AQB59 レストランをめぐるグルメのめくるめくメルクマール (早口言葉)

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2018年 07月 31日

10th anniversary "akordu" (4)

 アコルドゥ10周年記念レセプションパーティーで、先週は弾丸関西行。
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 ~
 *"NIKU-TAIKETSU" 岩手短角と赤牛 伊藤シェフとけんしん
 *吉崎シェフのスペシャル・かき氷
 ~
 *スペインの生ハム
 *ボケロネス
 *海老の香りのポテチ
 *マリネしたオリーブ
 *テリーヌ最中 干し柿
 *醤SU-NI-HIRU-TSUKI-KATETE-鯛-NEGAU
 *三輪山本の海藻麺 パープルバジルと海の記憶
 *奈良のビーツとスイカのガスパチョ 二つのミネラル
 *イカスミのテリーナと焼いた烏賊
 *倭鴨とりんご 大和肉鶏とラベンダー
 *ばあく豚のYAWARAKA-NI
 *バラとココ・マカロン 川島家のブラックベリー

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 近鉄の冷房が西日に負けている。…いや、たまたま調子の悪い車両だったんだろうが。
 すごい夏だ。
 近鉄奈良からアコルドゥの程よい距離が、歩く気にならない(^_^;)。循環バスが来るのをコンビニから見張って、飛び乗る。

 外壁に地味に「akordu」の文字…以前は無かったっけ?
 その館へ身なりのいい紳士淑女が吸い込まれて行く。

 我々も扉へ歩を進める、と、横手から覗く庭に、火が熾っている。
 おっと、ロレオール伊藤シェフ・ミヤモトけんしんシェフの姿が…。庭で焼肉対決の準備、の模様。

 受付も行列。
 おめでとうございます♪
 2階でうだうだw。
 「10th anniversary "akordu"」…そう、富雄駅前の前店の開業2008年から10周年となる。ボクらが初めて訪れたのが翌年5月。
 まあこの時ほど、すべてに驚き感激する訪問も珍しかった。あの設えと内容は、ちょっと現実離れしているほどのファンタジーだった。まだ10年…ではあるが、日本の料理店史上に残る伝説…となった富雄駅前でしたねえ。

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 さて定刻、下に降りて庭に出て、ベルモットなどドリンクをいただいてセレモニーのスタート。
 お庭で、十七絃/笙・龍笛の調べを聴く…と、古都の気分の盛り上げ。
 乾杯♪
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 ちょこちょこと抓めるパーティーフードだが、本日は「全体でコースとなるように順次お出しします」という趣向。
 さすがに到着する毎に、おおお・うむうむ♪…と卓がさんざめく上質さだ。
 目玉企画が、先ほどチラ見した、伊藤シェフ・けんしんシェフの『赤牛VS岩手短角』対決!
 国内では最も力強いサイドの両牛を庭で存分に焼き上げた、とあってか、けっこー「ありゃあウマイぢゃん!!」と感心。
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 店内は、1階・2階ともパッツンパッツン…の大盛況。
 奈良のこの地に開店するにあたって尽力いただいた方々への感謝…の意味合いで、とくに1階は重厚に祝われている。
 ボクらは2階で、出来ればお会いしたかった先生方から今回も貴重な話を色々伺えて、大変にハッピー♪

 締めの海鮮カルドソはメニュー記載外…かな。実に食べやすい、腹具合の調整も兼ねて3杯食うた(^^;)。
 で、最後に控えし企画は、「氷匠 ル・クレール」。「ビストロ ル・クレール」が期間限定で供するかき氷だそうで、整理券が出るような人気だそう。
『トロピカル イエロー』
 アップルマンゴーとパイナップル/オレンジの皮のゼスト/パッションフルーツ・シロップ/ミルク・シロップ/パッションフルーツ・ゼリーとココナッツミルク・ブラマンジェ
 ホワっとした氷に、複雑で豊かな味わい♪

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 夜は更けて行く。
 次の10年…20周年に向けて、期待と励ましの言葉を残して、奈良の闇に消えるづら♪



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by aqishii | 2018-07-31 12:01 | 美味しい日々 | Comments(0)
2018年 07月 30日

10th anniversary "akordu" (3)

 アコルドゥ10周年記念レセプションパーティーで、先週は弾丸関西行。
 詳しくはコチラ→
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 *アオサ・浅利・胡麻のチュイル
 *晩酌セット:鶏節スープと山椒泡の“ビール”/枝豆コロッケ
 *とうもろこし
 *焼き茄子
 *鮎春巻
 *鱧
 *雪姫ポーク
 *桃
 *ミニャルディーズ
 +15 Bourgogne Pasquier des Chenes / Marchand-Grillot
 +15 The Red Cab Asara

 月曜の昼。で、多少の行程上の都合もある…ので、候補店がガクっと減る。
 そんな日に、未訪のとこをトライしてみた。
 名前は聞く、モダンチャイナ「Vel ROsier」。(…なんじゃその屋号、と思いつつw)

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 場所が苦楽園の麓?…ほぼ、見当つかん(^^;)。苦楽園口の駅からもけっこーあるようだ。
 ざっと調べて、芦屋からバス。
 バスは急な坂道をが~っと登って苦楽園を巡り、夙川目指して今度は下って樋之池公園。
 何かよく知らんが、エーリアンには観光バスみたいなルートだ。
 ただし、へべは、ごく小さかった頃にこの辺に住んでいたことがあると言う。

 黒いシックな外観は、入店してもクールでスマートなレストラン。
 どうしようもない暑さから逃れてホッ、ホーハルテンで乾杯、昼のコース5000円は予約時注文済。

チュイル
 海辺の情景の盆庭。いただけるのはチュイルだけです、と注釈w。
 アオサと胡麻が快く香る。

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晩酌セット
 “ビール見立て”はよくある趣向だが、鶏節スープ/山椒泡の味覚設計は出来よく、美味。揚げ枝豆も調子が良い。
 「下に敷いている枝豆は食べないように」と注意されるのだが、視覚の条件反射で手が伸びそうになるのが、微苦笑。夏の枝豆なんざ、見ただけで手が伸びる…って日本人のDNAに書いてあるのだろうか(^^;)。

とうもろこし
 ゴールドラッシュ・ブラマンジェ ヤングコーン・スプラウト 粉末フォアグラ ベーコン炒め/腸詰め ワイルドライス
 この季節らしい玉蜀黍コンポジション。…だが、いやあ色々盛り込みましたネ…でもなかなかバランスは取れていて美味しい。腸詰がイイ感じ。玉蜀黍の若芽って初めて食べたかなあ?…はっきり香って有用ぢゃん。
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焼き茄子
 白片肉・紹興酒漬かつお 焼き茄子シート・ソルベ・ソース スプラウト 胡瓜ダイス かつおマヨ
 これもどっちゃりと、アイディア・材料・料理…を詰め込んだ一品。やり過ぎかと思うほどだが、構成は成立していて、茄子の主役感もある。

鮎春巻
 鮎春巻(大根餅/スモーク鮎) なか骨 内臓ソース トマトチリソース トマト水の泡 マイクロトマト/オクラ トマト杏露漬
 3皿続いてみると「そうかこの店のポリシーか」と納得する、満艦飾3隻目w。
 この鮎春巻はいい出来で、とっても美味。某有名鮎春巻よりイイんじゃね?…などと(笑)。
 トマトチリソースなんか、案外(?)ハズさない良いお味にしている。

 鱧の咸魚ソース 豆腐・冬瓜・錦糸瓜・揚げ葱
 ん~ここまでの印象、コチラは、中国料理インスパイアドで、中華の技法・食材・料理を取り入れた品々であるのだけど、着地は中国料理の重力圏離脱型…な感じである。
 その中では、この鱧は比較的「中華っぽい」。鱧・咸魚・豆腐・冬瓜・錦糸瓜・葱…という構成要素が、書いていてウットリするほど調和的に響く。

雪姫ポーク
 海老マヨ ビーツ トリュフ 牡蠣油 おこげ 花巻添え
 雪姫ポークは兵庫のブランド豚らしい。
 赤く、愛嬌のある万人好きのしそうなひと皿だが、味はかっちり決まっている。
 おこげと花巻のダブル炭水化物で「お食事」枠も兼ねて…これもよく合う。

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 桃の杏露酒ガストロバック仕立て 杏仁豆腐 ココナッツソルベ 紅茶ジュレ
 桃と杏露酒の具合・繊維の具合…などよろし、など聞いたら「減圧で…」とのこと。
「ああガストロバッグなんすか」「そうそう♪」

ミニャルディーズ
 紹興酒カヌレなど4点
 おもちゃ箱ひっくり返したような盛り込みが、コチラらしい。
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 ああ美味しかった、ごちそうさま♪
 まあ兎に角、若さ…なのか、力が余ってるのか(笑)、もんのすごい盛り込み方。とっ散らかっている…と言ってもいいような具合(^^;)なのだが、存外、要らんもん…は極小で、味がキチンと決まっている。
 「ヌーベルシノワ…だなあ」、うんヌーベルシノワだわ~。なんか最近の東京ではあまりメインステージで見なくなった気がする、あっけらかんとしたヌーベル感が、妙に懐かしい感じもする。
 中国料理の艶や深度とは縁薄いけど、面白い料理・美味しい料理が訴求されて感じられる。

 「客向け猫じゃらし」的な、料理・材料・お味…も随所に散らしてるのだが、そこも安易じゃなくきっちりこなしてる印象。

 それと、このややこしい料理をスタッフ全員がきちんと説明できるのが素晴らしい。「そんなんアタリマエやん」とも言えるのだが、いやいや、それがちゃんと出来たらかな~り気持ちイイもんだ。
 説明…以外の点でも、優秀なサービス。
 ワインも良い。

 この5000円コースは量もたっぷりして、とてもキャリテプリと思う。
 まあ、昼だし・関西だし…なので、どの程度のキャリテプリ度なんか、よくわからんワシらだが(^^;)。

*****

 帰りがけに「メツゲライクスダ芦屋」に寄る。




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by aqishii | 2018-07-30 10:23 | 美味しい日々 | Comments(0)
2018年 07月 29日

10th anniversary "akordu" (2)

 アコルドゥ10周年記念レセプションパーティーで、先週は弾丸関西行。
 詳しくはコチラ→
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 [和歌山風味 The Flavour Menu 陽々緑夏]
 *とうもろこし
 *ほおずき ピクルス カプリエメラルド
 *翡翠茄子 マリーゴールド パインセージ
 *オクラと湯葉
 *つる紫 ゴーヤ 鮑 おかひじき
 *烏賊と青いパプリカ
 *盛りの果菜 ハーブ
 *ひまわりのラビオリ
 *じゃがいも さやいんげん トロフィエ
 *うり坊 じゃがいも
 *すいか
 *桃 青みかん 生姜 パッション
 *無花果 マスカルポーネ キャラメル
 +和歌山ボイジャーブルーイングGold
 +17 飲マンデシ ドメイヌソガ
 +日置桜 山眠る
 +05 Tocai Rosso Angiolino Maule
 +13 A Maccia Riviera Ligure di Ponente Pigato
 +Ambrosia
 +09 自家製黒糖梅酒
 +14 Cinque Terre Possa
 +Ricci ELSO
 +Mancino Vermouth Bianco Ambrato
 +08 Saint Giraud Passerille Jerome Jouret

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 わりと混んでる紀州路快速。紀伊駅。タクシー。
「アイーダ? ああ川尻の?」

 到着。
 ん、んん?、なんかモワっと甘~い香り、無花果の香り♪
 横手の畑の無花果が香り、誘う。強烈なもんだわ。
 ついでに裏の畑も見に行く。
 酷暑の7月、激しいものは激しく萌え、くたびれる奴はフーと息をついている。
 バジルが森のように繁る。
 上空を行く飛行機が夕焼けに赤く染まる。

 ワーとかヒャーとか野菜・ハーブを眺めてたら、気配を察したのか、「ほらほら、もうゴハンだからお入んなさい」と叱るオカーサンのように、マダムが登場(笑)。
 いやあどもども…、聞くと店の逆側横手の畑もやってた方がやめられたとかで、アイーダの畑となったそう。
 赤黒い花の向日葵が咲きほこっている。

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 その向日葵は店内にもいけられている。
 今回は「和歌山風味」と名付けられた品書を眺めながら、じゃあ…と和歌山のクラフトビールで乾杯♪
とうもろこし
 玉葱を使ったスナックを抓んだ後、玉蜀黍100%の冷製スープ。
 この季節、オーソドックスなウェルカムだが、この地まで来て寛司シェフでいただくと、その底に玉蜀黍の、常より数多くの(要素の)扉が開く…ような印象を受ける。
 そう言えばところで、この玉蜀黍は近隣農家さんから…だったが、本日の他の野菜類はすべて自家農園から…だそう。

ほおずき ピクルス カプリエメラルド
 マスカット、カプリエメラルドはエメラルド色の地中海トマト
 颯爽とした取り合わせ。シェフは夏だけ、ちょっと苦手の「辛味」も使う。

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翡翠茄子 マリーゴールド パインセージ
 コリアンダー、青い実ピクルス
 得意中の得意「夏の焼茄子」…と言ってもいいのだろうが、そこに安住しない(どころじゃない)、攻める焼茄子(笑)。
 ヒリヒリするような、感覚のギリのところをつく香り、やはり「驚くほど沢山の茄子の『扉』が開く」…ってイメージ。
 フツー、夏に良い茄子が入って“ま、じゃ前菜の一品は焼茄子で行こう”って思ったら、ま、そこで安心するじゃあないですか。寛司シェフじゃなきゃ、存在しないような一品。

オクラと湯葉
 湯葉自家製、鰹節ヘーゼルナッツ
 まず、オクラは5分茹で…という。「普通歯応えを残すけど、よく茹でも面白いんでやってみて♪」とのこと。
 鰹節は何だっけな、高田シェフが鰹節+ピスタチオオイルをやったのが面白くて、インスパイアド&オマージュ(笑)…だったか。いやあ、これがイイ!

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つる紫 ゴーヤ 鮑 おかひじき
 ひと口して、「優秀助演賞常連のツルムラサキの、看板起用か?」と(笑)。
 それぞれ重奏する美味しさだが、このすんごいツルムラサキを押し立てているような感じがする。
 シェフは、料理には使うがゴーヤは得意じゃないんだそう(笑)。シゴトで沖縄もあるけど、沖縄食材全体も、得意不得意はある…そうw。

烏賊と青いパプリカ
 花・ハーブ、ひゆ イカスミの冷ソース/トマティージョのソース
 想像以上に重要度の大きい「青い」パプリカとのハーモニーの美味しさ。
 「青い」パプリカ…が使いたいんだけどすぐ色ついちゃうんですよね…とのことw。

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盛りの果菜 ハーブ
 楽園の眺め、楽園の味覚♪
 中でも「ハッとする!」のは、マイクロ茄子・マイクロ胡瓜。小さな小さな、香りの爆弾。梶井基次郎(笑)。どっかんどっかん採れる…と思いきや、まだ、ほんの数粒しか収穫できなかったりするらしい。
 中サイズの茄子は、ピクルス。
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ひまわりのラビオリ
 和歌山山羊のリコッタ
 赤黒向日葵は、皿上にも登場した。「見た目だけですよアッハッハ」とシェフは素っ気ない(笑)が、存在感ある香りのエアだよ~。
 アレやらコレやら、ハーブ・野菜・花など、くれと言うんで送ってるそうだけど、この向日葵も、T田シェフやN井シェフんとこへ…。

じゃがいも さやいんげん トロフィエ
 夏のスペシャリテ…ウチは6年ぶり。
「このためにサヤインゲン作ってますw」「トロフィエはもちもち感も大事にして」
 畑中に爆裂しているバジルだが、「溢れるように使われている」のは一面そうだが、その手綱の引き締め具合の料理性が高い♪

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うり坊 じゃがいも
 可愛らしいウリ坊、脳味噌などのペーストを塗ったトースト、ミルフィーユじゃがいも焼
 イタリアンハーブ香の肉のロースト…みたいの…ハーブをふんだんに使った、…ってのがあって、鼻も体も「覚えがある」感じがするのだが、そのソレの「ど本物!」にドッカンと行き当たった…みたいな感覚。
 いただけば、堂々たる美味さ♪
すいか
 この季節の西瓜…って、身体に合ってるよなあ。

桃 青みかん 生姜 パッション
 ここんとこ、だいぶ桃に出会うようになってきた。
 素敵なコンポジション。

無花果 マスカルポーネ キャラメル
 「本日の印象」…無花果の香り、、、で締める(笑)。
 そう言えば畑の無花果の香りは、
「鼻は慣れるせいか、もうあまり感じないですねえ(笑)。お客さんにはよく言われますが」

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*****

 まあこーゆーものはあまり大仰に言うのもナニなのだが、アイーダに来て食べる…ことは、ボクらにとっては、極めて唯一無二性の高い大好きなコト…でありまふ♪
 その極めて深い複雑性の魅力は、「現地」の持つ力。

 今月の西日本豪雨も、この辺りはまあまあセーフだったそう。
「明日はアコルドゥですか?」
「そうそう♪ 来ます?」
「明朝から専門料理(の例の連載頁)の取材なんで、どうかなあ」

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 また、
「(新しい料理は)もう考えてもなかなか出てこないですよ~」
「いやいや毎回、ビックリでしょ」
「最近はパーツ毎に多少作りこんでおいて組合せで新しい思いつき…とかもありますね。長年の蓄積かなw」
「長年と言えば、アコルドゥが10年でしょ。コチラって何年になるんだっけ?」
「それがですね、年末で20周年♪」\(☆〇☆)/
 そかそかそっか~。20年か~。
 そう、「この感じのこのジェネレーション」の中ではアイーダさんは「長兄格」なんだよね。
 年明けには、周年企画的なものも考えてらっしゃるみたい♪




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by aqishii | 2018-07-29 14:27 | 美味しい日々 | Comments(0)
2018年 07月 28日

10th anniversary "akordu" (1)

 アコルドゥ10周年記念レセプションパーティーで、先週は弾丸関西行。
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 *鯛の造り・土佐醤油とトマト醤油/鱧の落とし・すだち/莫大海・花穂紫蘇 胡瓜の胡麻和え
 *鱧葛叩き椀・茄子・ずいき
 *瓢亭玉子/鯛ちまき寿司/雲丹豆乳クリーム/無花果の霰揚げ/蛸の子田楽
 *いもたこなんきんの冷やし炊き合わせ・車海老・オクラ
 *鮎の塩焼・蓼酢・蓮根
 *鱧ごはん、香の物、赤出汁
 *桃コンポート、マンゴ、メロン、玉子アイス
 *“青紅葉”
 +プレミアムモルツ
 +玉乃光純米吟醸
 +おうす

 昼前に京都。
 前回は駅でタクシーに乗り込むのに手間取ったので、今回は地下鉄で蹴上へ。
 スムーズだ。京都駅の新幹線→地下鉄はエスカレータ/エレベータが無い区間が多くて、荷物持ちにはシャクだがw。

 ウルトラ酷暑2018.7の蹴上。駅→瓢亭は下り坂だから、まあ、よい。帰りはタクシー呼んでもらお~。
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 瓢亭本館。
 いつもより人や空気の動きがある…のは、7-8月は「朝粥」を供しているからだな。朝~昼の切り替えがある。また、昼のスタートも通常の11時でなく12時となっているので、昼の客の開始時間も、より重なっている。
 だけど、部屋に案内されてしまえば、いつもの静かな、瓢亭の時間。深い息遣い。

 さすがに30度台の後半を脅かすような夏は冷房。
 で、今回のお部屋は畳にテーブル・椅子の設え(「新席」と言うのかな)、へえこういうセットの部屋もあるのか。
 畳にテーブル…というセッティングは、世の中で増えてますね~、「年寄りは和室がイイのぢゃ」ではなくて年寄りって和室座りがキツくなるケースが多いんだよなあ、これから更に多くなるだろうなあ。
 我々は足腰はまだ大丈夫だが、ぶっちゃけ、テーブルの方が、ラクはラク(^^;)。
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 瓢亭のコースは、(ま、昼で、いちばんお安いコースということもあるのだが)、ずんずんと本題が始まる。いらん構えも力みもなく、すんすんと進んで行く。
 快い。
 達人の趣きである。アチョー!、も、チェストー!、もなく、スタスタスタ・パシっ♪…である。
 軽快に供される重厚さの陰影が、じわりと溶けて、実に美味しい。

 祇園祭は鱧祭り、鱧は落とし・椀・ごはん…と姿を変えて見得を切る。飴色…という言葉を想起せずにはおれない鯛に、鮎の塩焼。…この辺が、花形。
 永遠の瓢亭玉子に冷しいもたこなんきん…など、渋い名優陣。
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 溜息が出るような、命の洗濯。
 まあしかし、俺らなんかでも、願って多少の覚悟をすれば、それほど難儀なこともなく、この席でまったりと過ごすことが出来る、…のであるというのだから、瓢亭というシステムは、実にたおやかでやさしく品のよろしいことだと思う。

 今月の西日本豪雨はどうでした?…と伺うと、いや大したことはなかったですよ、とのこと。
「ニュースでは渡月橋のあたりの桂川の増水が映るんで心配されたでしょうけど(微笑)」
 …はい、図星です(^^;)。
 へべが、「亀は、亀は無事でしたか?」と聞くと、
「(苦笑)あいかわらず増えたり減ったりしながら、ずっと呑気にしています」

 おうすの碗には「蘇民将来子孫也」。




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by aqishii | 2018-07-28 18:49 | Comments(0)
2018年 07月 25日

サイト更新記録 INUA

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2018年 7月 「INUA」
 *シトラス
  沖縄のスナックパインとシトラス
 *えだまめ
  皮ごと焼いた枝豆、ヤリイカのダシとロケットの花
 *バナナパイ
  味噌とバナナのクリスプパイ
 *赤いフルーツ
  赤いフルーツと蜜蝋のジュース
 *ゆば
  湯葉に包まれた野菜の花
 *舞茸
  熟成・燻製させた舞茸
 *なす
  丸茄子、かぼちゃの種と生クルミ
 *カニと豆腐
  タラバガニと豆腐
 *海藻とウニ
  海藻のピクルスとウニ
 *えのきのステーキ
  バナナの葉に包んで焼いたえのき、卵黄ソース
 *ごはんと蜂の子
  炊きたてのゆめぴりかと蜂の子、ハマナスを添えて
 *トウヒとさるなし
  豆乳、トウヒとさるなし
 *餅
  かぼちゃの種と黒麦麹
 +Life is Paradise!! 5daughters white ale with sake lees
 +15 Arbois Les Gaudrettes Jura Domaine de Saint Pierre

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[AQ!]
 6/29オープン。3週間後の訪問。
 …って、そのだいぶ前に予約入れといたんだけど、たしかにオープン時点では「予約の取れない」店。へ~、(やっぱり)そんなに客が来るんだねえ(^^;)。
 シェフはThomas Frebel、noma(2009入店)のリサーチ&開発チームのリーダーを長く務めた。
 INUAとは「生きとし生けるものに内在する精神」…だそう。

 …ってなわけで、まさに「話題の新店」ジャンル中の「話題の新店」(笑)。
 …だもんで、概略説明から社会的意義、精神論から具体的な料理の話(まあほぼ「この店のファーストメニュー」だし)…まで手広くネットにばら撒かれているんで、それはしばらくググればみつかるだろう。
 …ってなわけで、ここには「こん時の極私的実感」のメモ…だけ残しおこう。

 角川のビルの横手の階段を上がる…とかって聞いてなかったらわからないエントランス(^^;)。
 こーゆーのって、
「何処にあるのか、わかりにくい」
 と言うのか?
「隠れ家というコンセプトが、わかりやすい」
 と言うのか?

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 料理はコース一本。
 ドリンクはワインリストから(…にしなさい、って助言が行く前からアチコチから…(^^;))。

[へべ]
シトラス
 沖縄のスナックパインとシトラス
 昆布オイルの深化、エピスの香ばしさ、七味の麻の実的、ヒハツ

[AQ!]
 柚子花
 おっと(わかりやすくも)2015noma東京の「柑橘とピパーツ Citrus and long pepper」じゃん。これが、美味しい。ピントが合ってる。あの時に垣間見えたものが実体化したような…気分♪ ケルプオイルの使いこなし…かなあ。

[へべ]
えだまめ
 皮ごと焼いた枝豆、ヤリイカのダシとロケットの花
 涙えだまめ、ウルっと小粒の粒ぞろい、わさびの縁取り、すべては香りたつ枝豆のために、ルッコラ花たっぷり

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[AQ!]
 コリアンダーシード、パンプキンシードオイル
 美しい、食べても美しい。リリックだ、枝豆で♪ 小粒は効いてるなあ。枝豆を「ちゃんと豆として見る」のは、逆に日本人は忘れがちかw。

[へべ]
バナナパイ
 味噌とバナナのクリスプパイ
 味噌クリスプ、トッピングのレモングラスがよく香る
[AQ!]
 島バナナ、焼き海苔クリスプ

[へべ]
赤いフルーツ
 赤いフルーツと蜜蝋のジュース
 黒い花はハスカップ昆布、スイカ、ドライプチトマト、酸味、塩味、夏の体にしみる

[AQ!]
 「本日のドライフルーツ」、ハスカップ煮の昆布、フェンネル花、味噌水、麹

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[へべ]
ゆば
 湯葉に包まれた野菜の花
 湯葉、裏で作ってます、麹とホースラディッシュオイルのソース、軽い旨い香ばしさチーズっぽさ、花のエアリー感、ナスタチューム、ズッキーニ

[AQ!]
 青柚子シャッシャ…は定番そのまま、いただいてw。
 とてもウマイ、しつこく…ではない必要なコッテリ感が、軽くも豊穣。

[へべ]
舞茸
 熟成・燻製させた舞茸
 舞茸‼! 熟成、じわりと乾燥、ゆるりと燻製、朝から炭火、松葉と味噌ウォーターの汁おかわりあり、素晴らしい滋味、舞茸の力を堪能

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[AQ!]
 5日ドライ・3日燻製干し仕上げ・1日柔らか燻製/松ブイヨン・味噌水
 行き交う土鍋は見えていたんで“何だろう、noma東京で間に合わなかった鼈か?”とか言ってたら、まままさかの巨大舞茸。ほほ~♪
 ピュアで松が効いてる。よろしければどうぞ…のおかわりスープは、飲み干し♪
 長野ルートの食材は手厚いなあ。

[へべ]
なす
 丸茄子、かぼちゃの種と生クルミ
 田楽の進化形、ナッツの香ばしさと油脂で、調味料味を引き算、もっとピュア、ホースラディッシュも

[AQ!]
 剥いた胡桃
 和食へのインパクトが最大級…なのがこの茄子田楽でしょか。和食って、調味料に頼り過ぎな料理、多いよなあ…。

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[へべ]
カニと豆腐
 タラバガニと豆腐
 ロースト昆布バター醤油たれ

[AQ!]
 この辺りは、noma東京の「できたて豆腐と天然のクルミ Tofu, just steamed with wild walnuts」を想起させる。そしてやはり、「ちゃんと出来たぢゃん♪」って気持ちも多少運んでくる。
 美味しい。が、此処で「ようやく動物性蛋白質らしい蛋白質登場」…ってのも含めて、「安全牌」提示的な役割も担ってるかな(笑)。

[へべ]
海藻とウニ
 海藻のピクルスとウニ
 海藻いろいろ、鮮度、食感、臭みなし、茶色いジュレとピクルスのやわらかい酸味でいく雲丹の清らかさ

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[AQ!]
 8種海藻、白アスパラピクルス
 「Ylajali」「Koks」でいただいた雲丹を思い出す、真っ当な食材としての雲丹扱い。…かなあ、正直な感覚で言うと。やっぱ「高額食材サマ」待遇の扱い、って、何か、いがんでる希ガス。
 この海藻ピクルスは美味しくいただける。

[へべ]
えのきのステーキ
 バナナの葉に包んで焼いたえのき、卵黄ソース
 エノキの下の捨てるとこステーキ、トリュフに負けない、菌なので相性いい、シャキシャキ食感と食べ応え、卵黄ソースの必然性

[AQ!]
 豪州トリュフ
 アッハッハ♪、ほんとに“ステーキ”感。“すきやき”感もあるかな。いい料理がいい打順を得た、感じ。

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[へべ]
ごはんと蜂の子
 炊きたてのゆめぴりかと蜂の子、ハマナスを添えて
 香ばし蜂の子ごはん、花、マリーゴールドなど、野菜バターソース(和えてあり、追加ソース添え)、アカシアの花、八重桜、青いスグリ、青梅ピクルス、これはおいしい!

[AQ!]
 ウマイぢゃん♪ フツーに美味しい。

[へべ]
トウヒとさるなし
 豆乳、トウヒとさるなし
 豆乳エアリーなアイス、さるなし、トウヒの小さな松ぼっくり

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[へべ]
 かぼちゃの種と黒麦麹
 雪見だいふく、かぼちゃの種の緑餅、黒麦麹のアイス、芯にふわりと麹が香り立つ

[AQ!]
 雪見大福インスパイアド、ポルチーニ、萱の実(最近、見直されてまんな~、好き)
 甜品・珈琲はサロンへ移動して。甘いのも手が込んでて美味。
 さすがにスポンサー角川のビル内だけあって、店舗内面積は十分。あ、ついでに、内装は、まあよく言って「マァマァ」くらい、かな。
 珈琲はフグレン?、北欧気分。

*****

 ごちそうさまでした!

●まず、とても美味しく、好きな料理♪
 それが綺麗にラインナップされて、(さほど)期待してなかっただけに、嬉しくもなった。
 俺ら個人的には、
 ------------------
 ↑ここまでで十分、ということもある(笑)。

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●nomo東京の時に、自身にはみえていた幻を、具現化して客に出せた感じ。
 …そんな印象は、どうしても、ある(笑)。内容だけで言えば、ファー・ビヨンド・ノマトウキョウ。
 直接的な「解決編」の皿も幾つかあったけんね。

●門前の小僧にも、門に入りたる修行にも、多少の役には立つだろう。
 例えば、で言えば、世界のガストロも実に様々な相を持つ現代だが、けっこー多くのファインダイニングがベジタリアンメニューを備えていたり、ほとんどの皿が野菜のコースを組んだりしている…のも一面。
 コチラなどでそんな局面に出会っておくのも、いいんじゃね?…的な。
 …また言い方を変えれば、日本のガストロって極端に肉派と魚派の声がデカイんだよなあ。俺らみたいな野菜に(も)愛がある派は、こーゆー店には、多少、声を張った方がいいのかもしれん(^^;)。

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●店のあり方、的なことは、スッキリと腑に落ち…はしない。だろう。
 ま、ガストロあるある…でもあるかもしれないが。
 店の内容はラボ的であり挑戦的であるという魅力を目指す。その一方、経営の性格上、モストエクスペンシブでファイネストなダイニング…であれよかし、って訳だよね。
 単純に言って、双方を満たす解…ってのは無理数領域にしか無い、ってことには、フツーなる。
 客層も、次第に、インバウンドと金持ちと自称うるさがたに頼って…行かない訳にもいかないだろうし。
 また、かなりの大人数を捌く大店…ではある。そのことと、「(希少)食材の探求」ということ、「練られたコースを供する」ということ、の並立は、これもかなり無理ゲーな部分を含んでいる。
 まあそんなこんなで、客として、店の存在と志向についてもそれと一体化してドライブする気分…まで味あわせてくれる店となるかは、甚だ疑問アリではある。
 まあ、「ホームと電車の間の隙間が大きいのでお気をつけください」っていう駅に来た感じ、かな。
 今年の新店で言えば、例えば、店の提案にダイレクトに乗ってスイングできる「MARUTA」…のような訳には、ま、いかない環境だ。ただし、「この(高額)環境でなくては適わない夢」の実現…でもまた、ある。

●サービスetc.は現状はピヨピヨしている、まあそんなもんだ。
 が、何処か、着地点は見えているんだろうか。何か「生温かい国に持ってこられたクールなシステム」感だけがある。…まあ、外国人サービス陣を押し立てているのは、正解っぽいが。

●具体的な連想を巡らせていると、noma東京の取っ掛かりやnomaメヒコの完成度を思い出すのだが、しかし何処か、料理に潜む息遣いには、俺ら的に言えば「2009のnomaぢゃん」という連想が強烈に浮ぶ。それって何だろうなあ、やっぱ「勢い」の感じ、登り坂のアドレナリン、イケイケどんどん♪…そういうパッションが、この新店を出帆したトーマスにはあるんジャマイカ?…みたいに、思う。

●と、ホントの、その時の「雑」感を書き散らしておこ~。




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by aqishii | 2018-07-25 00:05 | サイト更新 | Comments(0)
2018年 07月 24日

Jonathan Gold、亡くなる

 飲食評論家のジョナサン・ゴールド氏が21日、膵癌で亡くなったそう。享年57。
 Los Angeles Times、LA Weeklyなどで執筆、2007年にフードクリティックとして初のピューリッツァー賞を受賞している。「Foodie Top 100 Restaurants」の選者でもあった。



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by aqishii | 2018-07-24 11:16 | ニュース(海外) | Comments(0)
2018年 07月 23日

サイト更新記録 メソポタミア

月初の話。
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2018年 7月
 *メソポタミア風ピクルス
 *バルジャネビイチ 茄子の挽肉詰
 *バーミヤ オクラと肉のトマト煮
 *タワ 野菜炒め煮
 *ファスリアヘシン インゲンと牛肉のトマト煮
 *バルジャネ・マスト 茄子のヨーグルト煮
 *ラハマージュン
 *ケバブミックス:ケバブミルシュク(鶏)、ゲバブデル(羊心臓)、ケバブジゲル(羊レバー)、ゲバブグルチ(羊腎臓)
 +コロナビール
 +アルメニア クール・レッド

[AQ!]
 Tソムリエと納涼呑み会でもすべ~、という夏の夜。
 何軒か満席お断りがあって、じゃあどうしましょうか?…ってとこに思い出されたのが、昨夏オープンしたばっかりの「クルド家庭料理」店。
 それもアリですかなホホホ…と伺う。

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 十条駅前…とは聞いたが、ホントに駅前過ぎて笑う。南口徒歩6秒…みたいな。ただし階段は3階まで上がる。
「おこんばんは」…と入店すると、席には子供とオニーチャン、、、は、家族かフレンズだな(^^;)。正統エスニック・システム(笑)。
 それやこれや、店の作りなど、今年オープンしたスリランカ料理「サンライズ」(船橋)なんかによく似てる。

 料理人はクルド人おっかさんのファーティマさん。
 品書は多種に渡る。
 検討すると悩ましいのだが、「適当に盛り合せOK」的なことが書いてあるので、前菜・つまみ・野菜料理あたりは「適当にお願いします」。ケバブを色々ください。ラハマージュンは食べたいです。
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 ビールで乾杯、のち、アルメニアワイン。

 皿が、続々と登場。いずれも、ウンマイ♪
 ひじょーに素朴で、美味しい。郷愁の味(嘘)、自分ちの家庭の味(嘘)…って気がする。
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[へべ]
 ほんとに「おうちの味」っぽい。
 特にタワあたりになると、「名もなき隣の晩御飯」感がはんぱない。
 あと、焼き茄子にヨーグルトと食べるラー油で、バルジャネ・マストごっこができそう♪

[AQ!]
 料理というモノをあまり簡単に説明すると、「ルッコラを『胡麻の味がする』と表現する奴はクソだ」と言うKKシェフに怒られてしまう(笑)が、こちらでいただくクルド家庭料理は、やはりまあ「トルコ料理の近縁のおばさん」的な感想にはなりそう。
 ラフマージュンは「ラハマージュン」表記だ。
 この店、予約料理としては、「兎の丸焼き」「羊の頭」…なんて大ネタもある。“ワインの持込は応相談”…と聞きこんできたTソムリエが、色々悪だくみを思いついてニヤニヤしている。

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 なんかキリがいいんで、河岸を変えて呑むとする。
 「駅前」繋がりでIZAKAYA VINは如何?~おお懐かしい~と、渋谷に行ってみたら~20年ぶりだった(^^;)




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by aqishii | 2018-07-23 13:48 | サイト更新 | Comments(0)
2018年 07月 20日

20周年 : AQ!&へべの「楽しいレストラン」 (10)

 ウチのサイト内ページ「楽しいレストラン」は20周年を迎えている。
 まあ記念祭をしよう…って訳じゃあ無いのだが、ぼちぼちと、20周年記念「20年前を振り返ってみる」雑記は記してみようと思う。

 手っとり早く…というか、単純に、1997年の食べ歩きメモを見てみる。

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1997年 2月
 *ジャガイモとセロリ炒め
 *牡蠣と玉子炒め
 *イカの葱生姜炒め
 *鰻と青菜炒め
 *麻婆豆腐
[AQ!]
 いやぁ、フル回転で忙しいこと。(^^;)

1997年 8月
[AQ!]
 オネーサン「相変わらず、元気ネェ~」

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[2018回顧]
 原宿の片隅、小さな、カウンターだけの中国家庭料理。
 遅めの仕事終りの夜食にもよろし…ってことで、90年代はかなり行った店。
 だが、20年前の自分に「20年後もほとんど変わらずにやってるよ」と教えたら、“それは万馬券だ!”…とまではいかないかもしれないが、かなり意外感があるだろうなあ。

 この当時、ほとんど似たようなタイプの学芸大「美味」という店もよく行っていたが、こちらは繁盛をみた後、わりとさっさと撤収して中国へ戻られた。そーゆーパターンの方が「ありそうな話」と感じるんだな。

 そんなことを別としてもこの店、実は80年代前半からやってるらしく、もう35年超。ずっとあのオニーサンがやってんのかな(ワシらの知ってる30年弱は、そう)、何か例外的なベテラン店になってきた。

 オニーサンとオネーサン…の2人で回してる時代が長かった。最近はオネーサンは常勤じゃないみたいだけど。
 接客はオネーサンが担当だったので、オニーサンは客のことなんか見てないのかとずっと思っていたのだが、21世紀になって10年くらい行かない時期があり、10年ぶりくらいに訪ねてみるとオニーサンが「おや、オヒサシブリ♪」と声をかけてきた。けっこー、驚いた。

 「中国家庭料理」の類もよくわからんジャンルで、それ自体は大昔からあるんだろうけど、時代時代で何となくニュアンスがある。80~90年代東京のソレは、何となくその前より「現地っぽく」「本格っぽい」臭いを振りまく言葉だったようなイメージがある。
 香港迷がしきりに「家郷菜・家常菜」みたいな言葉を使いたがった頃合と、びみょーにシンクしているような気もする。
 ↑ここにも出て来る「ジャガイモ・セロリ炒め」とか「トマト玉子炒め」みたいなんは、この世代ウェーブが来る前は、かなり珍しい品書だった。…かなあ?
 その「ジャガイモ・セロリ炒め」だが、今でも、此処のはいちばん好きな仕上がりの一つ。絶妙♪

 それと、こん時は麻婆豆腐を食べてるな。
 「麻婆豆腐」は、今や東坡の看板料理みたいになってて、経営の軸かいや?…くらいな人気を博してる、らしいのだが、当時から存在していた。
 でもまあ当時は、「コレはウチの料理じゃないけど」「ま、冗談ね」「俺の趣味みたいなもん(オニーサンは辛いもの好き)」…と言いながら供していた。
 そうなんだけど麻婆豆腐マニアって阿呆なほどおるけん、「ウチの料理じゃないけど」看板料理になってる店…って、けっこー沢山ありますよね~。

 俺らもたまには麻婆豆腐を頼んでいたが、ほとんどの場合は「トマト豆腐」だった。これは似たような料理…って言えば言える(^^;)けど、「東坡」らしい逸品。
 トマト+豆腐に漂う香ばしさが、実にゴハンによく合う。

 …うーん、しかし、ここまで来たら50周年を目指してよ、オニーサン♪


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by aqishii | 2018-07-20 22:23 | 年代記(総合) | Comments(0)
2018年 07月 19日

「Peter Luger」東京出店へ

 「Iconic」なステーキ店Peter Luger(創業1887年)が2020年までに東京都心部に出店することとなったそう。経営は「バルバッコア」や「ロウリーズ」の株式会社ワンダーテーブル。
 支店はNYC近辺にあるだけで、初の遠距離出店。どの段階でどのように…かは知らんけど、肉は「そのまま持ってくる」的なことらしー。

 “弟子筋”の「ベンジャミン」が六本木に来たばっかりなのにまたですか~w…って感じだけど、聞くところによると東京は「兎に角、肉関係は客が来る」そうなので、うまく行くんでしょ~。



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by aqishii | 2018-07-19 14:07 | ニュース・情報(日本) | Comments(0)
2018年 07月 18日

六本木 日本料理 龍吟 『最後の晩餐』

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 [六本木 日本料理 龍吟 『最後の晩餐』]
 *「黒トリュフ」のケークサレ (飯塚)
 *「トマトのエスプーマ」じゅん菜 旨味ジュレ (飯塚)
 *Luca's Amuse (Fantin)
 *2003.12.23の記憶…丸福吸 (山本)
 *ピータンうに豆腐 (稗田)
 *炭で炙った「真イワシ」のコカ (本多)
 *「チャイロマルハタ」と「蛤」のお椀 (稗田)
 *「アワビ」のシヴェ (佐藤)
 *軽く燻した「キャビア」のラビオリ (本多)
 *脆皮甲魚鶏翅 (川田)
 *「ブルーオマール」のビスク仕立て (飯塚)
 *「甘鯛」の梅魚醤焼き (関)
 *「仔羊」の木の芽焼き 杉板にて… (坂本)
 *spaghetti monograo felicetti with clams (Fantin)
 *盛夏「鱧と早松」…極上のおじや (小澤)
 *開水雉清湯麺 (川田)
 *「湯葉」と「白牡丹茶」 (関)
 *「メロン」ショートケーキ (佐藤)
 +Champagne Initial J.Selosse
 +14 Grüner Veltliner Weitenberg Veyder-Malberg
 +08 Puligny-Montrachet Clavoillon / Leflaive
 +Premium YEBISU Beer
 +86 Champagne Heritage J.de Telmont
 +純米大吟醸 夢許TIME
 +13 Cote-Rotie reserve / S.Ogier
 +13 Trebbiano d'Abruzzo / Valentini
 +守破離 まつもと Saido 1561-2

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 「龍吟」は8月にミッドタウン日比谷に移転する。
 …ということは、2003年12月23日の開店から15年間続いた六本木の店の扉は、閉ざされることとなる。
 その日、7月16日。
 祝宴が催された。

 つい、振り返って、思う。
 感じること、考えること、情熱を持つこと、続けること。研鑽の日々が降り積もって、それが「歴史」となった。
「龍吟 15年の歴史」…と言うのは容易いが、それはいきなり打ちたてられるものではない。
 しかし、人々の熱心な、一日一日の積み重ねがいつか「歴史」になるのである…それを実感として感じさせてくれるのが龍吟の15年なのではないだろうか。

 …とまあ、「六本木 最後の夜」を前にしてみると、シミジミと思うのであるが、このシミジミとした晩に企画されたのは、「えーと全部で星いくつなん?」(笑)という実に豪快にして絢爛たる一門の晩餐会。
 これもまた実に、山本さんらしい…♪

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~六本木 日本料理 龍吟 『最後の晩餐』~
山本征治 (龍吟 代表 オーナーシェフ)
小澤武夫 (龍吟 亜細亜 統括 総料理長)
坂本慎吾 (龍吟 六本木 本店 料理長)
関 秀道 (天空龍吟 料理長)
稗田良平 (祥雲龍吟 料理長)
佐藤秀明 (TaVie シェフ 初代天空龍吟料理長)
飯塚隆太 (Ryuzu オーナーシェフ)
--------
奥田 透 (銀座小十)
 (敬称略)

 玄関の前に立つ。ちょっとシミジミする(^^;)。
 1階サルはテーブル・椅子が取っ払われて、アミューズ/シャンパーニュと談笑の間。“そっかあ、こんだけの広さだったんか”“そうだよなあこういう天井高だったか”…と改めて思う。

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 2階サロンへ移動。
 秋にエネコ・アチャを取り上げた映画「SOUL 世界が愛した料理人」が公開になるが、山本さんも出演している。それ関連の盛り上がり。なんでも「映画にするから」とはひと言も言わずにカメラを回していったそうだから、ドキュメンタリー映画ってのもゲリラやね~♪

 店に客として通っていたボクら(龍吟さんにはちっともイイ客じゃなかったけど(^^;))にも、最終の夜である。
 龍吟の「歴史」が体感されてみると、その「観察者」である自分たちにも思いが巡る。量子論的に、総体的な系をともにする「歴史の観察者」は、シュレジンガーの猫のように、ニャンと鳴く。
 また、龍吟は、物的料理像から事的料理観へ…だよなあ、とも思う。
 …そんな、ベタにイミフな、客となる。

 再び、準備が整ったという1階へ。いつもの姿。
 さて、司会進行(&漫談)が小十の奥田さんである(!)。
 山本さんと奥田さんは、親友にして同志…のような深い関係だそう。
 奥田さん秘蔵の「山本さんからの龍吟オープン招待状」が回覧される。50年後に「なんでも鑑定団」に出たら、幾らつくだろう?(笑)
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(以下、この会の模様は「専門料理」などに取り上げられるそうで、具体的な話・きちんとした詳細・綺麗な写真…などはそちらを拝見するつもりでおります)

2003.12.23の記憶…丸福吸 (山本)
 立て板に水…の奥田さん。たまらず山本さん、出て来て「話が長いっ(笑)」。
 山本さんからは一品だけ、それも龍吟オープン日のメモリアルな、スッポン/フグ(ひれ)の吸い物。ビックリするほど綺麗で豊かな旨味。
 箸にも、「Roppongi last night 2018.7.16」と刻まれている。
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ピータンうに豆腐 (稗田)
 皮蛋豆腐+雲丹・紫蘇。中華と和魂の出会いとミクスチャ…的なコンセプトは明快だが、ひと口すれば自分の魂が呼応する(ふるふる)。
 繊細で奥深く、高潔だが芳醇な香り。

炭で炙った「真イワシ」のコカ (本多)
 スリオラの本多シェフは龍吟時代はホントに炭で魚を炙ったりする場だったそう。
 …そんれにしてもガストロなコカだ、こんな凄い鰯のコカは無いわなあ…とコカ好きの我が家は狂喜。
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「チャイロマルハタ」と「蛤」のお椀 (稗田)
 チャイロマルハタ:向こうだと点带石斑鱼なのかなあ、蛤・緑竹・木耳・ツルムラサキ・九層塔オイル。
 力強い存在感、堂々たる旨味。…なのだが、それ以上に印象は、凛として香気がたなびく気品。祝宴の「椀」。

「アワビ」のシヴェ (佐藤)
 Ta Vieでもスペシャリテ格のようで、よく供されているそう。
 殻は見立てのパイ。「シヴェ」を名乗っているのにもあらわれているが、ソースが、かなりヤバイ(笑)…ここに鮑の全身がある。
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軽く燻した「キャビア」のラビオリ (本多)
 軽やかな薫香に包まれたキャビアが麗しい。
「こんだけ料理人が集まると、食材の配分がややこしいんだけど、キャビアだけは揉めませんでした(笑)」と山本さん。
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脆皮甲魚鶏翅 (川田)
 茶禅華は我が家、ここんとこ行っているんで略すが「よく知ってる」一品、スペシャリテ。
 奥田さんの漫談から、「茶禅華の大ブレイク」は一門的にも事件w…なのはよくわかった♪ なんだか嬉しい。
 今宵はペアリングも力作で眩暈がしそう(笑)だが、ここはスルっと小粋に「エビス」。…だが「ラッキーヱビス」(鯛2匹)と、オメデタイ。

「ブルーオマール」のビスク仕立て (飯塚)
 濃密に深いビスクの底に、山本さんと飯塚さんの絆がひそむよう。
 ともに六本木の朝に吼えそう(笑)。

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「甘鯛」の梅魚醤焼き (関)
 !…これは「松笠焼2.0」とでも呼ぶべきか♪
 そんな、焼き。理論・技術・追求が、そこにある。
 梅魚醤の香りは、軽~く。

「仔羊」の木の芽焼き 杉板にて… (坂本)
 本店から、羊を使った日本料理♪ これ、おそろしく美味い。
 各部を料理して構築。オクラは島オクラだったか、種が「キャビアのよう」なタイプ。
 カトラリーが「お披露目」(日比谷まで待てなかった(笑))で、とくにクトーは「極小タイプの包丁」。切れ味が見事(過ぎ)で、むしろ杉板との相性がビミョーなくらい。
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spaghetti monograo felicetti with clams (Fantin)
 ルカさんは、龍吟「第2番目の外国人研修生」だそう(1番目はブラジル人女性…だっけかな)。
 ミスター「何故?何故?何故?」研修生…だったそうな(笑)。
「ルカさんのスパゲティはいつもサイコーだねぇ」
「いやあ冷たいのはイイんだけど、温製で今日の人数…ってのは、死んだ(笑)。すんごい大変」
 …だったそう(^^;)。精密さがよくわかる。
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盛夏「鱧と早松」…極上のおじや (小澤)
 「極上のおじや」だ、、、↑、あ、書いてある (笑)
 鍋の〆のイメージを徹底的に研磨して…だっけかな。
 早松…早いですね~♪

開水雉清湯麺 (川田)
 後半は、蟹の自家製XO醤を溶きいれて。
 茶禅華の、いつもの湯麺と、雲呑にする雉スープの、合体版…みたいな。
 美しき、終結。

「湯葉」と「白牡丹茶」 (関)
 複雑性と享楽のバランスに優れる甜品。「白牡丹茶の香りの分解」が優秀。

「メロン」ショートケーキ (佐藤)
 半割りにしたメロンを手に、「お1人様1個です」と真顔でボケをかます佐藤シェフ♪
 これが好きでないヒトはいないメロンショート。

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 それにしても我が家はこれまで、アジア各地の龍吟に関しては、
「どうせ予約が取れないし、まあ現地の人の憧れの席を荒らしてもいかんよな」
 って感じで、あまりトライして来なかったんだけど、ん~、もうこれはダメっす(^^;)。
 現地のヒトには済まんが、予約合戦に参入させていただきたく存じ、、、、

*****

 感謝感謝感謝! ありがとう!!!
 そして、(移転)おめでとうございます♪

 今度は、日比谷の空に、龍が吟ずれば如何なる雲が起こることであろうか?
 楽しみは尽きない。

 もう一度振り返るに、山本さんを貫くのは、ただただ「料理が好き」であること。
 偉大なことだ。
 その業が「好きなこと」に勝るものなし…って、羽生竜王も言ってるように。
 山本さん自身が言う「料理バカ」、それがすべての源だ。

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 …と書いてて思ったのだが、各地から一門のシェフが参集してきたコレって、昭和の俺に連想されるのは「極真の世界大会」だなあ(笑)。「空手バカ一代」。
 世界中に散った支部長が各地の選手(料理)を引き連れて、東京を来襲する…って。
 みんな体格、イイしさあ。

 …それが結言じゃ、あんまりか(笑)。
 7月16日。…考えてみれば、盂蘭盆会の日である。
 盂蘭盆会というと私はいつも、稲垣足穂「弥勒」の最後の部分を思い出す。
 ”存在ということが明瞭でないからして現象にまで立ち帰る必要があるのだ、と、遠隔に散った菩薩たちが現実世界まで立ち戻ってくる”、盂蘭盆会の日。
 料理長たちの記念撮影を、そんなイメージで眺めれば、美しき思い出となる。「空手バカ一代」よりも(笑)。


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by aqishii | 2018-07-18 15:33 | ニュース・情報(日本) | Comments(0)