AQB59 レストランをめぐるグルメのめくるめくメルクマール (早口言葉)

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2018年 07月 01日

起立、清津峡、(祭)礼、着席 (4)

 先週末の話。
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 …で、いよいよディナー会場第一見晴所へ。
 すっかり会食の場として整っている。手前のトンネル側に厨房セクション、どん突きの見晴らし開口部の外にはやはり『柱状節理』さまのお姿♪

 [Treasure Dinner At Kiyotsukyo]
 ”餐”
 +Champagne Brut Premier Cuvee / Bruno Paillard
 *山菜
 +Meriggio / Fontodi
 *蒲原牛
 +Barbaresco / Produttori del Barbaresco
 *甘鯛と茸汁 筍ご飯 故郷のおかず
 +清泉 亀の翁 三年熟成 純米大吟醸 / 久須美酒造
 *よもぎ
 +カキドオシ茶

 各テーブル上には、山から採ってきた木花葉野草が散らされている。
 シャンパンで乾杯♪
 其処に運びこまれるのは稲藁。「農村の感じを実感してもらうために実際のはざかけのサイズです♪」…というような話。

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[へべ]
山菜
 藁束の中、なんともやさしい手触りの小箱には、つんもりと盛られた5種類の山菜が。
 う、嬉しい!
「この辺じゃ木の芽、というとコレのこと」という、あけびの新芽の繊細な香りとほろ苦さがなんとも魅力的。

●はさかけ稲藁束に潜ませた、ゼンマイの毛漉き和紙の箱入り山菜。
 木の芽=アケビの新芽/蕨/コシアブラのマスタード風味/独活白和え/コゴミ ナッツ

[AQ!]
 おお、たしかにこの山の中はまだ山菜だったか!…来た甲斐がありましたよレベルの歓喜。
 また、一つ一つの山菜に微妙に発揮された料理性に唸らされる。…というか唸りながらいただく(^^;)。
 さすがに「この後はもうガクっと種類が減ってしまう…頃合です」とのこと。
 山菜の小箱は、十日町伊沢和紙工房製だったか、ゼンマイの毛漉きの紙…で、“何なら食べられる”モノ♪

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蒲原牛
 蒲原牛/青山椒の実/韮/胡瓜/レッドベルベット(広島から)

 肉の焼けるいい匂いが先ほどから鼻先を流れては過ぎて行く。
 お祭り屋台(笑)にも出てた蒲原牛、今度は炭火焼で。
 この場の空気に馴染んでとても美味しい赤身。青山椒風味のソース・ニラ炒めが実にファミリアなお供。
「この胡瓜、グッと来るねえ」…とわざわざ胡瓜にまで会話が向いてしまう辺りが、田舎まで来たおかげの食材パワーか。
 何となく懐かしい気分になるラベルのProduttori del Barbarescoは2014、これも色んな意味でピッタリ来る相性だ。

 シニフィアンシニフィエのパンは、平丸黄リッチなの・カンパーニュ系の・麦のしずく…の3種類。
 いずれも魅力的だが、とくに麦の滴は、呑むように瞬殺してしまう(^^;)。

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甘鯛と茸汁
 甘鯛、モグラ(=ひらたけ)・ナメコなどの茸
筍ご飯
 苗場山3合目の根曲がり竹
故郷のおかず
 おかず1=銀杏 アスパラ 麩…
 おかず2=ゼンマイ 伽羅蕗…

 “故郷の訛り懐かし…”とでも言いたくなる地元のごはんセットをリファインさせた〆のお食事♪
 「まんま」ながらとってもピュアでシミジミしたお味は、一回転してモダンの先端か…と錯覚するような(笑)。
 茸類は山の更に奥、松之山あたりから…だっけかな。とーぜんながらめちゃ旨。
 こっちじゃ「タケノコ」と言うとこの根曲がり竹を指すそうで、筍ご飯も根曲がり竹炊き込み。これがイイ♪ フレッシュだけどハンナリした優しい根曲がり竹の香りが、ごはん(白羽毛コシヒカリ)を引き立てる。「こっちのタケノコゴハンの方がいいぢゃん♪」とか、思わず言いそうになるくらい。
 そして、「おかず」。いい響きだよね、「おかず」。まんまイナタくて、でも食べるとシャープ♪

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よもぎ
 蓬フィナンシェ、酒粕クリーム、梅ジャム
 フィニッシュも土地の香りに包まれて。

 ほぼ夏至…なので長~い夕暮れも、フェットでリラックスした気分でさんざめくうちには夜の闇に転じて行く。
 楽しい一夜も締めの段取りにて閉会。あちこちで「いやああのゴハンはうまかったねえ~アッハッハ」…などと盛り上がりながら三々五々トンネルへ消えて行くゴキゲンさは、さすがはラッセのお客さん♪…って感じ(笑)。




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by aqishii | 2018-07-01 22:16 | 美味しい日々 | Comments(0)


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