AQB59 レストランをめぐるグルメのめくるめくメルクマール (早口言葉)

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2011年 12月 30日

Volt @ Stockholm

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 開店1年ほど、有名レストラン二番手クラスのジョイント独立店って感じ?
 ほの暗く、一部は蛍光灯、かかるBGMはロック系、客の頭はいろんな色、…と、若くアーバンでモダンで、な店。ワインはビオ原理主義。
 料理は、着地がピタリと決まりきらない感の残る皿は多いが、色々と美味しく面白く、いい意味で「発展途上」の印象。スタッフの年齢と呼応する感じか。アセゾネは強め。
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by aqishii | 2011-12-30 16:25 | 美味しい日々 | Comments(0)
2011年 12月 29日

最愛の一軒

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Faviken Magasinet
食べて、泣け! (笑)
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8ヶ月熟成牛・発酵グーズベリーをトナカイ苔に乗せて
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by aqishii | 2011-12-29 09:30 | 美味しい日々 | Comments(1)
2011年 12月 28日

AG @ Stockholm

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 これも2011年らしいが、ストックホルムの人気店Rolfs Kokが新たに出した「肉の殿堂」。
 {AG}の看板がでていないわけではないので完全な「隠れ家狙い」ではないけど、なんだか裏通りの廃墟っぽい…ってほどではないけど閑散としたビルに忍び入り、3階…だったか、へ、上がる。と、入口くさい設えが見え、グイと立ち入ると客を迎え入れるのは当然ながら(?)肉の熟成庫である。
 世界中から材料を集め様々な熟成に様々な焼き方を組み合わせるスタイルだが、基調となるのは北欧の肉にニューヨークの熟成と焼き…ただしアメリカ流の「同じ店でも行く度に焼きが違う(^^;;;)」よりは丁寧に焼きましょう…という感じ。
 フィンランド・アンガスのブラックンブルーは王道の美味さ。
 スウェーデン牛アントルコート“グランクリュ”というのがかわっていて、30日のドライエイジングの後に、脂肪で包み込んで更に30日の熟成をかけたというもの。しつこくなるかと思うとそうでもなく、独特の香ばしさと脂の落ち着きが、焼いた後にもクッキリと表現され、ちょっと癖になりそうな感じ。
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by aqishii | 2011-12-28 06:57 | 美味しい日々 | Comments(2)
2011年 12月 27日

Søllerød Kro @ Holte

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 今年、シェフ交代のあったソレロッドクロへ再訪。交代は順調な引継ぎであったようで、印象に変化はない。
 二度いただいてみて、このレストランは自分のスタイルをきっちりと確立しているのだなあ、というのが、一層強く感じられた。こちらは、フランス料理の基本技法がかっちりある一方で、新北欧料理の感覚も持ち合わせる。その双方の、感覚・テクニックを上手く“出し入れ”しながらコース全体を構築していく訳だが、その塩梅がなんとも言えず、良い。
 北欧一と言われるカーヴも健在で、ワイン道楽を併せて。

 店が呼んだコペンへの帰途のタクシー・ドライバー氏が傑作であった。英語のやりとりの後、しばらくこちらを観察していたようだが、いきなり、
「日本のタクシーのダッシュボードにはこんなテレビはついてませんね」
 …と切り出してきた。
 ワオ!
 仕事で日本に五年ほどいた、と言う氏は、まれに見る日本語ペラペラ具合。こちらが多少ゆっくり話すくらいであとは特に配慮しなくても、ほとんど通じる。話す方もキチンとした「ですます」調で学習していて、日本人新入社員の日本語研修をお願いしたいくらい(笑)。
「ソレロッドクロはどうでしたか?」
「二回目なんだけど素晴しいと感じますね」
「そうですね、私はデンマークで一番のレストランだと思ってます。高いですけどね。誕生祝いの時に行きました」
 まあ、店に呼ばれたタクシーだし、それでそう言うのかな…と思っていると、
「コペンハーゲンには世界一と言われるレストランがありますが…」
「ノマですね。二回行きました。ファンタスチック!」
「はい、でも私はソレロッドクロの方が面白いと思います。好きです」
 だそうな。
 彼氏が、『上野で美味い河豚を食べた時の話』が面白かった。
「河豚はとても美味しいです。危険ですけどね(笑)。ただ、一つ困るのが、刺身でも、周りの日本人の人がみな、「もっと醤油(ベースのタレ)をつけろ」と言うことでした。河豚の身はたいへん美味しい、…のに醤油をつけたら何でも醤油の味になってしまいます。それは、とても、つまらないです…」
 うわー、鋭い! 大筋、いつもボクらが言ってるのと一緒だ、、。
 ドライバー氏の食への関心に、現在の北欧料理隆盛の基盤、ベースを見るような気分になってしまう…のは、考え過ぎか(笑)。
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by aqishii | 2011-12-27 18:50 | 美味しい日々 | Comments(2)
2011年 12月 26日

Geranium @ Copenhagen

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 軽快で心地よく、時にハッと、時にシンミリと、北欧の食は展開する。
 こちらは、三人のボキューズが睥睨しているだけあって(笑)、アセゾネは結構強めのフランス調なのだが、爽やかな軽やかさが際立つ。気は入ってるけど、力は入るばかりでなく抜きも上手いのだろう。
 全体にスキルの高さに支えられる。「コペンに来てスゲーと感動する」より「ああ日本にも欲しいなあ」…と思うタイプかも。

 ラスムスに「ところでさあ、」と、二年前の『予約入れてたのに夜逃げ(笑)』の前店の写真を見せる。
「うわおっ(笑)」
 慌てて、当時から一緒らしいメートルを呼んできて、2人で
「わおっ」
 と言ってる(笑)。
「こちらで大成功してほんとに良かったね」
 と、かたく握手(笑)。
 ボキューズドールのドキュメンタリーDVDくれた。(でもこれは、みんなにくれるの、かな?(笑))
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by aqishii | 2011-12-26 00:36 | 美味しい日々 | Comments(0)
2011年 12月 23日

ソウル・トレインはタイムトンネルを抜けて (4)


 11月の連休に、14年ぶりにソウルに行ってきた。浦島太郎の見た新旧ソウルの変貌ぶり。

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●まだ使える1997年のウォン札

 2009年にワシらはスウェーデンを訪れたのだが、それは15年ぶりのことであった。手元には幾ばくか、1994年のスウェーデン・クローネが残っていた。
 この古い紙幣を携行したワシらは、マルメのショップで買物した折に、これを出してみた。すると、若い店員氏は、「ん?」…と二度見、間があって笑い出して、「おーそりゃ駄目駄目、無理(笑)」。
 無理か。旧札はノーサンキューか。
 ヨーロッパ全体で見ると、北欧はそれでも通貨(各国)クローネは連続しているが、ユーロの国はユーロ切替というモホロビチッチ不連続面(笑)があったので、10数年前の紙幣は当然、使えない。中央銀行にでも行って換えるしかない。

 さて、今回、我々には14年前のウォン、分厚いウォン札(額にするとしれているが(笑))が残されていた。
「んー、韓国はどうなんしょ、ね?」
 …と、怪しい心持ちで使ってみたのだが、

 14年もの韓国ウォン札は無問題

 であった。ヨカタねー。
 新札への切替があったのは、5年前くらいみたい。ああ、それじゃ使えるか、ね。

 当時、レートはどうなんだったかなあ? なんとなく…だが、それは気にしないことに、するヽ(^~^;)ノ。

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by aqishii | 2011-12-23 00:17 | 年代記(海外) | Comments(0)
2011年 12月 22日

続・秘密の小部屋 8.

 旧・秘密の小部屋はこちら
 小部屋…すなわち古典落書風に言うと「思考と空想の部屋」(笑)についての考現学。
 まことにお店にはアイスマヌ的失礼な話ですが、そこに語られる表情について(^^;)。

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2004年 ラ・シュエット・ドゥ・ボンヌール
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 中央区としてはキャリテプリ、可愛らしいフランス料理店。

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2004年 ガラムマサラ

 経堂のインド料理。日本感覚とのすり合せを素晴らしいバランスで達成した良店だが、以後、都内でも屈指の人気店になろうとは…まだ思いもしなかった頃、か。




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2005年 サレ・ポワヴレ

 二子玉川フランス料理、開店して間もない頃。この年あたりになると、簡素な作りでもクールで小粋な感覚…が感じられる小部屋が増える。

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by aqishii | 2011-12-22 10:55 | 小部屋考現学 | Comments(0)
2011年 12月 21日

サイト更新記録 オリヴィエ

 詳細はこちら

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オリヴィエ

 2009年11月

 *ブランダードのプティシュー
 *秋刀魚と焼茄子のテリーヌ
 *帆立のオープンパイ、ドライトマト・石川芋・セップ、セップのクーリ
 *手長海老カダイフ包み・平目・鮑のブイヤベース仕立て
 *山鳩ロティのフォアグラ添え、ソースサルミ
 *ヌガーグラッセ、苺添え
 *フォンダンショコラのビターオレンジソース、塩キャラメルグラス洋梨添え、抹茶クレーム・ココナツソース
 *フィナンシェ、ショコラ
 +06 Riesling / Hugel (demi)
 +03 CNDP / Guigal (demi)

[AQ!]
 ホントに芯がブレない頑強さ。フランス人が好きそうな。

「もう何でも面倒みるから(笑)、ずっと此処にいないか?」
 とReine Sammutさんが言ったのもムベなるかな。
 フニエールには3年いたそうだ。
「来月行ってくるんですよ~」
「そうですか! ムッシュオノエでもいいけど、向こうでは『ノノ』と呼ばれてました。ウチの名刺も置いてありますよー」
 翌月、フニエール(La Cour de Ferme)でレーヌさんに
「ヌソン・レザミ・ド・ノノ!!」
 と告げたところ、これは効きました(笑)。目の色が変わって、来日した時の話など楽しそうにしてくれた。

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by aqishii | 2011-12-21 12:44 | サイト更新 | Comments(0)
2011年 12月 20日

ソウル・トレインはタイムトンネルを抜けて (3)

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 11月の連休に、14年ぶりにソウルに行ってきた。浦島太郎の見た新旧ソウルの変貌ぶり。
  (その1、はこちら) (その2、はこちら)

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●カス? ハイト?
 ソウルに着いて、最初の夕食は素饍斎。そう、麻布十番に支店を持つ、その本店である。この旅の目的の一軒、早々に突撃(笑)。三清洞の奥まった所にあり、景福宮駅からかなり歩く。
 そうそう、本店もかなり人気らしいので、予約を入れておこうとホテルから電話した。
「Can you speak english?」
「No,,,,」
 …あらま。
 こちとら、韓国語は、アンニョンハセヨにカムサハムニダ、ファジャンシルオディエヨに料理名…くらいでもう打ち止めなのである(^^;)。自己解決は諦めて、ホテル・コンシェルジェに頼む。韓国語も電話予約くらい出来るように学習したいものだとは思いつつ。

 さて、食事の注文は、2,3つのコースから選ぶだけなので簡単。日本語付きだし。
 で、飲物。まずはビールか、と。ビールビール…
「め、メクチュ、、チュセヨ…」
 すると給仕のオカーサン、軽く頷いて

「カス? ハイト?」

( カス? ハイト? … これは一体、何の呪文だ? )

 それは知らんぞ。…なおもオカーサンは「カス? ハイト?」と尋ねてくる。どうやら二択らしいのだが。
 ビールの選択といえば…「生か・瓶か?」「グラスか・ジョッキか?」 或いは…
 まあいいや、ビールはビールだろう…
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「えーと、その、カス、をですね…」

 とお願いする。出てきたビールを見ると、

 [ Cass Fresh ]

 そう、銘柄なのであった。
 まあ、銘柄を聞いてるのかな?とも考えたのであるが、“それにしちゃ「オーピー」って選択肢が入ってないよなあ”と思っていた。
 以前はどうだろう、韓国でビールの銘柄を聞かれる…というのは記憶に無い。忘れてしまったのかもしれないが。ビールの銘柄と言えば、、、やはり「OB(オービー)」くらいだよな、頭に入ってるの。野球だって、OBベアーズじゃん。
 ところがですね、今はもう、まったく様相が違うようなのである。ビールと言えば、
「カスかハイトか」
 なのですね。ついでに言うと、OBベアーズだって、(その名前では)もう無いんですね。
 ハイトが1位でカスが2位…で激しくビールのシェア争いをしているらしい。時にこの順位は逆転する月もあるらしい。
 おーいOB、どこ行っちゃった…とスーパーで見ると、一応まだOBラガーは売られている。
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 …とまあ、そういうビール事情かな…と思うのだが、突っ込んで調べると、もっと事情はややこやしい。
 ググると、生き馬の目を抜く韓国経済界の激しさを思わされる複雑さ…であったのは次に記す通り。…なんちて、二度ググる気はしないので、記憶違いもあるかも、正確を期する向きはググってください(^^;)。
 90年代中盤に、ビール戦争が始まる。OBのライバル、クラウンがハイトビールに。そして眞露が子会社としてカス・ビールをリリース、やがてヒットする。それが、例のIMFショックの混乱の中、OBがカスを買収。OBのブランドとカスを並行するが、そのOB自体がやがてベルギー資本のインターブルーに買収される。一方の雄、ハイトビールはトップブランドに成長し、ついにはなんと眞露を買収する。
 いやあ、入り組んだ話で…。

 まあそんなこんなで、カスとハイトを学んだワシらである。後日、陳元祖補身タッカンマリでメクチュを頼むと、赤ら顔のゴキゲンなオッサン (仕事前に眞露でもひっかけてるのか?(笑)) が
「カス(かっ)?!」
 と叫ぶ。もうこちらも得たりやOh!、「(そうだよ)カスっ!」と叫び返すと、オッサンも嬉しそうに「(そうか)カス!(だな、カス)」…と。雰囲気的にはたいへんに盛上がったことである(^^;)。
 ちなみに、あまりに気のいいオッサンなのでオッサンと書いたが(^^;)、そして陣頭で仕切っているのだが、この大店の御主人である(^^;)。タッカンマリでは鶏をハサミで捌くのだが、あまりに手際が良過ぎて“何でもなくスッスッ”と見えるほど。しかし、この「ハサミ・カット」の技術は、タッカンマリの味を決定する大きな要素でもあるのである。

 ちなみに、これはまだ覚えていたので「メクチュ」と言いたがるワシらではあるが、まあ何か今は、「ビール」か「ビア」の方が通りがいいかなあ…という気も、した。(^^;)

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by aqishii | 2011-12-20 13:40 | 年代記(海外) | Comments(2)
2011年 12月 19日

2011年、ボクらの新しき天体

e0254271_1182958.jpg 今年も押し詰まった。ギュー(^^;)。
 我が家2011の、新しき天体との出会いメモ、です。
 ここ数年、
「その年初めて行った店の中で、“また行きたい”と思った魅力的な店」
 …をmixiコミュに書いてたので、その続き。

「で、今年は、どうだったよ?」とへべと話すと、
「もう、この店には魂が吸い寄せられる…って素晴らしい出会いが、やっぱりあった!…のだけど、ハズレも多かったねえ(笑)、とくに西洋系モダン狙いの新店では」
 …みたいな感じ(^^;)。
 で、昨年2010年の分を見ると、ありゃ同じようなことを言ってるではないか(^^;)。
 年寄りの愚痴かよ…ってことで見捨てていただいて結構、でもあるのですが(笑)、この、全体に続いている、店も客も「薄くて淡くて安易」な飲食の傾向は、ネット時代の一つの特徴でもあるのですかねー。

 ま、それはともかく、我々の心に映った眩い天体を…、

ラッセ
 2011オープン、目黒・イタリア料理。
 今年はまず、この一軒。よくぞ震災にもめげず開店してくれました。
 あちこちで賞賛しまくったのでそれは繰り返さないけど、各回・各皿にカンドーを覚える美味。文化・技術・感性の厚み! けっこー、泣いてます(笑)。

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ラ・シーム
 2010オープン、大阪・フランス料理。
 そしてもう一軒、こちらは関西。年次まとめの基調は普段行ける東京の店をまず挙げるのだけど、高田さんとこは別格。
 こちらも、あちこちで万歳しまくったので繰り返さないけど、震える一軒。
 …よく語られることだが、「今、フランス料理」…って難しいんだよね。足元の決め方が。でも、こうやって、スンナリと「こうでしょ?!」と見せられる才能…ってのは、あるんだよなあ(笑)。

カサマイヤ
 ラッセ同様、今年、震災に負けずに玉川学園(何処じゃそれ(笑))にオープン。
 去年・今年と、スパニッシュはバルやらモダンやら何やらかにやら新店ラッシュが続いたのだが、その中でこちらが最もお気に入りの一軒。(そんなに沢山行ったわけでもないし、個人的嗜好で…だけどね)
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 モダン・レストラン…という分類にはなるが、奇異な料理タイプじゃなくて、ひたすらの伝統リファイン系。感覚的には修業先(エルス・カサルス)通りなのでしょう、多分。
 この店は、「誰でも好きになるような居心地と味の良さ」…とも言えるし、「この味の凄みがわかるのは…ちょっとベテラン客じゃないとね?」とも言える。かな?(笑) 出てくるモノは、“何ともない見た目”だからねー。

バルマコ
 2011オープン。神楽坂。
 スペインついで…じゃないけど、今年オープンのバル。スパニッシュバルの王道を、本格的に、間違いなく食べたいなら、此処ですな!

ピンクカミラ
 2011オープン、目黒・イスラエル料理。
 気軽な使い勝手の新店だけど、Marcelloシェフの丁寧で踏み込みのいい料理は抜群のウマさ。中東・北アフリカ料理店全般で比べても、レベルの高い一軒では? 此処のファラフェルは、唸る。裏芸の、熟成豪牛ステーキもナイスだが。

ハルコロ
 2011オープン、大久保・アイヌ料理。
 新店だけど、かつて鳴らした「レラチセ」の、関係者による復興…という感じみたい。レラチセは行かず終いだったんだよなあ。
 ちなみにアイヌ料理店…って、全国でも5軒も無い?くらいだと思う。多分。
 色々と美味しいんだけど、度肝を抜かれたのは、南瓜のラタシケプ(シケレペ風味)。
 2人で、「クラウスマイヤーやレネレゼッピに食わしたいわ、コレ」と大コーフン(^^;)。
 アイヌ料理のアレコレを食べてみたくなったのは勿論なのだが、全国数軒しかないアイヌ料理店…。望みはかなうのか?(^^;)
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びすとろぽたじぇ
 2011オープン。大阪、フランス料理。
 まあ、こちらは、書きにくい…じゃないけど、知ってる人は知ってる…し(笑)。
 でも、カサマイヤ感想と重なるけど、「誰が行っても楽しく美味しくお安くあがる、嬉しい店」である。し、「フランス料理がどおこお言うんならじゃあこういう料理はちゃんと知ってんだろうなオメーェ?…的に、怖い店」でもある(笑)。…という両面を持つ。
 …ってことで(^^;)。

●えー、あとは、
 今年オープンでは、エスプリメとか蜀彩は、TPO的に使って気持ちいい感じで、将来も楽しみと思いました。関西では、ヌーダが今年。
 「以前からあるのだけど、ボクらは今年が初めて」…な店では、エルコマル(東京の誇るべき一軒…と思ったら新丸子だから神奈川か(笑)。ワハカ料理)とか、すらさ(あ、これも神奈川だ。スリランカ料理)とか。関西では、一碗水エスポージトが印象的。
 海外渡航先は、マイナーなエリアばかりなのに、打率が高かった。とくに、Faviken Magasinet は「生涯の出会い!」クラスの、一軒。そして、Casa Gerardo!
 あと、Casa Marcial山堂はいずれ是非再訪したい。Etxebarri,Azurmendiも、かな。

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参考:2010年のボクらの新しき天体

 暗いニュースの多い一年でした。最も暗い気分になったのは、チーロエスポージトの閉鎖かなあ。
 ウチは振返ると、土臭い・アーシーテイスト(?)な店にアタリの多い年、逆に“東京モダン”…的な店がほとんどハズレ(再訪意欲的には、ですが)という年だったような。何となく世界潮流っぽくもあるけど(^^;)。
 まあ、東京の今っぽい店は行った軒数もかなり少なかったんですが、、、、。

エンリケ・マルエコス
 東北沢、2009末オープン、モロッコ家庭料理。
 まずは此処ですねー。こちらのハリラは何回目かでも、目頭が熱くなる(^^;)。東京でもパリでもお目にかからないホンモノ…、どころか、モロッコに旅行してもレストランで食べているのでは出てこないテイスト、だそうで。ありがたいこっちゃ。
 うら若き女性一人、ついでに言えば美人でもある…の営む店でコレ、ってのも、珍しいっちゃ珍しい。

コチンニヴァース
 西新宿、2008オープン、南インド料理。
 南インドも有名店はだいぶ食ったなあ、…と思ってたら、こんな店があった。洗練されてもいるのだけど、土の味・風の味がして品格がある。このジャンルで最も好きな一軒か。

ラ・チャウ と トルナヴェント
 どちらも既に高評価確立店で、「まだ行ってなかったの?」と言われちゃう系だけど、ウチは本年が初めて。
 それも、La Ciau del Tornaventに予約を取ったので、「予習」と称して…という(^^;)。
 両店たいへん美味しく結構でした。ピエモンテ料理はこの2店とフィオッキくらいあれば、もういいや、ってくらい(^^;)。
 師匠のLa Ciau del Tornaventに行ってわかったのだけど、ラ・チャウもトルナヴェントも、師匠んとこの品書のうち、原理主義っぽいのというか保守反動っぽいのっていうか、泥臭いのを中心に持ってきてるんですねー。そこがまた、東京イタ飯族のうち、イタリア現地主義ヲタ層にウケているという感じ。(笑)

エミリア
 神宮前、2009オープン、イタリアン
 下北沢ダニエラの2号店。前スーシェフとマダムがこちら、かな。ダニエラとほとんど差を感じないくらい、上出来。
 「青山に増やすんですよ」とは聞いてたんだけど。

アオジ ソシガヤ
 祖師ヶ谷大蔵、2010年オープン、ピッツァ。
 都内、ピッツェリアは増えましたねー。もう、「及第点ナポリピッツァ」なら「歩いてって食おう」って時代なのか?(笑)
 ただ、このアオジは、かなりバランス良く、その点では都内トップクラスにひけをとらないと思う。

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参考:2009年のボクらの新しき天体

 我が家ではまずは、
ブルガズアダ
 2008オープン
 でした。死ぬまでついてきまっせ、メフメットさん。(^^;)

ヒロミチ
 2009オープン。
 が微妙。小玉流の料理は健在でそこは文句無しだけど、どうしても、片翼もげたシュマン…って見えてしまうのがなあ。こちらも人間だから、いたしかたない、、、

わさ
 2009オープン
 は、なかなか結構でした。料理は、もうちょっと整理ついた方がいい気もするけど、修業先の、開化亭もそう感じる所があるからなあ(^^;)、芸風かも。
 その開化亭には、ウチらが行った頃が、ちょうど御主人の修業入店の頃合だったみたい。

エル・ブオ
 2009オープン
 東京のモダンスパニッシュ期待の星。東京レストラン界の期待、と言った方がいいか(笑)。
 行った日はオレらだけで貸切状態でたいへんよろしかったんだけど、卓が埋ってきたら、上手く回るんだろうか?? …な態勢、など心配ではあるが。

アコルドゥ
 2008オープン
 首都圏以外、ではなかなか回数いけないのが悩みだけど、傑出した一軒。2回行けたし。

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参考:2008年のボクらの新しき天体

●「三輪亭」 豪徳寺・アルトアディジェ料理
 此処は2007開業。割と近いし「最近は地方料理よね」と、かなり油断してウカウカと伺ったが、あまりのウマさに返り討ち、1RKO負け。
 肉料理の美味しさとバリエーションすげー。
 サービスの、初々しさというかピヨピヨというか…いっそ学園祭の出店風とでも言いたい若さ具合も、かえって清清しい(?)。最近だいぶ慣れたけど。

●「彩雲瑞」 経堂・中国料理
 2007年開業。
 経堂の片隅のちっぽけな店で湯島聖堂の亡霊に突然出会ってビックリ! …な訳がなく(笑)、「竹爐山房」の実働エンジンが独立開店と知っての上での訪問だけど、それでもビックリ。キターーーーーーーーーーーーーーー!
 ああそうだよなぁ山本さんも若い頃はこういう勢いだったんだ、とは思ったり。
 (^^;)
 無二の精度に香港の風も吹かせる加減は、1980年代の2トップ「竹爐山房」と「ル・シノワ」が進化アウフヘーベンして現代に出現したようでもある(笑)。
 …ってわけで隔月くらいで通おうと思っていたのだけど、結局、毎月ペース(笑)。

●「ハノイ ベトナムの食卓」 東白楽・ニャチャン料理
 何か謎の店なんだよなぁ。何せ東白楽だし(^^;)。
 小汚い系かと思って行ったら、むしろクール、器なんかも現代っぽくて、風景的には「港区」っぽかったり。外は東神奈川だけど。
 それに、ニャチャン料理なのに、何故に「ハノイ」? 誰かが失敗した店舗の居抜きとか? (ググると、2006開業らしいのだが)
 と、「?」は結構たまるのだけど、内容はバッチリ。「ミレイ」が最早“存在しないも同然”(^^;)な予約困難の今、ベトナム系はここまで通うか…

●「フリスコ」 下北沢・ハンバーガー
 2005だか2006くらい開業。
 マトモなハンバーガーは二人して大好きなのだが、此処はサイコーだった。
 すさまじくバランスが良いのだが、マスコミ露出が、ややバランス崩れのダブル・トリプル…だったりして、そっち食う奴が多い、とオヤヂさんは嘆く。ウチも嘆く。

●「孫 六本木」 六本木・中国料理
 2007年開業。
 孫成順さんとの出会いは波の上下が激しく、アッチで良かったりコッチで困ったり、最後に行った「龍坊」がハズレ気味でずっと敬遠してたのだが、SのCさんが、「料理も勿論ですが、人間が素晴らしい。優しくて、僕らにも惜しみなく特級厨師の技を教えてくれる。尊敬してます」と言うので、行ってみた。
 したらば、大当たり。
 孫サイトにはボヤかして書いてあるけど、龍坊→孫…の変更の意味は?という部分もあり、内部に何かあったかも。
 邂逅の妙、のモノではあるけど、海参はたぶん俺的生涯いちばんだった。
 雨の中、階段上に先にあがって見送りなさるなぞも立派。「Cさんに聞いて」…と告げると、瞳ウルウルに近い状態で熱烈握手。いやー、ホントにイイ人なんでしょ。

●「ヌガ」 銀座・ビストロ
 2008年、になってからだっけ、開業。
 まぁ後藤さんちな訳だが(^^;)、行ってみたらずいぶん良かった。ワイン道楽とかんけーない若い知人連の評判もすこぶる良い。
 ずいぶん上手い店になったものだにょー。

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by aqishii | 2011-12-19 11:33 | 年代記(日本) | Comments(3)