AQB59 レストランをめぐるグルメのめくるめくメルクマール (早口言葉)

aqishii.exblog.jp
ブログトップ
2016年 06月 16日

これ以上は溢れまセーヌように (2)

e0254271_03042561.jpg
--------------------

 パリ到着日だが、短期滞在だし、早速ガストロするのだ。
 ホテルで一休みした後に出かける先は、トロカデロ。
 話題と言えば話題の一軒、"息子"マチュー・パコォの「イストワール」である。

 (よくは知らないのだが)トロカデロに新しく出来た複合施設「ヘキサゴン」の中に、バー・カジュアル・ガストロの3軒の飲食店があり、それをマチューがプロデュースしている。
 ガストロが「イストワール」、昨年オープン。
 まずは…のミシュランの判定も、2016版で「イストワール」に2星ついて、順調な滑り出し。

 フツーに高級感あるエントランスを入り、総合案内に名を告げると、「イストワール」ですね…と奥に案内される。
 奥のドン突きがちょっと隠し扉風になっていて、開けゴマ…するとそこに「イストワール」。
 高級感ありつつ、軽くアートでポップな線を混ぜ込んで行くのを狙ったような内装で、上手くいってるように思う。
 中庭に鎮座していて窓から見える極彩色パンダ…は如何なものか、とも思うが、ご愛嬌♪

e0254271_15362229.jpg
 この旅行は約1カ月前の計画で、この日は土曜ということもあり第一希望の店は満席だった。
 「イストワール」はオンラインから予約が入ったが、行っていたらほぼほぼ一杯の盛況。
 特徴的なことには(たまたまかもしらんが)、ほとんど非白人・非日本人の客だった。
 ここ、絶対額が、けっこー高いからねえ…かな? …まあパンダがお出迎えしてるし(^^;)。

 献立の構成は、アラカルト/3皿構成デクヴェルト/デグスタシオン。
 きちんとアラカルトから推してるのがサスガで、清々しい。
 メートルが「アラカルトでしたら注文はドゥプラで十分でございます」と漏れなく説明していくのは、「現代」…って感じ、、。
 ウチもカルトで行こうかと思ったのだが、デクヴェルトがこちらの注文通りな内容で、初回訪問の様子見ということもあり、ソレで行く。比較的、リーズナブルな価格ということもあるが(^^;)。
 デクヴェルト・メテヴァンで350ユーロ、デグスタシオン・メテヴァンで500ユーロ。
 もっと高い、メテヴァングランクリュもある。
 内容が、デクヴェルトはちょいクラッシック寄り、デグスタシオンはちょいモダン寄り…という違いもあるようだ。

 まあ、価格設定は強気ではある。けど、〝父親〝んとこよりは低め。かな(^^;)。

e0254271_15370497.jpg
 *****

 [ Menu Decouverte Accord Mets & Vins ]
 *Amuses Bouches
 *Escargots : Parmentiere d'ail des ours
 *Turbot Sauvage : A la maltaise, courgettes violon et fumee de romarin
 +Trou Normand
 *Volaille de Bresse : Contisee a la truffe noire, celeri maraicher
 *Desserts : Petite valse brillante
 +Champagne / Billecart-Salmon
 +12 Chablis / Laurent Tribut
 +12 Crozes Hermitage / Alain Graillot
 +11 La Sirene Giscours
 +Wolfberger Gewurztraminer Vendanges Tardives

e0254271_15374038.jpg
 「穴開きパレット」にアミューズがセットされていく。
 コンコンブル・ジュニパー・ローズウォーター
 イエローツナ・酢アーティショー・コリアンダーエムルジョン
 クトーを短くしたようなダックネック貝:赤貝っぽい殻
 モリーユの茶色スープ仕立て(旨)
 カレー風味の蟹
 レモンキャビア
 プティポワを小玉葱の中に フランス色が強い
 玉葱細クルクルに緑エムルジョン
 卵黄薄あめ

Escargots : Parmentiere d'ail des ours
 エスカルゴ・バディアンヌ・ポムピュレと網フリット
 見事なエスカルゴ。ポムや緑との相性良さもきっちりおさえ、美味♪
Turbot Sauvage : A la maltaise, courgettes violon et fumee de romarin
 まず焼き上がりのお姿を見せにくる。セ・フランセ!
 どこをどうするんや…というマッシフ…巻き上げではあるのだが上手。フランスに来たんや♪…という味わい。

e0254271_15383995.jpg
Volaille de Bresse : Contisee a la truffe noire, celeri maraicher
 ふっふっふ、いい並びだなあ、トドメはブレス鶏!
 我々にはsuprêmeが供された♪ 一羽で数卓まかなうようで(?)腿が出て行くように見える卓もある。
 ランブロワジーを彷彿…まではいかないか、ホオとさせる一品。出来自体は、エスカルゴ・テュルボの方が上かなあ。

Desserts : Petite valse brillante
 デセールは小型船団のように現れる。
 イルフロッタント プラリネ風味
 レモンソルベ
 苺・ルバーブ

「こちらもお楽しみですよ」とメートルがミニャルディーズを持ってくる。
 たしかに高級店、抜かりなく美味しい。かなり美味しい。
「うん、いいね!」
 と告げると、
「で、ボクの分は(どこ)?」(笑)
 とカマしてくる。
 そんな具合で、気のいい禿メートルデトルを筆頭にサービス陣は、格式を備えながらもとても柔らかく気持ちいい。

e0254271_15391331.jpg
 *****

 Mathieu Pacaud…、、、
 継ぐ者。
 現代化刷り合わせや自己の表現欲求とも十分に折り合いつつ、伝統を継いで行く意思を強固に感じさせてくれて、期待させるレベルにある。そういう思いを抱いて来る客と料理で対話できる域にある。
 ぶっちゃけで言うと、思ってたよりかなり良かったです。更にぶっちゃけると“息子s”の中ではイケてる方なんじゃないかなぁ、、、

 値段はかなり高いけど(^^;)。

el valle

AQ! / el valle 【CD】 【送料無料】
価格:2,000円(税込、送料込)



by aqishii | 2016-06-16 23:03 | 美味しい日々 | Comments(2)
Commented by 1220-METAL at 2016-06-17 20:12 x
長年拝読させていただいておりますが、息子s繋がりで初めてコメントさせていただきます。
ちょうど先週、ストラスブールのビュルイーゼルに行ってきました。昨年初訪して久しぶりにフレンチで感動したことが忘れがたく、確認も兼ねての再訪だったんですがやはりどれも素晴らしかったですね。翌日パリでアルページュに行って同じオマールブルー頼みましたけど、アルページュも悪くないですが個人的にはビュルイーゼルの方がキュイッソンもソースもガルニも良かったです、しかも値段は1/3以下。昨年はビュルイーゼルのあとパコー行きましたけどフロマージュとデセールは凄かったけど・・・て印象で。といわけで、息子s Eric Westermann おすすめです。
Commented by aqishii at 2016-06-18 01:00
どうもありがとうございます。
そうですか! メモメモ!
ヴェスタマン息子氏、ミシュランでしたけ、なんかで評価を上げててちょっとだけ気にかかってました♪
そろそろアルザスも行きたいです(^^;)。


<< これ以上は溢れまセーヌように (3)      これ以上は溢れまセーヌように (1) >>