AQB59 レストランをめぐるグルメのめくるめくメルクマール (早口言葉)

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2015年 05月 29日

The Nordic Prize 2014

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 The Nordic Prize は5月、nomaで、2014 Winner が KOKS , Chef Poul Andrias Ziska に決まったと発表した。

 最終候補は次の5軒だった。
Marchal, Copenhagen
Ask, Helsinki
Koks, Torshavn

 おひょ~、フェロー諸島のKOKS、もうノルディックプライズ受賞ですか!
 早ぇよ(^^;)。
 …いや、最近世界の熱い注目を集めぶっちゃけウチの「次に行きたい店」ベスト5には入ってるKOKS、意外ということもないのだが、ポール・アンドリアスって25歳とかだよね~、さすが北欧はシゴトが早い(笑)。
 まあ今年のノミネート5軒を見た段階では、これはYLAJALIかな?と思ったのだが、年内閉店が決まっただけに回避されたかなあ?

2014: Koks, Poul Andrias Ziska
2011: Henne Kirkeby Kro, Allan Poulsen
2010: Matsalen, Mathias Dahlgren

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by aqishii | 2015-05-29 11:05 | Guide : Nordic | Comments(0)
2015年 05月 28日

マラガ私がアンダルシアに (15)

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 帰る。

 マラガ空港。
 発券カウンターの横にタパスカフェが見える。
 ふーん、と覗くと開店9時半。
 これでは間に合わない。

 出国ゲートに入って中を流していると、こちらにもタパスバーがある。
 お、ダニ・ガルシアと書いてあるではないか!
 話には聞いていたダニの空港店というのは、こっちだったか。
 薄布シャッターが下りているが、タイムテーブルに8時半開店とある。
 我々の便は9:45発。
 お、これなら何かつまめるんじゃね?

 で、シャッター前のカウンターを睨んで、待つ。
 8時半。
 開かない。
 うーん。
 スペインだ。
 中で人影が、機械類を順次スイッチオンしていく様子だけはなんとなく見えるのだが。
 ついには9時。
 まだ開かない。
 うーん。
 スペインだ。
 これは駄目ですかねー、と言い出した9時5分過ぎ、おもむろにシャッターは開いた。
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 *Porra Antequerana Caprese
 *Gourmet Hot Dog
 *カーニャ

 さささっ。オラ!
 カウンターにかけて手をふる。
 ウナカーニャとポラデアンテケラーナとグルメホットドッグをくだされべっさ!

 さすがに時間が迫っているので当初の目論見より注文は減らしたが、何とか、ダニのタパスを食うことに成功した。
 ポラはショーケースの中で個別にもられてるので数秒であらわれる。そのためか、粘性高い仕立てとなっているが、味は美味しい。玉子じゃなくてモッツァレラが入ってた。
 グルメホットドッグはちょびっとトマトソース、温かく供される。美味い。食べやすい。
 いやいや結構!
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 フライト3時間、パリ。
 CDGで乗り継ぎ。5時間待ちなのでメシとする。
 ターミナル2F、クラシック。
 お馴染の空港フロ。いつもの、その、ソレ…とか思うのは心理的なもので、実際には5回目くらい?か。
 (後で見てみると、CDGフロの開店は1996年。その前って無かったのね~。)

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 *Artichaut
 *Soupe glacée de lentille
 *Onglet de Boeuf à L'Echalote, Pommes frites
 *Tulipe de Sorbets et Glaces

 冷製レンティーユスープにアーティショー、めいめいにオングレ・ステーキ、ソルベがマンゴー・フレーズ・ピスターシュ、サラダフリュイ、ワインはコートデュローヌ。
 これだこれ、このオングレ。こんなんでいいんだけどなあ…けど、日本じゃ、食えない、、、
 ゆったりと3時間。若い黒人メートレスが親切。
 ああこれから10時間のフライト、…の前に、まず第一ターミナルへ行かんと(^^;)。

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by aqishii | 2015-05-28 11:34 | 美味しい日々 | Comments(0)
2015年 05月 27日

51-100 : 2015 The World's 50 Best Restaurants

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 The World's 50 Best Restaurants 2015のランキング発表、6月1日だったよなあ、その割にはなんか今日は50bestどうこうのツイートが多いなあ…
 …と思ってたら、51-100位が先出しで発表されたのであった。
 あっちょんぶりけ。

 えー、しかしなんだよー、51-100位が見えてしまったら後は大体わかったようなもんぢゃん(笑)。
 我々のような“1位でも50位でもそこは大差なし”ウォッチャーからすると、もう終わったような感じぢゃん(^^;)。
 後は来週月曜に、「上位に塩漬(笑)」になってる面子のパレードを眺めるのみ、って。

 ざっと見だが、昨年から10位以上の変動には↑↓、昨年リスト外の店にはnew、をつけてみた。(間違ってたら、おせーて(^^;))
 「一般論として目新しい」店はないが、そこそこ入れ替えが起こっている。

52: TIM RAUE,BERLIN, GERMANY ↑
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55: THE CLOVE CLUB,LONDON, UK ↑
56: SAISON,SAN FRANCISCO, USA ↑
57: SEPTIME,PARIS, FRANCE
59: RESTAURANT DIVERXO,MADRID, SPAIN ↑
60: HEDONE,LONDON, UK
62: 8½ OTTO E MEZZO BOMBANA,HONG KONG, CHINA
63: L’Atelier de Joël Robuchon, Paris, France ↓
66: AMASS, Copenhagen, Denmark new
67: NOMAD,NEW YORK, USA
70: Waku Ghin, Singapore ↓
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72: RESTAURANT AT MEADOWOOD,ST HELENA, USA
73: The Fat Duck, Bray, UK ↓
74: JAAN,SINGAPORE ↑
75: Coi, San Francisco, USA ↓
76: FU HE HUI, Shanghai, China new
79: RYUNIQUE, Seoul, South Corea new
80: Daniel, New York, USA ↓
81: JOE BEEF, Montreal, Canada new
82: LE LOUIS XV,MONTE CARLO, MONACO ↓
83: TEGUI, Buenos Aires, Argentina new
84: SEPIA, Sydney, Australia new
88: THE TASTING ROOM AT LE QUARTIER FRANÇAIS,FRANSCHHOEK, SOUTH AFRICA ↓
88: ZUMA,DUBAI, UAE ↓
90: ESTELA, New York, USA new
91: BELCANTO, Lisbon, Portugal new
92: ST JOHN,LONDON, UK ↓
93: JUNGSIK, Seoul, South Corea new
94: MASA, New York, USA new
95: FU1015, Shanghai, China new
96: MIKLA, Istanbul, Turkey new
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98: Vila Joya, Albufeira, Portugal ↓
99: LUNG KING HEEN,HONG KONG, CHINA ↓
00: MANRESA,LOS GATOS, USA ↓

 アジア枠が増えた感じはする。
 とくに「Mikla」は個人的に行ってみたい未訪店かなあ。

 Brae87位かよ低いな~、と思うが、開店2年目のド田舎としては注目されてるということか。

 さて6/1の、上(1-50)か下(101-)か…だが、
・広い地域が名指される中、ロシア勢が入ってない。上か下か?
・ベテラン店が冷遇される中、ブラス・ダルペスカトーレ・ガニェール・シュヴァルツヴァルトシュテューべ…は、上か下か?

 ついでに言えば、一番ハラハラドキドキしてるのは、昨年ベスト50→今年圏外…の可能性がある店だろう(笑)。
 まあ、でも無さそう、あんまり無さそう。最大でも3,4軒?

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by aqishii | 2015-05-27 10:49 | 50 Best | Comments(0)
2015年 05月 26日

Xavier Pellicer abre Tapas Carmelitas y Vermutería Carmelitas en Barcelona

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 2013年にバルセロネッタのアロセリアのコンサルに就任したシャビエル・ペジセルだが、新たにバルセロナに2店舗を監修したようだ。標題の、タパスレストランとベルムテリア。
 とくにTapas Carmelitasは、無休かつ月~土は朝食対応の8:30開店~ノンストップ深夜まで、と旅人にはありがたい設定。

 しかしなんですな、シャビエルはこのモードで「あがり」なんでしょうかねえ?

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by aqishii | 2015-05-26 15:51 | ニュース(海外) | Comments(0)
2015年 05月 25日

マラガ私がアンダルシアに (14)

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 Atrio発。
 カセレス-(バス)→セビージャ-(renfe)→マラガ

 セビリア・アルマス・バス駅からセビリア・サンタフスタ・鉄道駅までタクシー、切符売場へ。
 ちょうど15分後の高速列車があり、飛び乗る。(次は2時間後だったりする)
 ラッキーな乗継で、マラガ17時半着。

 マラガ駅で駄菓子を見たり買ったり。

 おなかがすいてるので夕飯は早めかな…何ならハシゴか…、で、バル飯とする。

 一軒目は人気バル、メソン・デ・セルバンテス
 定休日の火曜以外は19時から開くようだ。

 *Pimientos del padron
 *Patatas bravas
 *Gambas rebozadas, con miel de cana
 *Porra de Antequera con tomatitos y huevo frito de codorniz
 *蛸プランチャとごはん
 *Secreto iberico con calabaza asada y mermelada de pina
 *頬肉煮込み
 +10 Paramo de Casser "reserva"
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 こんばんは。
 奥がレトランテ、手前がバル。バルにも予約札が出てる卓がある。さすが人気店。
 メニュー見たり黒板見たり兄ちゃんの話を聞いたりで、ツマミを順次頼む。

 「本日の」が、蛸プランチャ+カリカリごはん、と、頬肉煮込、で、この2品は上出来。

 市場でよくみかける「イベリコのセクレト」…聞いた名前だが何だっけ(^^;)、で注文。モチトロっとした脂ウマ。
 この「秘密」はググると「肩ロースの上に潜む」「首筋に潜む」「前脚付け根部分に潜む」…など書かれてるんで、まあ何かその辺の一部なんだろう。

「Porra de Antequera」って何ですねん?と聞くと、
「マラガから18kmくらいのとこにアンテケラって町があるんだけど、そこのサルモレホみたいな…」
 だって。スペイン人は何の根拠も無く(?)、細かい数字を言う(笑)。
 説明と実食からは、ハム少な目のサルモレホかなあ?…と言う感じだったが、ググると (諸説わかれる(^^;)が) まあ「サルモレホの異称」ということでいいみたい。
 翌日のダニ・ガルシアの空港バルでも「Porra de Antequera」の名前で用意があったので、いい予習になった。

 勿論ワインもD.O.Sierras de Malagaから。
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 人気店の骨格で、サービスが非常にこなれている。いい感じで頼もしい。
 勘定したらフロアマネージャ風のオネーサンがやってきて
「どう、お楽しみいただけたかしら…」
 の後、(一番頼もしい兄貴じゃなくてその下の)若い子を連れてきて、
「カレ、頑張ってたでしょ? トリップアドバイザーとか書く?…だったらこの子、***って名前だから、褒めてあげてネ」
 だって。
 いやあ現代の、人気店人材育成法だなあ。感心。
 …そう、この店、トリップアドバイザーでマラガのトップ(時に変動はあるが)を取っている。
 まあそれだけに、客層の方も「トリップアドバイザー見たかあ」って感じのヒトは多いんで、ソッチ系が苦手なヒトにはアレなんですが。

 ***

 まだやってた食料品店でラストミニッツ・ショッピング。
 アルカサバはライトアップ。
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 2軒目のバルはこれも人気の「Uvedoble」。

 *Croquetas caseras de jamón ibérico
 *Ajo blanco

 22時半、この店はかなりの嵐が吹き過ぎたところのようで、おにーちゃんはちょっとクタビレ気味(^^;)。
 そう言えば今回、素直なアホブランコは食ってねーな…でソレ、そしてクロケタ。
 料理はちゃんとしてる。

 カテドラルもライトアップ。
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by aqishii | 2015-05-25 20:19 | 美味しい日々 | Comments(0)
2015年 05月 22日

マラガ私がアンダルシアに (13)

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atrio
 Tasting Menu 2015 Up to date dishes to meet Toño's cuisine
 *Carrot; sea anemone and fennel
 *Fake peas; crispy pork and peas cream
 *Bloody Mary; with chives ice cream
 *Oysters...; one in lemon balm tea / the daring one, fried in strawberries and kimchi paper
 *Crawfish; in green and seaweed bread
 *Red Prawn; corn and iberian pork
 *Sea Bass; citrus fruits and cumin bread
 *Sirloin in two steps; in tartare, with mustard sorbet / roasted, in crispy herbal coating
 *Torta del casar; in both textures with quince jam and spicy oil
 *Pineapple; in textures
 *The cherry; which is not a cherry
 *Petit fours
 +09 Vosne Romanee / Meo Camuzet

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[へべ]
 ドライバーにも車体にも屈強というコトバがお似合いの、ALSAの大型バスにセビリヤから4時間揺られて古都カセレスへ。
 バスセンターからタクシーで宿に向かう。
 丘が丸ごと旧市街といった風情で、入り組んだ急坂の細道を巧みにハンドル切りながら、時にはミラーもたたんでギリギリの幅を行く。
 プロってすごい。
 石造りの建物、入り組んだ細い坂道…。
 Atrioはそんな街の、これも文化財ですよね的、壁厚な石の館の内部をみごとにリノベーションしたオーベルジュ。

 到着すると、
 お疲れさま、よい旅でした?、何か飲み物でも?
 とにこやかに迎えられ、一気にくつろぐ。
 (そしてもちろん、のどのかわきにビールがうまい)
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[AQ!]
 これも世界遺産ですかい?…という建物群の一軒に、「ルレ・エ・シャトー」旗がたなびいている。
 スペインは個店のオーベルジュは少ない印象、「ホテル・レストラン」という呼称がよく用いられている。
 ホテル・レストランの入り口は共通。玄関を入って左にレストラン、真っ直ぐどんつきがカウンターで奥のエレベーターで上がるとホテル。

 ルレ・エ・シャトー/ミチェリン2つ星/レプソル3太陽…など輝かしい評価が、スペイン西部の「何もない」地域でただ一人だけに降りそそぐ。
 ボクらも期待の膨らむところ。

「いらっしゃい、イシイさんですね〜」とスムースに迎えられる。
 このウチは、ホテルとレストランのスタッフ連携がとても良い。
 …というか、フランスのオーベルジュだと元がレストランに貸し部屋がついたような構造なので、高級でも「こんにちは、えーと、、ありぃ?」ということが割とよくあるのだ。
「何か飲みます?、珈琲・水・ビール…」
 ありがたや、とロビーでビール。
 着いたぁ〜、乾杯!
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[へべ]
 フレンドリーで行き届いたホスピタリティは、行ったことのある欧州のオーベルジュの中でも最高レベル。
 ご自慢の素敵なテラスを見せてもらってから、案内された部屋がこれまた素晴らしい。過不足なく、すっきりと趣味が良く、機能的にも申し分ない。

具体的にはこんなところ
  ●safeが使える
  ●クロゼットにハンガーが十分ある
  ●その他衣類収納(引き出し)たっぷり
  ●スーツケースを広げて置けるスペース
  ●ミニバーに水
  ●グラス
  ●洗面台が2つ(ぜいたく)
  ●バスローブ(ぜいたく)
  ●タオルハンガーが十分ある
  ●歯みがきセット
  ●ヘアドライヤー
  ●ティッシュ
  ●固形せっけん、シャンプー、リンス(←わりと稀)
  ●使いやすいシャワーブースとバスタブ
  ●クロゼットに全身鏡
  ●スリッパ(稀)、靴べら
  ●くつろぎセットの籐いすがものすごく座り心地良い
  ●電動日よけ(レースと遮光)
  ●グルメ系読み物
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[AQ!]
 ↑
 一つ一つはそーとーにフツーだなあ(笑)、でもそれが揃わないのが欧州(笑)。
 それに、その他の「余計な物」が無いのがイイ。

[へべ]
 優雅なバスタイムの後は、いざ夕食へ。
 天井の梁と柱の直線が目に快いリズムを刻む、レストランへのエントランス。
 今宵はようこそ!とあいさつに来たセーターにジーンズ姿の男性はどうやらオーナーのよう。
 笑顔のいいソムリエ殿に、ここはやっぱりチャンパーンでしょか、と乾杯など。
 宿泊棟の各室にも備え置かれるここのワインリストは、いわゆる「電話帳ほどもある」分厚さ、手厚さの立派に製本されたシロモノ。
 家1軒分くらいのイケムやら、18世紀の銘酒やらがずらりと並ぶ。
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[AQ!]
 リアル・クレージーなワインの館。
 自分がレストランで目にした中では、最狂・最凶ではなかろか(笑)。
 オールオーバーにとんでもないが、例えばイケムは1806年(!)から始まるリストが4頁にわたる。
 5大シャトーならば各25ヴィンテージ以上を揃える。45ムートンも47ペトリュスもあるでよ(^^;)。
 古酒の多くは正規リコルクもので、臨戦態勢。
 基本的にはここを建てたオーナーが1980年代~90年代半ばに買い集めたものだそうだ (「それ以降はもう良いワインは買えませんね(笑)」)。
 そのせいもあってか、恐らく同一のワインの本数は限られているような気がするので、(一部スペインジャーナリズムが騒ぐように)3つ星なんかが付いたりしたらゴッソリ欠番が出そうな感もある(^^;)。

 ***
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 …さて料理について、は、公開型日記を記すのを趣味としている人間にとっては、何とも書きにくい、心苦しい感もある…(^^;)

 世界遺産の真っ只中の丘頂部分にあるという絶好の立地、華美でなくクールでしかし冷たくない美しい内装、とても良く気がつきサンパながらエスタブリッシュドなサービス陣、贅沢品を趣味良く配して居心地の快適な宿泊棟、世界で最も華麗なワインリスト、温厚丁重さから好人物性が滲み出るソムリエ、ジーパンの気さくなオーナー、シェフのトーニョもニコヤカで穏やかな気の良さそうな人物である。
 まったくもって、欧州中でも最も理想に近いオーベルジュなのである。
e0254271_16491951.jpg …のだが、
 料理だけが、
 …
 残念だ。ほんとに残念だ(^^;)。
 しかし、どうにも、…箸にも棒にもかからない。
 「ん~」「あれ~」「、、、」…とか静かに言ってるうちに、「ああんコースが終わっちゃうよぉ」…みたいな感じ。
 とくにマズイわけでもミスってるわけでもないのだが、“とくに感じることは何もない”んだよなあ。
 品書を見ても(今になって)写真を見ても、この日までの他のガストロに比べとくに劣ってたりはしないんだけど、味が、ボンヤリ。食べ物って、難しいなあ(^^;)。
 トーニョ、ホントにいい人なんだけどなあ。
 2つあるコースのうち「Tasting Menu 2015 Up to date dishes to meet Toño's cuisine」を頼んだのだけど、ワイン目当てにこちらを訪れる方は「クラシック」コースの方が、イイかもしんない。
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by aqishii | 2015-05-22 16:50 | 美味しい日々 | Comments(0)
2015年 05月 21日

Daniel Boulud : 2015 Lifetime Achievement Award (The World's 50 Best)

 50Bestのライフタイム・アチーブメントの2015は、ニューヨーク「レストラン・ダニエル」のダニエル・ブールーが受賞したようだ。
 2014は、ロンドン「St. JOHN」のFergus Hendersonだった。

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by aqishii | 2015-05-21 21:48 | 50 Best | Comments(0)
2015年 05月 20日

マラガ私がアンダルシアに (12)

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[へべ]
 セビージャ バス・センター・アルマス
 カフェでボカディージョ
 バス Gijon行き 4hrs
 カセレス

[AQ!]
 謎の大都市(笑)セビリアからバスで北上する。(そういえば大阪万博の次はセビリア万博であったのだ)
 我々はカセレスに向かうのだが、乗るのはなんとヒホン行きの長距離バス。ALSAの世界だ。
 (ALSAのバスはスペイン気分が盛り上がる。サイトで購入から発券まで出来るのもありがたいが)
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 生ハムの町を幾つか通り抜けて行く。直売所が並ぶ。
 町郊外にドングリの森、その下にたまにイベリコ豚が見える。
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 北へ向かうと、徐々に緑が増える。
 オリーブ畑が減り、その分、葡萄畑が目立ってくる。けっこう葡萄は植えてるものだなあ。そういえば作付面積は世界一だっけ。
 オリーブ畑の合間にも葡萄畑の合間にも現れるのは、電力畑。風車やパネルの下で、馬や羊が草を食む。
 スペインの情景。
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 バスはバダホスを経由する。ほとんどポルトガル国境だ。
 カセレスまで、直行を出せば2時間半くらいで行きそうなところを、なんだかんだで4時間で走る。
 ここまで休憩なし、カセレスで20分休むようだ。
 我々はここで降りる。

 エストゥラマデラの主要都市、さすがに大きい町。
 タクシーで世界遺産地域の中心にある「アトリオ」まで10分弱。
 世界遺産は急坂の石畳、「いやあ無理ぃ」というほど狭い路地も地元タクシーは涼しい顔をして抜けていく。
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「atrio」
 これも世界遺産ですかい?…という建物群の一軒に、「ルレ・エ・シャトー」旗がたなびいている。
 スペインは個店のオーベルジュは少ない印象、「ホテル・レストラン」という呼称がよく用いられている。
 ホテル・レストランの入り口は共通。玄関を入って左にレストラン、真っ直ぐどんつきがカウンターで奥のエレベーターで上がるとホテル。

「いらっしゃい、イシイさんですね〜」とスムースに迎えられる。
 このウチは、ホテルとレストランのスタッフ連携がとても良い。
 …というか、フランスのオーベルジュだと元がレストランに貸し部屋がついたような構造なので、高級でも「こんにちは、えーと、、ありぃ?」ということが割とよくあるのだ。
「何か飲みます?、珈琲・水・ビール…」
 ありがたや、とロビーでビール。
 着いたぁ〜、乾杯!

 オネーサンの案内で、部屋・屋上テラス・プールなど拝見し、世界遺産地域地図をもらって見物スポットをレクチャーされる。
 生憎の小雨(ヨーロッパ人たちの傘さし率が5割くらい)の中、散歩に出る。
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 しみじみと歴史が香る町だ。
 いいなあ。
 唯一、オネーサンの大プッシュだったアートギャラリーが日曜ということで夕方の開館がなく見られなかったのが、残念。
 プエルトデサンタマリアに続き、この町もコウノトリがとても多い。ここはとくに多いかな。
 教会の高いとこなんかにデンと巣をかけちまい、辺りを睥睨してたりする。
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[へべ]
 カセレスの街を散策。

 フロント嬢おすすめの現美が日曜夕方は休館だったのは断腸。
 石畳の坂に階段、見通しのきかない迷路のような細い路地。
 カラン、カランと時を告げる教会の鐘。
 スペインらしく、よそ行きのおめかしした子どもを連れてそぞろ歩く大家族。
 あいにくの雨がぱらつく中ではあったが、路地ひとつ、階段ひとつごとに違った眺めが展開するので歩いていても楽しい。
 教会の屋根にコウノトリの巣があり、鐘が鳴っても動じない、格好の被写体っぷり。

 広場のカフェで趣きある景観を満喫しつつ、ひと休み。
 日曜の夕刻らしい、のどかな時間が流れていく。

[AQ!]
 ゆっくり、風呂。
 世界遺産に2時間かけても余裕がある。
 風呂もシャワーも気持ちいい。
 贅沢さ・実用性・美しさがバランスし、要らんものが無い、という趣味の良さ。
 大きな窓から下は、夏にはテラス食になるという中庭が見える。


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by aqishii | 2015-05-20 10:58 | 美味しい日々 | Comments(0)
2015年 05月 19日

2015 World's Best Restaurant Odds to Win

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 6月1日に発表になる50Bestの2015 World's Best Restaurantだが、さすが注目度の高いランキング…ということで、オッズメーカーの対象にもなっているらしい
 いやはや。

Noma 5/6
Eleven Madison Park 12/1
Dinner by Heston Blumenthal 16/1
Arzak 18/1
Alain Ducasse at The Dorchester 18/1
D O M 25/1
Alinea 25/1
Nahm 25/1
The Ledbury 25/1
Aqua 55/1
Le Chateaubriand 50/1
Per Se 45/1
Chez Panisse 60/1
Saison 60/1
The French Laundry 60/1
Chapter One 100/1
St John 100/1

 ホントに金を賭けるなら、レストランより審査員の年間動向だよな…なんてことはどーでもいーが、まあnomaが勝ちそうだな、まあこの倍率ならフランチェスカーナは妙味か、…とか言いながら、「馬券は買って楽しむもの」というところに戻りますと、私はアッティカを買いたいですね。
 買わないけどヽ( ´▽`)丿。
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by aqishii | 2015-05-19 16:19 | 50 Best | Comments(0)
2015年 05月 18日

マラガ私がアンダルシアに (11)

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「アバンタル」
 *人参甘酢漬、ガスパチョ再構築、galleta de chorizo y parmesano、グリッシーニ
 *Ajoblanco malagueño con orejones y ciruelas pasas
 *Gamba de Huelva, Gelatina de manzanilla, crema de alga, breca ahumado (albur), piñones
 *Ostras sobre cremoso de coliflor, cardos con piñones y enebro
 *Yogur de foie, compota de melocotón, crujiente de frutos rojos y miel
 *Merluza con cuajada de puerros, ajo negro y cebolla confitad
 *乳呑み仔豚のカリカリロースト、モホソース
 *crema de maracuyá con granizado de hierbabuena y chocolate
 *Canelón de mango relleno de crema de queso y sopa de lemon grass
 +13 Pinot Noir / Cortijo Los Aguilares

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 Sevillaの夜は「アバンタル」へ。

 アンダルシアの各都市は「若手売出し中のモダン・ガストロ」を探すとわりと単純な回答(?)になっていて、
「セビリアと言えばabantal」
「コルドバと言えばChoco」
「マラガと言えばJosé Carlos García」
 と大概の人が答えることになっている(笑)。
 えーと、いずれもミチェリン1星・レプソル2太陽…かな。
 ウチは取り合えず、町ごとにこのスロットのレストランテは1軒は行くので、迷わず「アバンタル」。
 …そう言えばちなみにマラガの「José Carlos García」は、水曜昼の予約を約1ヵ月前に申し込んだのだが「満席スマソ」の返答。ここは行けなかった。
 マラガはかなりの規模の町なのだが、若手モダンガストロがほとんどこの「JCG」しかないんで、一極集中してるのかなあ。
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 「アバンタル」は、サンタフスタ駅と・アルカサルなど観光中心の、ちょうど中間あたりのナニゲない街角にある。
 どちらからも歩ける距離。行きはタクったけど、帰りは散歩した。

 見ての通り、軽快な都会型レストランテ。
 軽く、明るく、ちょっと洒落て、使いやすい。お客も小ざっぱりしている。
 テープル・セッティングの位置どりが独特で、巨大な店ではないけど隣卓は遠い。それも都会的?
 俺ら以外にアジア人一卓アリ、さすがセビージャ。マラガを出てから今日まで、あまり見なかった光景。

 声が高いお茶目ボイスのメートルに、なかなか男前なソムリエール姉さん。
「この辺のビノティントで、あんまし重かったりゴツかったりせんのが欲しいんじゃがの?」
 に、「こんなん如何?」と提示されたのが、マラガのピノ(!)。
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 「え、ピノ?」…ラベルにもでかく「PN」と入ったピノノワール、後で見ると「ヨーロッパ最南端栽培」だとか。(…って、そもそも土地としてほぼ欧州最南端だからなあ(笑)。この辺・シチリア・クレタ・キプロス…)
 これがスンナリしたシットリした良いピノ。日本まで引っ張ったらどれだけ美点が残るかは謎だが、此処で呑むにはいい食事のお供チョイス。

 ソツのない、ちょびっと目新しい、器用な、美味しい料理。
 その分、強い/深い印象を残したり、カンドーに包まれたり…するタイプではない、かな。
 「やったね!」って感じの大当たりが、「◎サックリングピッグのモホ・ソース」。
 ジューシーさとサクサクさをきちんと両立した焼きがイイし(仔豚、使い慣れてるなあ!)、モホソースもばっちし。
 主菜でアタリが出たんで、とてもハッピーに物語が閉じる♪

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by aqishii | 2015-05-18 19:28 | 美味しい日々 | Comments(0)