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AQB59 レストランをめぐるグルメのめくるめくメルクマール (早口言葉)

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2018年 03月 13日

続・秘密の小部屋 103.

 小部屋…すなわち古典落書風に言うと「思考と空想の部屋」(笑)についての考現学。
 まことにお店にはアイスマヌ的ゴメソな話ですが、そこに語られる表情が面白いってんだもん(^^;)。

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2011年 Koh-I-Noor

 2011年クリスマスイブ。コペンハーゲンの印度料理店。
 ま、欧州全般にそうだが、開いてる店が無い日。日本とは逆で、クリスマスイブが家族の日でニューイヤーイブがパーティーの日、…だが、コペンはホントに極端で、いやあ店が無かったなあ。
 そう言えば何だっけなあ、ちょっとモダンな肉料理店かなんかの予約がサイトから取れていたのだが、直前になって連絡が来て、
「あっはっは、サイトが予約受けちゃったんだけど、その日ってクリスマスイブじゃん。休みだわ。ゴメソ」
 (^^;)
 ま、イブはカレーだ。
 Koh-I-Noorはけっこう大きな店で、小部屋も裏手に、大部屋と言っていい規模だったような記憶。いま見るとそれなりに渋いやん。




2011年 MJ Coffee
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 コペンの有名カフェの一軒、MJ Coffee。
 昼をいただいたのだが、日記によるとバーガーとトムカーガイを食べている。トムカーガイなんか出してたんか~。
 欧州スタンダード小部屋。




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2011年 Søllerød Kro
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 シュルロルクロに2度目の訪問。こん時に何故かG君の履歴書をワシらが持ってったんだっけかな~。
 堂々としたメゾンに相応しく、堂々たる小部屋。欧州ガストロに来たぜ、って気になる。
 小部屋近辺に店の昔の写真などを飾る、…ってのは、あるあるスタイルかなあ。
 それにしてもこの帰りのタクシーの日本語ペラペラのインテリ運転手氏はおもろかったなあ。再録しとこ~。
*****
 店が呼んだコペンへの帰途のタクシー・ドライバー氏が傑作であった。英語のやりとりの後、しばらくこちらを観察していたようだが、いきなり、
「日本のタクシーのダッシュボードにはこんなテレビはついてませんね」
 …と切り出してきた。
 ワオ!
 仕事で日本に五年ほどいた、と言う氏は、まれに見る日本語ペラペラ具合。こちらが多少ゆっくり話すくらいであとは特に配慮しなくても、ほとんど通じる。話す方もキチンとした「ですます」調で学習していて、日本人新入社員の日本語研修をお願いしたいくらいです(笑)。
「ソレロッドクロはどうでしたか?」
「2回目なんだけど素晴しいと感じますね」
「そうですね、私はデンマークで一番のレストランだと思ってます。高いですけどね。誕生祝いの時に行きました」
 まあ、店に呼ばれたタクシーだし、それでそう言うのかな…と思っていると、
「コペンハーゲンには世界一と言われるレストランがありますが…」
「ノマですね。2回行きました。ファンタスチック!」
「はい、でも私はソレロッドクロの方が面白いと思います。好きです」
 だそうな。
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 彼氏が、『上野で美味い河豚を食べた時の話』が面白かった。
「河豚はとても美味しいです。危険ですけどね(笑)。ただ、一つ困るのが、(他の魚もそうですが)刺身でも、周りの日本人の人がみな、「もっと醤油(ベースのタレ・ポン酢)をつけろ」と言うことでした。河豚の身はたいへん美味しい、…のに醤油をつけたら何でも醤油の味になってしまいます。それは、とても、つまらないです…」
 うわー、鋭い! ドライバー氏の食への関心に、現在の北欧料理隆盛の基盤、ベースを見るような気分になってしまう…のは、考え過ぎか(笑)。





by aqishii | 2018-03-13 12:52 | 小部屋考現学 | Comments(0)


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