名門の一角に「Le Relais Louis XIII」がある。今回ご縁もあって伺うこととなった。
「この地で1610年にルイ13世が即位した」…と聞いてもまことに何のこっちゃらだが(^^;)、1961年からレストラン「Le Relais Louis XIII」として続いている。
 1996年に就任した現シェフはManuel Martinez、それ以前は3つ星Tour d'Argentのシェフだった大ベテラン。
 そしてフロアを盛り立てるソムリエ建部洋平さん。

 Louis13は比較的よく働く(笑)店で、元日の今日も昼は営業(夜は休み)。元日営業店はさすがに少ないので助かる。
 しかも元日ムニュは、サンシルベストルムニュと大体同じものの廉価サービス…だとか、でラッキーなお話。

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 *グジェール、ビーツタルト
 *Veloute de potimarron - chataigne / truffe
 *Tourteaux de l'Île d'Yeu - tomate de jardin de Rabelais
 *Coquilles Saint-Jaques contisee a la truffe
 *Ravioli de homard Breton et foie gras - creme de cepes
 *Filet de sole souffle a la truffe noire - emulsion au vin jaune
 *Granite de Yuzu et Champagne
 *Huîtres
 *Poularde du Patis - jeune legumes d'hiver
 *Mont d'or affine au Chateau Chalon et truffe du Perigord
 *Les Desserts
 +76 Cahors Clos Triguedina Baldes

 こちらは、メトロ移動派はセーヌ河畔をフラフラ散歩しながら向かう場所にある。
 元日ではあるが、河畔中古書屋台はポツポツと開店し始めている。
 ぼんじゅー、鯖?
 いい空気に温まっている。
 “おおさすが”…って感じの、熟したフランス人紳士淑女たちが集ってくる。
 やはり、
~サンシルベストルはバシっと決めて・元日はダラっとリラックス~
 なのかなあ、みな堅苦しくない恰好で寛いだ雰囲気である。

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 いやいやボナネでござる…とこちらもサービス陣もニコヤカなものである、が、フロア陣容は人数が絞られているので、上半身は柔和にして足は水鳥の如し(笑)である。…などと気楽な観察でますますノンビリする(^^;)。
 ワインも、こちらを把握してる建部ソムリエのお見立てとあって楽チン…っつうか、笑っちゃいますなー、40年モノの今や優美なカオール。

 ツマミのグジェールに腰が入ってる。こーゆーとこは、嬉しい。

 ポティマロンにシャテーニュが、しっかりとしっとりと香る。
 やっぱクラシックってええわ~…とストレートに素直に感じられる。

Tourteaux de l'Île d'Yeu - tomate de jardin de Rabelais
 この日「実は(^^;)」一番驚いたのが、コレ。「よくある」コレ。
”フランス人大好きだよなあ、あの蟹マヨのトマト詰め”…って一品なんだけど恐ろしく旨い。え~!?、これこういう辻褄で成立してる料理なんじゃ~ん、ってくらいに味わえた。
 いつまでたっても、さふいふことは、ある(^^;)。
 フランスも産物になると後知恵が多いんだけど、l'Île d'Yeuはノワルムチエなんかの近くの、島。蟹の島なんですかねー。jardin de Rabelaisはロワールのトマトのスペシャリストらしい。これら食材の質の高さは重要なんかな。

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 …と言う訳で、これより、フランス料理さまの大名行列のおな~り~。
 いやあホントにフランス料理って、素敵なもんざま~す♪

 ソールはちょっと趣向の一品で、フィレにスフレが乗っかった?ような恰好。
 こちらの魚部門は日本人シェフの方だそうだが、日本では調理経験のないプロデュイフランセ…という変わった経歴だそう。

 牡蠣はシェフからのアンシャンテ♪

 プーラルドは揺るぎなく着地を決めて、2016の開幕である。
 ロワールPatis産、質が高い。
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Mont d'or affine au Chateau Chalon et truffe du Perigord
 こちら、フロマージュは「お料理」仕立ての用意なのだが、コレがまた驚き。素晴らしく魅力溢れる取り合わせ。

 期待した通りの古き佳き香りに包まれる。
 …まあ余計なことになるけど、「若いヒトの初めてのパリ」…とか、複雑で難しいとこにいきなり飛びかかるのもいいんだけど、まずはこーゆーの食ってごらんよ、と言ってみたくもなりに蹴る鴨♪

 ***

 ゆんわりとディジェスティフもいただいて、ほっこりと出来上がる正月。
 繰り返しになるが、暖冬がありがたい。シテ島を横断し、バスティーユ広場まで2km弱の帰途をフラフラと散歩する。
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 ホテルで休息。
 France2の正月テレビ番組が馬鹿杉な件。ヽ( ´▽`)丿
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 そうこうする内に、本日業務お役御免のTさんがシャンパン抱えて現れる。
 ウチの安ホテルの食堂の片隅で、改めて新年を祝う。
 …パトリックロジェのマロングラッセをつまみながら94のクロデゴワセ♪ …ヤヴァ杉なんですけど、どうしましょ~(^^;)。ありがたいことです。
 いいお正月です。

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by aqishii | 2016-01-18 20:11 | 美味しい日々 | Comments(0)


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