AQB59 レストランをめぐるグルメのめくるめくメルクマール (早口言葉)

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2017年 09月 29日

最強の香港と盾 (2)

 9月末は香港へ。
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 *蜜餞燒雲腿
 *雞茸鷓鴣粥
 *蜆芥鯪魚球
 *京醬肉麵
 +12 Evans Tate Redbrook Shiraz Margaret River

[AQ!]
 さて、到着日夕食である。
 久しぶりの香港だしなあ、ここはいっちょ、オールドスクールに行ってみますかねー。
 で、今回の旅は無目的無計画度が高い行程であるのだが、まったくの手ブラと言う訳でもなく、香港道に関しては天に聞け…とN師匠に伺いをたててきている。
 師匠が仰るに、「そらアータ、まずは夜の陸羽でしょ」。
 へぇそっか陸羽なのか…と、ハリセルダンに第2ファウンデーションの在り処を聞いたような(笑)心持ち。よし、その陸羽に行ってみよう。

 陸羽の夜、ちょろっと聞いてもらったら、
「2人の予約は取ってないけど、直接ウォークインしてもろたら無問題よ」
 ってなことらしい。
 本日2回目の中環へ向けて出発。金巴利道の宿はインは佐敦站だがアウトは尖沙咀站が便利、これが地形w。
 中環の、徳己立街から士丹利街が生える辺りに屈臣氏ワインセラーがあるので、ワインを物色。これも師匠の入れ知恵。テキトーな豪州シラーズを購入。
 屈臣氏ワインセラーには長く世話になっている…というかですね、我が家のハウスワインオープナーって屈臣氏のソムリエナイフなのであるw。それも、えーと25年くらい使っているモノ(^^;)。もの凄く頑丈だよなあ。今も同じものを売っているかは知らんが、とても使い易い。毎晩のように「Watson's Wine Cellar」の文字を眺めて暮らしておるのだ(…いや、近年のハウスワインはスクリューキャップが増えたか…)。

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 士丹利街を2分も歩けば陸羽。新しくしたのか、ネオンがピカピカ。門番が「ささ、どぞどぞ」と招いている。
 おお此処だったか…と、もう場所も忘れていたのだが、およそ30年ぶりの陸羽訪問となる。
 …ってさ、30年ともなると実質「単なる初訪問」なのだが、『ぶり』と書くと何となく自分が盛り上がるので、書いてしまう(^^;)。
「えーとこんばんは♪、ロンワイ?」
「よしよし、OKOK、あそこにでも座りな」
 18時半作戦は正解、まだみんな手が空いてるし。
「ヤメー茶? 普洱?」
「うん、ポーレイポーレイ」
 …とオジサン、我々の提げてきた屈臣氏の袋に気付いて、
「ワイン呑むのかい?」
「はいあー」
「よしよし」…と早速、準備にかかり、ワイングラスをセット。
 …と流れるように段取りは進むのであった。ラクやなあ。これより一貫して、オジサンたちが皆、ずいぶん優しいのである。これは嬉しい誤算…じゃないけど、予期してなかったのことよw。

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[へべ]
 陸羽茶室に行くのは、私のほうは今回が初めて。
 掛軸に描かれてそうな髭のお爺さんたちが自慢の鳥籠を携え早茶に集う…みたいな脳内イメージの店だったわけですが(少なくとも夜はそんなことなかった)。
 この度のちょっと久々の香港行きでは、事前に大先輩のN田さんにご指南を仰いでいろいろとお知恵をいただき、そのおかげあって「夜の陸羽」訪店となりました。

[AQ!]
 菜單は広東語表記だが、「名菜」を英語・写真入り編集した別メニューあり。壁メニューもあり。
 眺めているといつまでも楽しいのだが、本日は師匠の推奨二人世界注文例を握りしめてきているので余計に気楽である。
 蜜餞燒雲腿・鷓鴣粥・京醬肉麵。
 蜆芥鯪魚球も是非食べたいと思っていたのだが、品書に見当たらない。これは紙に書いて聞いてみた。
「蜆芥鯪魚球、ヤウモウ?」
「ヤウ!」
 注文外では、鳩を勧めてくれてた。次には行ってみよう。

[へべ]
 今宵の忘れがたい一品「鷓鴣粥」は、やさしい滋味のすり流しスープ。
 大きな鉢にかなーりたっぷりあった筈が、2人で「ややや、なんだこの嫋やかな味わいは〜」などとお代わりしていくうちに、ぺろりと完食してしまう。
 しみじみと穏やかな、五臓六腑にしみわたる味。

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[AQ!]
 小碗になみなみと注いで6杯取り(1人3杯)ぐらいだったかな。冷めにくい厚手の鉢だし、多少冷めても魅力は衰えない。
 ペルドロのトロトロの粥、玉子入り。たしかに粥だが、スープに近いくらいの感覚。
 こんこんと湧き出す香りが頂を作るほどに颯爽として、いやいや見事なことである。鋭いまででありながら、堂々としている。
 鷓鴣粥と蜆芥鯪魚球の2品は、2人して、「これはオールタイムベスト…って感じだよねえ♪」と嘆息。(オールタイムベストって何だよ?…と聞かれると困るが(笑))

[へべ]
 そしてワシらを襲うスマッシュヒットが、蜆芥鯪魚球。
 「揚げた鮒団子に葱&発酵蜆ソース」ということでN先輩のご指南メモ中とりわけ気になってた料理ながら、品書きを見渡すと「魚球」は何通りか載っているものの見当たらず。「有冇?」と聞いてみたら「有、有!」ってわけでご対面。
 軽やかに揚がった魚球そのものもいいが、これを蜆葱汁に浸すとグワッと魔味・魔都感が立ち上がる。
 こういう下品で下世話な仕立てのものが、いい店で綺麗にピタリとはまったときに生まれる「うわーなんだこれ下品で上品でウマい」みたいなところは、そういえば香港ならではの快楽だったか…などと陶然としながらも箸は止まらない。

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[AQ!]
 魚球もシジミタレも旨いのだが、両者を行った時に降りてきた、昔見た夢の「地上数百メートルを行くロープウェイから下界を眺め渡した」ような広がり感…は、スペクタクルですわあ。

 注文の料理は原則的には、出来次第、出てくる。ま、3、4皿なら多少オーバーラップしてもさほど問題茄子。
 いかなるタイミングにも、蜜餞燒雲腿はいいツマミだ…いい意味で♪
 麺は、時に干絲だっけ…と思ってしまうw優しい趣きで、香りと食感の質高さ。
 料理全体に、オールドスクールの頂点として、触り・当たりのフィネスは「普通?」な範囲とも見えるが、味わい深さ・漂う色気のフィネスがこの世のものとも思われない(笑)。

 12年のShirazは、結果、ちょうど良かった。
 へべは「今更ながら普洱でいけるのはいいもんじゃわい」。

 19時半くらいになると、フルでは無いけどかなりの入り・かなりの賑わいとなる。ワインの卓も多い。それぞれ各卓が、色〜んなものを食べている…そんな所も古い店らしい。
 ワシらの陸羽の一幕は実に綺麗にまとまってしまったので、とりあえずこれで〆た。



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by aqishii | 2017-09-29 13:53 | 美味しい日々 | Comments(0)
2017年 09月 28日

最強の香港と盾 (1)

 9月末は香港へ。
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[AQ!]
 寝ようと思ったらテレビが、
「明けて早朝はバケツをひっくり返したような大雨が予想されます。お気をつけを…」
 と呼びかけている。
 ヲヒヲヒ…
 改めて、出かける時間のこの辺りの降水予想を見ると「30mm/h」…とか、信じられん数字が示されている。
 あ、アカン…。どぎゃんとするですか。
 さすがにそれだけ降るとズブ濡れだ。「駅で総着替え」に荷物を組み替える。
 朝。
 30mm/hの雲は、予想より数十kmほど南にズレて通過の模様だが、大雨には違いない。へべを駅に送ってクルマを家に戻す。駅まで歩いて、総着替え(^^;)。
 久しぶりの香港だっつに、バタバタだ(^^;)。

[へべ]
 香港へ行くのは結構久しぶり。
 あいにく、関東南部は神奈川千葉を中心にかなりの大雨。電車ダイヤも乱れる中での早朝出発…と波乱のすべり出しとなったが、それでも羽田発は近くてありがたい。

 平日とあって機内はわりと空いている。映画メニューに「墨攻」があったので、気分盛り上げにいいかなと流しておくつもりが、好きな作品だもんでつい見てしまって寝不足状態で到着(ばか)。
 着陸時にはつい啓徳時代を懐かしんだりしつつ。
 何度か来てはいる筈の新空港なのだが、老人力が近年めきめき上がってるせいかやたら印象が薄い。AQと「こんなとこだっけ??」「いや記憶にない」と、うすらボンヤリしたことを言い交わしながらオクトパスカード(前に使ってたのが見つからず買い直した)をゲットし、機場快線で市内へ。

[AQ!]
 羽田なんで楽勝。スイと香港へ。
 わかっちゃいたけど、あ、暑い。33度。
 東京はやっと涼しくなってきたのに、なんでまた「自主残暑」に出向かなければならんのか(^^;)。
 ま、「なんで」については今回は「何となく」な旅で、特に目的もないのであるが(^^;)。

 ところで旅行前に見てみたら、香港ドルは出てきたのだが、オクトパス(八達通)が無い。
 ありり? ソウル・台北・バンコク…のアジア勢はじめアチコチの交通カードはあるのだが。
 うーむ。前回の香港は在住の友人と遊ぶ時間が多かったから、その関連かもしんないなあ。
 いずれにしてもしょうがない、空港で購入。
 機場快綫でバビューン。
 海上で橋脚工事が進行中。方向から見ると、屯門にでも渡すのか。(→ググると正解。更に、そう言えば、マカオにまでも橋を架ける予定であるらしい。ご苦労なこっちゃ)

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 香港站着、昼過ぎ。
 旅程を考えると、ASAPに軽食でも取りなせぇや…って感じ。となれば、
「マックで雲呑麺っしょ♪」

 *世家雲呑麺
 *蠣油芥蘭菜

[へべ]
 小腹がすいたし、まずはちょいと中環へ。
 うわー、ピカピカの都会のオシャレなビルに、ガーガーと大声でやり合う人々の会話が響いてる。エスカレーターがやたら速い。人がたくさんいる。恒生銀行がある。外はかなり蒸し暑く、エアコン室外機の水がびしゃびしゃ降ってくる。
 ああ、香港に来たんだなぁ…と、じんわり湧いてくる実感に浸る間もなく起伏リッチな中環の狭い歩道を突き進み、お目当ての店にたどり着く。

[AQ!]
 中環から山の方に歩いてけば良い…って概略はわかるのだが、国際金融中心の巨大さに多少迷ったりなどしつつ、目印の「中環至半山自動扶梯」に行き着く。
 へべ曰く、「江ノ島エスカー」(^^;)。…いや、コッチはタダだ。
 威霊頓街、「麥奀」の看板が見えた。よっしゃ♪

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[へべ]
 思えばここへは約20年ぶりか。同じ場所で御繁盛のようで何より。
 決して大きくはない店だが、たぶんリノベーションした店内は明るく綺麗で、卓上正面のメニューは完璧な日英併記(広東語の小さな菜単は横っちょにある)。
 やはり食べたいのはコレ、と雲呑麺に芥蘭菜を。

 とかく思い出は美化されがちだけど、ここの麺はまさにドンピシャリのイメージ通り。
 クリアなスープにキリリと極細の縮れ麺、その下に奥床しくもゴロゴロと沈む、胡麻油の風味豊かなプリプリ海老入り雲呑(ヒラヒラ部は少なめ)。麺→スープ→雲呑→麺→スープ→芥蘭…と巡回していくと、無限ループが止まらない。芥蘭は極太の茎も柔らかく、これを実にこなれた薄め加減のオイスターソースでいくのが香港調。
 いやー、戻ってきたわー、と実感と満足感が押し寄せる。

[AQ!]
 店正面に「1920」とある。創業年かな?
 やはり、汁の綺麗さと全体バランスが素晴らしい。
 香港に来て良かった感がフルに…だが、この透明感は香港にそうそう無い…とも言える(笑)。
 芥蘭、太くても柔らかく上がり、うるさく無い牡蠣ソース。
 英語・日本語はデフォで書いてある。
 老舗で有名店で人気店…「だけど」(笑)、イイ店だわ♪

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*****

 「概略はわかる」と書いたが、久々の香港、何でもそんな感じだ。
「何でもわかるけど、全然知らない」
 って。いや、
「何でも知ってるけど、全然わからない」
 のか? どっちが正しいのか? …ってどーでもいい(^^;)。
 この、夢の中に出てくる土地のような曖昧感を味わえるのはワシらにとって香港くらいか、妙に気持ち良い(^^;)。

 MTRで佐敦。宿は金巴利道を入ったとこ。
 福臨門の厨房の裏手みたいなとこ(笑)。そう言えばこないだのパリ、ランブロワジーの厨房の裏手みたいなホテルだったなw。ま、そのランブロワジー同様、今回の福臨門もスルー予定(^^;)。
 彌敦道から金巴利道に入るのは、実は、美麗華広場を抜けて行くと涼しい(^^;)。…という重要情報を未来の自分にロングパス(^^;)。
 諾士佛臺という飲み屋街があって、ホテルはその中。ホテルのビルも4階まで飲み屋で、5階にフロント。賑々しいロケーションだが、いいホテルだった。
 早朝から動いているので、夕食に向けて一旦、昼寝。



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by aqishii | 2017-09-28 23:18 | 美味しい日々 | Comments(0)
2017年 09月 25日

ブラス、3つ星やめるってよ

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 …とのことである。
 2018年度版ミシュランガイドへの非掲載を求めたそうだ。

 この第一報を聞いたのは、友人H田氏のFB投稿なのだが、つい、そこに、

「どひゃあ~、、、どっかん、、、でもわかる、、、的な、、、」

 とコメントした。
 改めて考えても、、、なんか、ワタシ的にはそんな感想だ(^^;)。
 何かを感想しようとすると、何かが逃げて行くような感じ。

 この決断が、ブラス家から来た…のは、どことなく、そうかもなあ…と思う。
 ダイレクトな意味では、2005年の「サンドランスの返上」以来となるか。
 セバスチャンは取材に対し、
「完璧な料理を日々提供しなければならないという重圧から逃れたい」
「自分の創作料理がミシュランの調査員に受けるかどうか悩むことなく客の舌を魅了し続けたい」
 といったコメントを出し、ロワゾーの件にも言及したそうだ。

 まあ、「ブラスと3つ星」も不思議な関係だ。
 1990年頃、ゴーミヨなんかは既に「フランス最高の一軒」と賞揚していたブラスに、ミシュラン…ベルナール・ネジュランは、なかなか3つ星を出さなかった。ヴェイラパッサーガニェにはホイホイ出していたのに。
 ネジュラン自身の退陣が本決まりしていた最後の最後、1999年になって、それはようやくもたらされた。どういう心境だったんだろう。
 そこからは読者の邪推になるのだが、そこには、3つ星ってのは何か・3つ星ってのはどうあるべきなのか…という点での逡巡が、あったように思われる。
 そう思うと、「その問題」が、まったく違う形ではあるが、また頭を擡げてきたのかな、とも思う。




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by aqishii | 2017-09-25 23:45 | Michelin | Comments(3)
2017年 09月 22日

米其林指南 2018 上海

 ミシュラン上海版、2年目。
 Ultra Violetが3つ星に昇格。Paul Pairet自身、「ミシュランがウチのフォーマットにOK出すとはビックリさ」みたいなことをコメントしてるらしー。
 ミシュラン自体の存続にも大きな(?)中国市場、フルスイングで目立ちに来たか?…みたいなw。
 新規1つ星に4軒。この版、全体に目立つのは「**の支店」。その意味では「世界にここだけ」のUltra Violetの昇格は正解なのかもしれない(笑)。

●三星
唐閣
Ultra Violet ↑

●二星
8 1⁄2 Otto e Mezzo Bombana
L'Atelier de Joel Robuchon
喜粵8號
逸龍閣
雍福會
御寶軒

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●一星
Bo Shanghai (新)
大蔬无界 (外滩)(新)
Jean Georges (新)
甬府 (新)
艾利爵士
大董 環貿廣場
大董海參店 越洋廣場
鵝夫人(莘莊)
斐霓絲
福和慧
家全七福(嘉里中心)
金軒
老乾杯
老正興
利苑(國金中心)
利苑(環貿廣場)
迷上海
南麓 · 浙里
蘇浙總會
泰安門 Taian Table
新榮記(上海廣場)
雍頤庭

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by aqishii | 2017-09-22 20:42 | Michelin | Comments(0)
2017年 09月 20日

20周年 : AQ!&へべの「楽しいレストラン」 (3)

 今年、ウチのサイト内ページ「楽しいレストラン」は20周年を迎えている。
 まあ記念祭をしよう…って訳じゃあ無いのだが、ぼちぼちと、20周年記念「20年前を振り返ってみる」雑記は記してみようと思う。

 手っとり早く…というか、単純に、20年前1997年の食べ歩きメモを見てみる。

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1997年 3月
 *トリッパ
 *ピザ・マルガリータ
 *Tボーンステーキ
 *ドルチェ
 +93 Chianti Classico Riserva Fontodi
[AQ!]
 相変わらず上手い具合にやってまして、土曜夜の満員です。

1997年12月
 *茸炒め
 *ムール貝のリゾット
 *ピッツァ・マルゲリータ
 *フィレンツェ風Tボーンステーキ
 *パンナコッタ、バニラアイス
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2017年感想
 都立大に93年に出来たトラットリアで、目立つとこにドーンと石窯が鎮座する。90年代はこの「マルゲリータ+フィレンツェ風Tボーンステーキ」を食べにけっこー行った。
 ウチからは不便な場所なのだが、気軽な雰囲気・気軽な価格でかなりなクォリティ…が当時よくフィットしたのである。
 なんだかんだと90年代は牛の正肉をよく食ったものだ…と言うか、以後は減ったかなあ。ステーキもそうだが、正肉がウリの「普通の焼肉屋さん」に行く回数なんかが随分少なくなった。
 これがトシ…と言うものか(笑)。
 まあ此処んとこ、フランス産などの輸入解禁以降は、そのちょっと前よりステーキなど食う機会が復活しており、どーなることやらわかりませんがね(^^;)。
 牛の内臓の方は昔から好物なこともあり、当家消費量はあまり変化ないように思う。

 ま、それより「Tボーンステーキ」だよなあ。
 90年代…まあフツーの食い物だったのである。
 この食い物が禁止されたのが2004-2013年らしい。
 つまり「この20年間を振り返る」のならば、その半分の期間Tボーンステーキは食べられなかったことになる。
 そうなるかあ。食体験としてみれば、1980年代生まれのヒト…なんか、気の毒なことでしたなあ(^^;)。
 まあ、その他の面でもこの20年間、世界の「肉の事故」は多々あったのである。やはり、世界人口爆裂と食材のすり合わせはギリの所に来ているのだろう。(国連が「人口を減らす気もないなら昆虫を食え」と言い出すわけだ(^^;))
 そのせいかワシら世代、「食えるうちに食っとけ」が基本ポリシーとなりがちではある(^^;)。ウチも勿論、「食えるうちに」とガッついているのだが、「鰻とか鮪」と言った材料となるとそのポリシーだけでいいかは思慮が求められるところである。この点も「この20年」。

 「ラ・バラッカ」は都立大で健在のようだ。きっと、(TPO・年恰好が合えば)優秀な店であり続けていると思う。
 …『都立大』は健在でない、何か変な名前の学校になってしまった。が、「都立大学」駅は健在である(笑)。

 当時の写真は無い、「ヴァッカロッサ」のLボーンステーキの写真で気分を出しておく(^^;)。




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by aqishii | 2017-09-20 11:51 | 年代記(総合) | Comments(0)
2017年 09月 18日

20周年 : AQ!&へべの「楽しいレストラン」 (2)

 今年、ウチのサイト内ページ「楽しいレストラン」は20周年を迎えている。
 まあ記念祭をしよう…って訳じゃあ無いのだが、ぼちぼちと、20周年記念「20年前を振り返ってみる」雑記は記してみようと思う。

 手っとり早く…というか、単純に、20年前1997年の食べ歩きメモを見てみる。

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1997年 2月
「花背」
 *角煮
 *蛸天
 *カレーうどん
 *穴子天うどん
[AQ!]
 山王コンサート帰り。

1997年 3月
「花背」
 *蛸天
 *角煮
 *かきあげうどん
[AQ!]
 葛飾コンサート帰り。

1997年12月
「花背」
 *穴子天
 *角煮
 *かき揚げうどん
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2017年感想
 ああ、この頃は花背なんだなあ…。
 自分的には、90年代の仕事帰りクルマ深夜枠の大定番であった。(80年代は…なんだろ…恵比寿ラーメンか?(笑))
 1997年…は多分もう、三軒茶屋で店舗化してたんだと思うが、元々は砧公園前にあった屋台…それも天麩羅をはじめとして豊富な品書を誇る大屋台であった。
 此処のウドンは、猛烈に美味かった。…(ま、記憶の美化が何割かでもイイんだけど)ハンナリとして品格があって。天麩羅も。
 ワシは「うどんが主食でない」(…から、豪華接待を受けて文春砲を浴びることもない(笑))ので、ウドンの話はテキトー極まりないのだが、京都時代萬樹を別格とすれば最も好きなウドンだったかもしれない。(近年はまた、銀座うどん…なんて素敵なモノとも出会ってしまうのだがw)
 西のウドンの東への来襲…は、「第*次」と数えられないくらい度々あって、現在の東京のウドン事情は20年前からは考えられないくらい開明しているのであるが、ワシら世代の西からの使者の嚆矢は、花背じゃなかったかなあ…。
 屋台から店舗、そして店舗も「夢吟坊」ブランドを増やし、一種の天下取りに成功する。その後、ご主人は趣味のラテン音楽(だっけかなあ)が嵩じて特殊な「専業追っかけ」かなんかになったんじゃなかったかなあ。
 まあ「伝説 砧公園 花背」くらいでググると色々出てきそうだけど、こーゆーもんは「ググらないで書くことが重要」と小田嶋さんが言うので、そうしておこうw。





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by aqishii | 2017-09-18 01:57 | 年代記(総合) | Comments(0)
2017年 09月 14日

20周年 : AQ!&へべの「楽しいレストラン」 (1)

 今年、ウチのサイト内ページ「楽しいレストラン」は20周年を迎えている。
 …というか、ウチの旧サイト・トップページを見ていただくと「since '97-3-16」とある通り、ウチら関連のサイト全体が20周年なのである。
 いやあ区切りだなあ。
 いや、区切りはどうでもいいけれど、遥かトシツキは過ぎていったものである(^^;)。
 自慢書きをするわけじゃないけど、近年、
「中学生のとき(高校生のとき・辻調の生徒だったとき)によくAQ!さんのサイト読んでましたよ〜」
 と声をかけてくれるアナタやカレは、もう、一線のシェフやらソムリエさんだったりするのである(^^;)。
 そんな20周年なのだが、まあ記念祭をしよう…って訳じゃあ無いのだが、ぼちぼちと、20周年記念「20年前を振り返ってみる」雑記は記してみようと思う。

*****

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 手っとり早く…というか、単純に、20年前1997年の食べ歩きメモを見てみる。

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1997年 1月

 *ブーダンノワール
 *エスカルゴと骨髄の赤ワイン煮
 *牡蠣の温製サラダ、フォワグラのソース
 *野生鳩のロティ
 *豚足のファルシ
 *プラムとドライフルーツの熱いパイ
 *トマトのシャーベット、クレームブリュレ風
 +89 Echezeaux E.Rouget

[AQ!]
 新生アンフォール。予想した以上に楽しいレストラン、堂々とした料理。

[ヘベ]
 ブーダンノワールは健在、にんじんムースもメニュウに載り、以前の続きという安心感も残しつつ、いい雰囲気になってましたね。
 水を得た魚のような松岡さんのサービスも、ここには合ってます。
エスカルゴと骨髄の赤ワイン煮
 太い骨の器に盛ってあって印象も強烈。赤ワインの酸のからまるエスカルゴと骨髄の旨いこと旨いこと。この店らしい、一皿。
牡蠣の温製サラダ
 これがむちゃむちゃ美味でした。なにがどう、とうまく言えないけど、あったか牡蠣もの史上に残るかも~。
 この時の野生鳩、も、よかった~。味の強いこと。豚足も、なかに詰め物して、表面ちょっとパン粉のかりかりで、本体がぶにゅぐにゅぶるぶるっとしてて。メニュウのなかでドライフルーツの文字がいくつか気になってましたが、このプラムの熱いパイはとてもとても良かった。なんだって言ったか忘れてしまったけど (^^;) グラスのポートと一緒にサーヴされて、ごきげんでした。
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2017年感想
 おおっと、アンフォールが「新生」している。つまり、五十嵐シェフがマノアールダスティンを開き、菊地シェフにバトンタッチした直後のタイミングだった。
 アンフォールは1993年オープンだから、実は五十嵐アンフォール時代は4年しかない。五十嵐さんから見たら、「アンフォール:8丁目ダスティン:5丁目ダスティン」=「4:10:10」ってことになる。…なるのだが、五十嵐アンフォール期はボクらの多感な時代(笑)にモロ当りしており、もの凄く存在感が大きい。いつまで経ってもワシらの中では「五十嵐アンフォール:五十嵐ダスティン」=「1:1」的な心証が抜けない。情けない話ではある(^^;)。

 それはともかく、菊地アンフォールはとても順調な船出となった。
 料理を見ると、ん~そうですよねぇ、アンフォール系の90年代料理…って、20年振り返り企画には向かないくらい、エバーグリーンな満足度・完成度を誇ってまんなあ。
 ブーダンノワールだし。
 エスカルゴと骨髄の赤ワイン煮…は、今もやってるよね?♪ 傑作だもんね。
 五十嵐一門全体に、料理は「当時は新進、今は新古典」的なことにはなるのかなあ。まあ無理に「まとめ」なければいけないならそういうことになるのだろうけど、それよりも客にとっては、「美味しさ」を骨子とした料理は老けないナア…ということは、ある。
 菊地シェフの料理は、当時は「のびやかで年の割りに落ち着いている」印象を持っていたが、現在は「年の割りにのびやかで落ち着いている」印象…となろうか(笑)。
 まあしかしだ、20年作り続けている(タイプの)料理などは、作っている方から見たら、ずいぶん変えてきたところもあるのだろうなあ(とは思う)。

 料理に比べて、あまりにも時代を感じてしまうのはワインか(笑)。
 お気軽に、「じゃあ今日はルジェのエシュゾーにでもしときますわ」、、、現在では、無い無い(^^;)。

 文中に出てくるメートル・ソムリエ松岡さんは、「しらとり」なんかからの知り合い。
 ずっと五十嵐さんと行動をともにしていたメートル柴田さんは、「バトンタッチ」の少し前にフランス留学で離脱している。(五十嵐・柴田・菊地・3代目加藤…各氏をはじめ、一門がいつまでたってもとても親密なのは五十嵐さんとこの特徴ですなー。それぞれ「そんなことないです」と言うけど(笑))
 またこの年1997年半ばには、「ターブル・ド・コンマ」なんかからの知り合いのメートル・ソムリエ久保田さんもアンフォールに合流して、あの狭い店なのに矢鱈と贅沢にも面白馬鹿馬鹿しい布陣となっていた。




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by aqishii | 2017-09-14 18:47 | 年代記(総合) | Comments(0)
2017年 09月 12日

香港の新しい店

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 Lifestyle Asiaの記事、「10 new Hong Kong restaurants to try this September(2017)」…なんてのもチェックしとこ。

Ying Jee Club
Osteria Marzia
Ana Ten
Casa Lisboa
Hai Di Lao
Mr. Wolf
Mean Noodles
Fuse Creations
Hawkr
Cali-Mex Bar & Grill

 モダンカジュアル店・インターナショナル化…、世界潮流と足並みが揃っている、と。
 その中で目玉は「Ying Jee Club(營致會館)」のよう、シェフの蕭顯志(Siu Hin Chi)は唐閣・Duddell’s…と歴任してきたそうだ。
 ふむふむなるほろ♪



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by aqishii | 2017-09-12 21:33 | Guide : Asia | Comments(0)
2017年 09月 08日

続・秘密の小部屋 100.

 小部屋…すなわち古典落書風に言うと「思考と空想の部屋」(笑)についての考現学。
 まことにお店にはアイスマヌ的ゴメソな話ですが、そこに語られる表情が面白いってんだもん(^^;)。

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2011年 シュマン
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 落ち着いた小部屋。サルから出て玄関の逆側…というのも落ち着いた感じなのかな。
 かんけーないけど、この日は、「ラベルと中身が違うプスドール」だったなあ(笑)。






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 近年閉まってしまった、代々木八幡の店。
 落書き調の小部屋壁画がたいへんに可愛い♪




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2011年 フィオッキ
 おお、この時は「10anni」が小部屋に光るフィオッキ。この頃から世間でも「押しも押されもせぬ名店」な感じになってきた。
 …しかしもうそろそろ「20anni」が視野に入ってきましたなあ。月日の経つのは…、、、と漏らしていると、何に対しても月日慨嘆のヒト…になってしまうが(^^;)。



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by aqishii | 2017-09-08 12:43 | 小部屋考現学 | Comments(0)
2017年 09月 06日

台湾のレストラン to watch

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 Lifestyle Asiaの記事「5 best restaurants in Taiwan to watch」で、モダンイノベイティブな5軒がピックアップされている。
 世界の各地が萌えている…ってことでは、中国との関係で比較的に日陰扱いのことも多い台湾だが、優秀店は続々って感じ。10bestでも良かったんでね?(笑)

1. Raw
3. Mume
4. JL Studio
5. Tairroir


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by aqishii | 2017-09-06 01:06 | Guide : Asia | Comments(0)